鈴鏡とは? わかりやすく解説

れい‐きょう〔‐キヤウ〕【鈴鏡】

読み方:れいきょう

周縁に4個から10個の小鈴をつけた銅鏡。5〜6世紀日本独自のもので、巫女(みこ)の埴輪(はにわ)に、これを腰につけたものがある。


鈴鏡

読み方:レイキョウ(reikyou)

古墳時代後期仿製鏡


鈴鏡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/27 14:00 UTC 版)

茨城県筑西市・上野古墳出土の六鈴鏡(東京国立博物館所蔵)
群馬県邑楽郡大泉町出土の埴輪女子倚像「腰かける巫女」(重要文化財・東京国立博物館所蔵)[1]、左後腰に五鈴鏡を付す。

鈴鏡(れいきょう)は、古墳時代後期(5世紀 - 6世紀)に製造・使用された銅鏡の一種。鏡本体の周縁に鈴を付設した、日本独特の仿製鏡である。

鈴の数は3個から10個まであり、四鈴鏡・五鈴鏡・六鈴鏡・七鈴鏡などと呼ぶ。五鈴鏡・六鈴鏡が一番多い(九鈴鏡は存在しない)。鈴の大きさは鏡の面積と対応している。外区は多くが素縁で、鋸歯文・櫛歯文を挟み、内区の施文は多くが硬化した獣形文である。鈴の中には小石などの玉が入っており、振ると音が鳴る。

岩手県から福岡県宮崎県にわたる広範囲の後期古墳より出土し、関東地方中部地方に濃密に分布している。群馬県邑楽郡大泉町出土の人物埴輪には、五鈴鏡を腰に帯びて腰掛けた袈裟姿の巫女を表したものがあり[1]、祭具として用いられたことが推測される。

ギャラリー

脚注

参考文献

外部リンク


「鈴鏡」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鈴鏡」の関連用語

鈴鏡のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鈴鏡のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鈴鏡 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS