平幕優勝
平幕優勝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 16:29 UTC 版)
1991年7月場所では東前頭13枚目まで番付を落としていたが、前場所で横綱・千代の富士が引退、さらにこの場所でも横綱・大乃国が引退するなど角界の世代交代と混迷の中、琴富士は地力を発揮して初日から13連勝し、横綱・旭富士に加え、小錦・霧島の2大関を撃破し、貴闘力を破った13日目に見事平幕優勝を果たした。ちなみに翌14日目、琴富士の連勝を止め全勝優勝を阻んだのが、当時相撲ブームの中で人気・実力とも急上昇中の貴花田(後の横綱・貴乃花)だった。千秋楽にはブームの一翼を担った曙(後の横綱)との対戦に勝利し、14勝1敗で賜盃に有終の美を飾った。平幕優勝は1984年9月の多賀竜以来約7年ぶりであり、平成最初の平幕優勝だった。また、所属の佐渡ヶ嶽部屋からの優勝は1983年1月場所の大関・琴風以来8年半ぶりであったが、翌9月場所には同じ部屋の琴錦が平幕優勝を果たしており、2場所連続で、しかも同部屋からの平幕優勝という史上初の快挙が成されている。
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