年寄襲名以後とは? わかりやすく解説

年寄襲名以後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 10:14 UTC 版)

栃乃和歌清隆」の記事における「年寄襲名以後」の解説

現役引退と共に年寄竹縄襲名し春日野部屋部屋付き親方として後進の指導に当たる2003年先代春日野(元横綱栃ノ海)が定年迎えたことにより年寄春日野襲名すると共に春日野部屋継承した部屋創設以来3代続けて師匠が元横綱であったに対して自身最高位関脇であった部屋継承への引け目無く寧ろ「"弱者"というか三役とどまっただからこそできる指導もある」「99%の力士天才ではない」という考えに基づき自信をもって現在まで指導している。 部屋稽古厳しく土俵上の稽古待ったなしで進むスピーディーなのである。これについて春日野2017年5月書籍で「ウチ出稽古をしない方針ですから、他の部屋のことは分からないですけど待ったなしというのは当たり前じゃないですか。本場所取り直しになってバテているようじゃ力士じゃない番付の下の頃から、こなせるだけの体力養っておかないといけない。裸一貫自分の体が武器。それが力士美しさでもあるんですから」と話している。 育成面では基本忠実な押し相撲指導していることで知られており、子飼い関取として関脇栃煌山大関栃ノ心などを始めとした気鋭輩出している。また、元久島海が師匠務めていた旧田子ノ浦部屋からの預かり弟子である碧山移籍後関脇昇進している。一方で春日野自身が「大関横綱狙える」「栃錦襲名視野入れている」と見込むような大器とされた幕内栃乃若技術指導を巡る意見の相違期待応えられない自責などから引退決意するなど苦難経験した本名の清隆の由来となった入門時師匠である先々代春日野(元横綱栃錦)と年寄名が全く同じ『春日野清隆となった。これは、高砂浦五郎のように氏名継承を伴うことのない名跡では珍しいが、これは栃乃和歌祖母栃錦大ファンで、孫に栃錦と同じ名前をつけたためである。春日野襲名時は畏れ多いからと改名考えたが、先代(元横綱栃ノ海)の助言もあって本名で通すことになった2011年4月竹縄襲名したばかりの弟子春日錦中心とした大相撲八百長問題発覚し責任を取る形で委員から主任降格された。 同年2011年10月18日同月14日春日野部屋で、門限破り相撲協会服装規定破り私服姿で外出した幕内栃ノ心幕下栃飛龍矢鋪が春日野親方から腹や背中臀部素手ゴルフクラブグリップ叩かれ、頭を拳で殴るなどの暴行容疑浮上し同月17日事情知った関係者所轄警視庁本所警察署通報同署春日野力士から事情聴取をした。同日生活指導部の二所ノ関部長春日野親方両国国技館呼び事情聴取ゴルフクラブでの殴打など指導行き過ぎに対し厳重注意した一連の報道受けて春日野本人取材応じ、「弟子対する躾のためであった」と暴行事実認め、「自分では問題ない思っていた。道具使ったのはやり過ぎた」「アイアン殴った確かにやりすぎた部分があったことは反省してます。ただし、死ぬほどのことはしていない弟子とは親子関係だと思っているし、愛情がある」「弟子集め自分やり過ぎたことをしたと謝った」と話した力士3人とは既に和解済みであるという。春日野部屋グリップ折れたアイアンが見つかっているが、尻などを叩いた際に、長さ調整のために補強していた部分折れたという。暴力受けた3人はいずれも「自分たちが悪かった被害届出さない」などと説明。3人に怪我はなく、本所警察署傷害事件などの立件はしない見通し本人は既に日本相撲協会経緯説明しており、19日臨時開催され理事会では行き過ぎた指導対し春日野厳重注意処分となった。「理事会には寛大な処置頂いたと思う。弟子たちにはもうげんこつは入れないと言いました」と語った2012年3月場所中には預かり弟子碧山支度部屋の壁を叩いて穴を開ける騒動起こり先述栃ノ心門限破り騒動もあったことから一時期春日野は「もう外国人力士受け入れない」と心を閉ざしていたという。 2014年5月場所、7月場所右足負傷した出羽海代わり勝負審判務めた2016年1月場所後の日本相撲協会理事選挙初め出馬し当選3月場所後の職務分掌では理事1期目ながら広報部長抜擢され協会執行部入りした。2017年1月25日協会臨時理事会横綱昇進決定した稀勢の里への昇進伝達使者として、高田川と共に東京都内ホテル派遣され昇進伝えたまた、2022年1月26日御嶽海大関昇進伝達式でも、同門大鳴戸審判委員と共に出羽海部屋派遣されている。 2018年1月場所、直弟子栃ノ心14勝1敗で初の幕内優勝及び平幕優勝となった。これは、春日野部屋としては、初代栃東以来46年ぶりの優勝力士となった2017年3月場所前に郷土仁坂吉伸和歌山県知事訪問したことで、仮谷志良知事時代1998年始まり大阪場所優勝力士贈られてきた「和歌山県知事賞」が2018年3月場所より16年ぶりに復活内容は、県特産品保田紙で作成した賞状賞金優勝杯として根来塗大盃副賞プレミア和歌山果物から「味一みかん」「あら川の桃」「新秋」を贈る。 2018年4月4日舞鶴巡業多々見良三舞鶴市長が土俵上で昏倒し、女性医療関係者医師看護師)らから救命措置受けたこの際に「なぜ女性土俵上がっているんだ」と一部観客指摘され動揺した若手行司が「女性土俵上がらないください」という不適切アナウンス行ってしまった。即刻市長昏倒する際の様子アナウンス時を撮影した動画Twitter動画投稿サイトアップされ日本相撲協会巡業部長である春日野非難集まった。「当初トイレ行っておりその場にいなかった」と春日野話していたが、土俵後方控えている姿を撮影した画像インターネット上拡散された。その後に「花籠副部長(元関脇太寿山)が土俵近くにいたのを確認した」と当初発言撤回したうえで「直前まで移動幕内取組を見に行く準備をしていた。担架運ばれる時は付き添った」と、トイレ含めて会場裏にいた際に市長倒れた説明している。この春日野一連の発言に関して尾車事業部長は「今日7日春日野部長話したことが全てではないか」との見解示した2020年1月30日役員候補選は定員超過しなかったため2008年以来6期12年ぶりに無投票となり、春日野を含む理事候補10人、副理事候補3人が全員当選同年3月23日評議員会で、正式に理事として選任された。 2022年2月4日協会春日野新型コロナウイルス感染した発表

