おろ・す【下ろす/降ろす】
読み方:おろす
[動サ五(四)]
1 上から下に移動させる。
㋐高い所から低い方へ移す。「屋根の雪を—・す」「腰を—・す」⇔上げる。
㋑操作によって物がおりた状態にする。下に垂らす。「ブラインドを—・す」⇔上げる。
3
㋐乗り物などから外へ出す。「駅前で客を—・す」「積み荷を—・す」
㋑(「堕ろす」とも書く)体外へ出す。堕胎する。「子を—・す」
4 神仏・貴人・客などに供した物を下げる。また、お下がりをもらう。「膳を—・す」「供物(くもつ)を—・す」
5 生えているものを切ったり、そったりして落とす。「枝を—・す」「髪を—・す」
6 役職・地位を下げたり、辞めさせたりする。「主役を—・される」
8
㋐料理のために魚・獣の肉を切り分ける。「アジを三枚に—・す」
㋑(「卸す」とも書く)下ろし金ですり砕く。「わさびを—・す」
10 扉をしめる。かぎをかける。とざす。「鎧戸(よろいど)を—・す」
「この類の小さな神を招き—・す方式となっていたものであろう」〈柳田・山の人生〉
「三室山(みむろやま)—・す嵐の寂しきに妻よぶ鹿の声たぐふなり」〈千載・秋下〉
[可能] おろせる
[下接句] 錨(いかり)を下ろす・重荷を下ろす・飾りを下ろす・頭(かしら)を下ろす・肩揚げを下ろす・髪を下ろす・看板を下ろす・錠を下ろす・根を下ろす・暖簾(のれん)を下ろす・箸(はし)を下ろす・筆を下ろす
おろ・す【卸す】
おろ・す【織ろす】
おろす
おろす
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 23:55 UTC 版)
頭を切り落とし、背骨から身を切り離す。三枚おろしや五枚おろし、大名おろしなどの方法がある。おろした身から、腹骨や血合い骨を取り除き、皮を包丁で引いて取り、さくどりをする。
※この「おろす」の解説は、「刺身」の解説の一部です。
「おろす」を含む「刺身」の記事については、「刺身」の概要を参照ください。
おろす
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:11 UTC 版)
※この「おろす」の解説は、「将棋用語一覧」の解説の一部です。
「おろす」を含む「将棋用語一覧」の記事については、「将棋用語一覧」の概要を参照ください。
おろす
出典:『Wiktionary』 (2021/11/26 12:56 UTC 版)
発音
動詞
- 高い所から低い所へ移す。
- 役所や目上の者が許可・金品を与える。
- 神や霊を、天界などから現世に現れさせる。時に、人にのりうつらせる。
- 地位・役割などから退かせる。
- 乗り物から外へ出す。
- 勝負に加わるのをやめさせる。
- 負担になっていたものを無くす。
- (気候などが)霜・露などを生じさせる。
- 流産させる。
- 本体から切り離す。
活用
派生語
類義語
対義語
語義1
語義4
関連語
発音
動詞
おろす【下ろす】
サ行四段活用 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
おろ | さ | し | す | す | せ | せ |
卸
缷
缷 |
|
「おろす」の例文・使い方・用例・文例
- クッションに腰をおろす
- 床にべったり腰をおろす
- リンゴをすりおろす
- 私は少しだけ胸をなでおろすことができた。
- 私はただおろおろするだけだった。
- 私はただおろおろするばかりだった。
- 魚をおろす
- 彼女は銀行から貯金を全部おろすつもりだった。
- 私は腰をおろすとすぐ寝込んだ。
- 仕事に行くときこの包みをジョーンズの家でおろすことにしよう。
- 見おろすと、たくさんビルが見えた。
- 金を銀行からおろす.
- すそを上げる[おろす].
- 人を攻撃する[こきおろす].
- ドアに錠をおろすということを考えつかなかったのですか.
- 上げをする[おろす].
- 馬の荷をおろす.
- 心の重荷をおろす.
- 船の積み荷を揚げる[トラックの積み荷をおろす].
- 井戸を見おろす.
- おろすのページへのリンク