東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故以後とは? わかりやすく解説

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東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故以後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 01:14 UTC 版)

双葉町」の記事における「東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故以後」の解説

2011年平成23年3月11日 - 午後2時46分、東北地方太平洋沖地震東日本大震災)が発生し町内震度6強を観測し午後3時30分頃には大津波観測する消防団必死救助活動津波により死者行方不明者併せて21名の被害受けた福島第一原子力発電所津波被害受けたことから、同日夜に発電所から半径3㎞圏内避難指示、3〜10km圏内屋内退避指示出される。これは双葉町大部分占め面積である。これにより、翌朝から再開予定されていた、津波被災地域の行方不明者の捜索が困難となる。 3月12日 - 午前5時44分、政府より福島第一原子力発電所半径20km圏内町内全域)に避難指示。しかし、町はその避難指示政府関係省庁からでなく、マスコミ報道等により遅れて知ることとなる。町は川俣町避難者受け入れ要望し承諾を受け、午前7時30分災害対策会議開き午前7時40分から福島市方面福島県伊達郡川俣町)に避難するよう防災無線等で数回にわたり住民広報する。これにより、住民2200人が川俣町避難した。町の要請を受け、川俣町古川道郎、川俣町役場職員地元住民らも自らも地震による被害甚大ななか、川俣町上げて川俣小学校川俣町体育館など複数避難所設置し双葉町からの避難者入浴炊き出しなど多大な支援受けた双葉町役場閉鎖され川俣町合宿所災害対策本部設置した最大当時町の人口の半分以上4000人超の町民川俣町避難した午前9時過ぎベント開始大熊町立地する福島第一原子力発電所で、午後3時36分、1号機原子炉建屋水素爆発福島第一原子力発電所事故)。 3月19日 - 原発事故影響受けて住民避難必至となり、40台のバスで約1200人の被災住民役場機能ともに埼玉県さいたま市中央区さいたまスーパーアリーナ集団避難したほか、住民によっては他の場所にも避難したさいたまスーパーアリーナ内に「埼玉出張所」を設置役場避難者一緒に生活し交代制24時間体制で対応。(役場住民避難所別れる同年9月頃まで続いた。) 3月30日 - 31日 - 役場機能および避難住民が、埼玉県加須市にある廃校(旧 埼玉県立騎西高等学校)へ再移転移動し同所にある校舎拠点とする。また、避難した小中学生4月から移動先の学区学校転入する3月31日 - さいたまスーパーアリーナ避難所としての使用終了し埼玉出張所」を閉鎖4月1日 - 埼玉県加須市の旧埼玉県立騎西高等学校内に「双葉町埼玉支所」を福島県耶麻郡猪苗代町のホテルリステル猪苗代内に「双葉町猪苗代出張所」を開設4月4日 - ホテルリステル猪苗代避難者の受入を開始4月8日 - 川俣町合宿所災害対策本部退去4月18日 - 福島県警福島第一原子力発電所から10㎞圏内双葉町内の捜索開始4月21日 - 福島第一原子力発電所から半径20km圏内警戒区域設定が決まる。翌日22日区域設定町内全域警戒区域となる。 4月25日 - 福島県警警視庁機動隊及び双葉地方広域市町村圏組合消防本部隊員等が防護服をまとい福島第一原子力発電所から5㎞圏内重機使い本格的に双葉町内の地震津波行方不明者捜索開始5月26日 - 警戒区域への町民一時帰宅開始6月11日 - 警戒区域内(浜野地区)で双葉町慰霊祭開催7月1日 - 福島県内応急仮設住宅住民入居開始8月26日 - 福島第一原子力発電所から3km圏内一時帰宅開始9月30日 - リステル猪苗代避難所閉鎖ピーク時には800人超が避難していた。役場職員事務処理のためその後もしばらく滞在10月28日 - 福島県郡山市に「双葉町福島支所」を開設10月31日 - 旧騎西避難所でのプライベートのない生活に次第に不満が高まる。町長は「できるだけ放射線の危険から、町民離したい。安全が確認されるまでは(主な機能は)埼玉に」と主張するが、福島県内避難生活を送る町民からは「われわれの安全はどう考えてくれるのか」との声があがる。 12月12日 - 茨城県つくば市に「つくば連絡所」を開設12月28日 - 細野豪志環境相原発事故担当相福島第一原発事故による汚染廃棄物受け入れ中間貯蔵施設双葉郡内に整備する意向佐藤雄平知事地元首長正式に伝達2012年平成24年4月1日 - いわき市南台応急仮設住宅に「いわき南台連絡所」を開設12月10日 - 双葉郡町村長から双葉地方町村会長の辞任要求受けた町長井戸川克隆辞任新会長には広野町長山田基星が就いた12月20日 - 町議会が町長井戸川克隆の不信任決議全会一致可決12月26日 - 町長井戸川克隆が町議会解散2013年平成25年1月5日 - 町長井戸川克隆避難先の埼玉県加須市行われた仕事始め訓示で「目標暫定的に30年後とする」との方針示した1月23日 - 町長井戸川克隆2月12日付けでの辞職表明2月12日 - 町長井戸川克隆辞職副町長井上一芳が町長職代理者となる。 3月10日 - 町長伊澤史朗就任3月12日 - 町長伊澤史朗初登庁するも前町長等から何も引継ぎされないまま職務にあたる。 5月28日 - 警戒区域解除され町域が「帰還困難区域」と「避難指示解除準備区域」の2つ再編される。日中立ち入り許される避難指示解除準備区域」に指定されたのは、町北東の沿岸部にある3地区大字両竹大字中野大字中浜)、町の4%に過ぎず残り96%の地域は「帰還困難区域」に指定されており、除染瓦礫撤去作業携わる作業員以外の一般住民一時帰宅含めた町内への立ち入り厳しく制限されている。 6月11日 - 町長伊澤史朗は旧騎西避難所閉鎖に向け、福島県いわき市内に町民向けの集合住宅新たに確保する方針示した。「旧騎西避難所町民の約半数埼玉県残りたい考えている」アンケート結果を県に報告した事を明らかにした。 6月17日 - 福島県いわき市内に町役場庁舎「いわき事務所開所役場機能2年3ヶ月ぶりに県内に戻る。「双葉町福島支所」を「双葉町郡山支所」へ改称し引き続き、主に会津中通り方面避難者支援のため設置7月19日 - 双葉町埼玉県加須市の旧騎西避難所閉鎖する方針固め避難所住民移転先希望聞く調査行った10月1日 - 「双葉町埼玉支所」を旧騎西高校から埼玉県加須市騎西総合支所内へ移転12月27日 - 旧騎西高校避難所入所全員退所2014年平成26年3月27日 - 町は埼玉県加須市の旧騎西高校避難所埼玉県返還した2013年12月最後住民退去し片付け清掃完了したため。町長伊澤史朗埼玉県知事上田清司謝意伝え鍵を渡した5月7日 - 小学館漫画誌週刊ビッグコミックスピリッツ』に掲載され漫画美味しんぼ」に、福島第一原発訪れた主人公ら原因不明鼻血を出す場面があった問題で、町は小学館抗議文を発送した抗議文の内容は「原因不明鼻血などの症状訴え町民大勢いるという事実はない」「風評被害生じさせ、双葉町民と福島県民への差別助長されると危惧している」というもの。 6月30日 - 福島県南相馬市に「南相馬連絡所」を開設8月24日 - 町が福島県いわき市錦町建設進めてきた、ふたば幼稚園双葉南、双葉北両小、双葉中の仮設校舎完成し落成式が行われた。 9月14日 - 国道6号町内帰還困難区域自由通行が可能となる。 11月7日 - 双葉町民向けに福島県整備した県営災害公営住宅鉄筋コンクリート造り3階建て1棟(20戸)が福島県郡山市完成2015年平成27年1月13日 - 1月14日原発事故に伴う除染廃棄物保管する中間貯蔵施設受け入れ町長提案し町議会了承3月25日 - 環境省双葉町仮置き場から施設内にある一時保管場へ除染廃棄物搬入開始4月16日 - 双葉町教育委員会筑波大学が、双葉町保有する東日本大震災資料ホームページ福島県双葉町東日本大震災関係資料将来へ残す」で公開5月20日 - 環境省による本格除染が始まる。 