※この「年寄襲名以後」の解説は、「栃乃和歌清隆」の解説の一部です。
「年寄襲名以後」を含む「栃乃和歌清隆」の記事については、「栃乃和歌清隆」の概要を参照ください。


年寄襲名以後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 10:20 UTC 版)

旭天鵬勝」の記事における「年寄襲名以後」の解説

現役引退から10か月経た2016年5月29日に、両国国技館断髪式開かれた。元小結旭鷲山や元横綱朝青龍などが駆け付け先代大島伊勢ヶ濱(元横綱旭富士)、横綱白鵬など、関取衆ら400人がはさみを入れ最後先代大島の見守る前で、友綱親方止めばさみを入れた涙ながらに断髪終えた大島親方は「これで本当にお相撲さんとして卒業だな」としみじみ話したモンゴル勢の隆盛の礎を築いたことには「結果的に、我々が行ったから(日本に)来やすくなったのは事実頑張り本人たち。そこにたまたま、自分最初にいた。ついてる男だなと思う」と述べた現役時の一番の思い出には、37歳8カ月史上最年長での初優勝果たした2012年5月所を挙げやっぱり優勝なかったらレジェンドとか呼ばれることもなかったと思う」と振り返った2017年6月12日10代友綱定年迎えることから、同年5月場所終了後年寄名跡交換し11友綱襲名友綱部屋そのまま継承することが決定外国出身力士では4人目モンゴル出身力士では初の師匠となる。そして6月11日を以て10代友綱との名跡交換行い11友綱として部屋師匠に就き同日には東京都墨田区内のホテル襲名披露パーティー行った13日師匠代替わりして初の稽古部屋行った午前7時半から約2時間半、先代師匠大島見守る中、魁聖らが稽古新たな船出勝手が違うのか、友綱は「いつも(上がり座敷の)端っこ座ってたから違和感があるね」と、何度も稽古場歩きながら力士に声をかけた。一家同居するのは8月からで「(師匠を)実感するのはそれから」。新弟子しこ名に「」の字を付けて旭天鵬名乗りたい力士には「こだわらない」と、寛容姿勢示した2020年12月10日には同郷モンゴル出身横綱鶴竜帰化果たしたことに対して素直にうれしいし、良かった国籍変えることは複雑で難しいこともある。覚悟もいる。だけど頑張っていけばみんな理解してくれる。これで心もすっきりして相撲取れると思う」とコメント2022年2月1日付で5代大島10代友綱)と名跡を再交換し6代大島となり、それに伴って友綱部屋から名称変更される形で大島部屋再興した4月16日協会6代大島新型コロナウイルス感染発表した

※この「年寄襲名以後」の解説は、「旭天鵬勝」の解説の一部です。
「年寄襲名以後」を含む「旭天鵬勝」の記事については、「旭天鵬勝」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「年寄襲名以後」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「年寄襲名以後」の関連用語

年寄襲名以後のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



年寄襲名以後のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの栃乃和歌清隆 (改訂履歴)、旭天鵬勝 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS