平成編の主なキャスト
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「やすらぎの刻〜道」の記事における「平成編の主なキャスト」の解説
根来剛(ねごろ たける) 演 - 田中哲司 公平・しのの第一子で長男だが、実父は三平。通称「ゴウ」。喫煙者。農業で生計を立てており(桃の生産が当たっている、とのこと)、翔がやって来てからはときどき面倒を見ている。 竜の借金を断るが、その理由を「作物は天気次第」「リスクに備えるため」と述べる一方、「(竜は)世の中を甘く見ている」とも述べ、見栄を張るところを良しとしていない。 以前、酔った勢いで公平から「三平の子ども」だと告げられたとしのに言い出すも、居酒屋で公平と話した結果「親父は親父」と納得した様子だった。 平成23年頃も公平との親子関係は変わっていない。地震時は無事だったようで、公平宅に電話をかけてくる。地震後に訪ねて来た竜の態度にはイラつき、殴りつけた。 令和元年には竜の件でしのを訪ね、しのに「一緒に暮らさないか」と提案する。 245話では圭夫婦に付き添ってやって来る。 根来朋子(ねごろ ともこ) 演 - ホーチャンミ 剛の妻。 根来竜(ねごろ りゅう) 演 - 駿河太郎 公平・しのの第二子で次男。東京の豪奢なマンションで暮らしている。悩みのタネは前妻との息子で引きこもりがちな翔のことである。 のちに「翔の様子を見に来た」と称して根来家を訪ねたが、それは剛のもとへ金を借りに来たためである(仕事で大損を出し、自宅も抵当に入った)。 再度訪ねて来た際にはマンションを手放し、会社も解雇されていたことが語られ、「居酒屋をやる」と称して剛や圭へも金を借りるつもりだったが断られた(公平らにも借金を申し込んだが断られる)。 219話で剛のもとを訪ねて来るが、ユカ共々、知人宅を転々とする近況が語られる(この際、剛からは「考え方を変える必要がある」と説教されている)。 平成12年には翔に孫が誕生したために祖父となるが、相変わらず事業には失敗した旨が剛から語られる。 平成23年の地震後に公平らを訪問。目的は剛に金の無心をしに来たためで、しのぶらの心配をするどころか仕事の話ばかりをし、公平からは「別の生き物」と例えられる。実の息子である翔の心配すらしない態度を据えかねた剛からは殴られ、公平宅をあとにする。 令和元年時点の剛の話から、警察から詐欺師(地面師)としてマークされていることが分かる。242話にて、しのに会いにやって来たところを逮捕される。 根来ユカ(ねごろ ゆか) 演 - 桜乃彩音 竜の妻。 根来健(ねごろ けん) 演 - 青柳信孝 公平・しのの第三子で三男。東京で生活している。職業は板前。 218話にてマリとともに公平らを訪ねて来る。 243話では竜の逮捕を受けて公平宅に電話をかけ、訪ねて来る。そして、公平らを引き取ることを提案する。 根来マリ(ねごろ まり) 演 - 澤真希 健の妻。 根来圭(ねごろ けい) 演 - 山村憲之介 公平・しのの第五子で四男。農業で生計を立てている。 公平・しのとは異なり、商売を広げていきたいと考えている。 かつてはブドウ栽培もしていたらしく、ブドウ栽培を始めることになった翔にアドバイスをした。 平成23年時の地震を受け、慌てた様子で公平らを訪ねて来る。 令和元年には事業を広げすぎたことと天候不順のために経営が危うくなっていることが剛の口から語られ、農協からも呼び出される。 根来文子(ねごろ ふみこ) 演 - 秋元才加 圭の妻。性格は明るく豪快。ややデリカシーに欠ける面がある。公平からは「熊のフミコの生まれ変わり」と思われている。 農協に借金をし、すぐに新しいトラクターや電化製品を購入する節があり、その点がしのとは気が合わず、公平からも少し前に購入したテレビを買い替えると聞いた際に「テレビが変わっても水戸黄門は変わらんぞ」と呆れられている。