2016年平成28年3月1日 - 個人番号カード発行開始に伴い住民票を町に置いたまま遠方避難している住民が多いことから、同カード利用したコンビニエンスストア等に設置されている マルチコピー機から住民票写し等を交付できるサービス開始11月3日 - 埼玉県加須市友好都市盟約締結11月15日 - 中間貯蔵施設本体工事着手2017年平成29年3月22日 - 双葉町復興整備協議会設立5月1日 - 4月29日落雷により浪江町井出地区国有林発生した山林火災双葉町石熊地区にも延焼。これにより浪江町対策本部双葉町合流し合同対策本部設置、町職員交代情報収集自衛隊及び消防隊後方支援のため現地派遣放射線量高く人の立ち入り禁止されている帰還困難区域内での消火活動は、自衛隊宮城県などの隣県ヘリによる消火活動加えて自衛隊員消防隊員等が、連日早朝から日没まで十万山登山口などから高線量山林の中の火元まで行き消火活動行なった5月6日鎮圧5月10日鎮火。この火災焼失面積約75haのうち双葉町焼失面積は約53ha。鎮火まで動員した人数述べ6385人。これは、平成以降福島県内最大規模山林火災である。 2018年平成30年2月13日 - 双葉町ふれあい広場中野地区から国道6号沿いに移転5月9日 - 双葉町農地保全組合設立6月1日 - 町営墓地寺内前霊園」を設置し募集開始12月25日 - 原発事故による帰還困難区域抱え町村協議会設立され協議会へ加わる。 2019年平成31年/令和元年3月28日 - 復興まちづくり推進のため、一般社団法人ふたばプロジェクト設立2020年令和2年3月4日 - 避難指示解除準備区域および、JR常磐線双葉駅周辺帰還困難区域避難指示解除帰還困難区域解除はこれが初めて。この区域解除により、同日双葉町内に「双葉町役場コミュニティーセンター連絡所」を開所双葉町民が双葉町内で住民票写しなどの各種証明書交付を受けるという当たり前のことが9年ぶりに可能となる。 3月7日 - 常磐自動車道常磐双葉IC整備され同日15時から開通3月14日 - 常磐線双葉駅が、富岡駅 - 浪江駅間の復旧常磐線全線復旧に伴い営業再開9月20日 - 東日本大震災・原子力災害伝承館開業10月1日 - 双葉町産業交流センター(F-BICC)が開所10月25日 - 町内東日本大震災後初め前田稲荷神社女宝踊り奉納される12月10日 - 国道288号山田前田間の通行止め解除され一般車両通行が可能となり全線再開。これにより双葉町国道6号)〜郡山市国道4号)間が9年9ヶ月ぶりに迂回せずに通行可能になる2021年令和3年1月9日 - 新型コロナウィルス影響双葉町ダルマ市は中止となったが、有志により東日本大震災後初め町内双葉ダルマ販売2月2日 - 町内での交通死亡事故ゼロの期間が6000日を達成3月11日 - 町内東日本大震災後初め東日本大震災双葉町追悼式挙行される。 3月25日 - JR常磐線双葉駅前広場において東京2020オリンピック・パラリンピック聖火リレーが行われる。 5月1日 - 町内での成人式東日本大震災後では初め開催新成人62人のうち避難先から19人が出席5月19日 - 町内東日本大震災後初め水稲試験栽培として田植えが行われる。町内での田植え11年ぶり。 8月8日 - 東日本大震災津波流出した中野八幡神社竣工が行われる。 9月5日 - 特定復興再生拠点区域内の農地野菜作付け実証開始9月22日 - 町内東日本大震災後初め稲刈りが行われる。町内での稲刈り11年ぶり。 11月15日 - 双葉町役場庁舎起工式が行われる。 2022年令和4年1月8日-1月9日 - 昨年中止となった双葉町ダルマ市がいわき市勿来町復興公営住宅開かれる。町は令和4年中の帰還開始目標としているため、いわき市双葉町ダルマ市が開かれるのはこれが最後になる見通し1月20日 - 帰還向けた準備宿泊開始される5月12日-6月4日 - 避難指示解除向けた住民説明会開催する

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