一方、しのからは「圭はあの嫁(=文子)でもっている」とも思われている。 令和元年時点では経営が立ち行かなくなっているらしく、公平らが立松から受け取った木彫りを黙って持ち出してしまう。しのは「邪推してしまった」と言うも、公平からは「売るつもりだったのではないか」と言われる。 245話にて剛に付き添われて圭とともに公平を訪問。公平らの土地の名義を書き換えていたばかりか、自分らの借金の返済に充てていたこと、それでもしのげなくなって破産したことを謝罪する。 根来翔(ねごろ しょう) 演 - 菅谷哲也 竜の息子(前妻・早苗との子ども)。両親が別れた理由は、竜の浮気から始まり、早苗も浮気をしたため。口数が少なく、学校にも行かずにゲームばかりして引きこもっている。根暗で人付き合いが苦手。東京では10万円の小遣いを与えられていたが、それらは同級生からのカツアゲに消えていっていた模様。 公平のとある作戦によって「土と向き合いたい」と、突然、小野ケ沢へとやってくる。当初は4日で逃げ出していたが、しのからの「悔しいなあ…」の一言に涙を流し、心を入れ替える(初めて稼いだ月給は8万円であった)。 鉄兵に出会ったことにより、農家の仕事がないときには鉄兵の炭焼きを手伝うようになっており、その冬、鉄兵と山に籠る。鉄平の死後、剛一家の作業に従事していたところ、木宮詩子と知り合う。 平成2年頃には鉄兵の言葉に従い、山へドングリの種を植えている。また、公平の昔話に興味を持ったようで、かつて桑畑だった場所を耕し始める。 平成5年頃には1人で炭焼きをこなせるまでになっており、桑畑の復活にも成功する。 平成10年でも、炭焼きや桑畑を続けている。また、公平からみどりの一件を聞き、1人で三次のもとへと乗り込んでいき、三次から出された条件を投げ出さずに果たした。なお、日当を受け取ったが、そのほとんどは食事代としてしのに渡した。そして三次からの勧めでブドウの栽培も始めることになり、詩子との新居は鉄兵が住んでいた物置を改装することを決める。 平成12年に一児の父親となる。 平成23年頃には二児の父親となり、ブドウ栽培に挑戦し続けている。大震災を受けて公平らのもとへやって来るが、しのぶらと連絡がつかずに落胆。そのまましのぶらの様子を見に行き、238話で戻って来るも、しのぶらとは会えなかった。 令和元年時も生活に大きな変化はないが、243話にて父の逮捕を警察から聞かされ、そのまま連行される。連行後はめっきり口数が減ってしまう。 堺しのぶ (さかい しのぶ) 演 - 清野菜名 里子の娘(5歳の時分から里子と2人暮らしであり、俊一とは義父の関係)。公平・しのの元に預けられる。すぐに翔を「お兄ちゃん」と呼んで懐き、炭焼きをしたり桑畑の世話をしたりする。 預けられている間、翔とは一緒の部屋で寝起きをしている点について、公平からは「子どもなのか大人なのか、よく分からない」「(一緒に寝て)変な気にならないのか」と心配される。 しのからは翔へ想いを寄せていると見られ、「けなげだ」と思われている。 翔に「詩子とはお似合い」だと告げ、最初は2人の関係に嫉妬していたことを明かし、翌朝に両親に付いて福島へと旅立って行く。それは平成5年のことであった。 のちに翔に送ってきた手紙によると、富岡町の中華屋「趙陽」で働きながらいわき市にピアノを習いに行っていることが分かる。 218話で再び公平らのもとを訪ね、219話では翔や詩子とも再会する。 平成23年の大震災に巻き込まれ、里子の話によると「翌日のピアノの発表会の楽譜を取りに戻った」ために行方不明となる。 根来晴子(ねごろ はるこ) 演 - 手塚真生 しのと公平の第四子で長女。職業は看護婦。普段は甲府の病院に勤めているが、剛の農場の繁忙期には手伝いに足を運んでいる。 238話では地震後に公平宅に電話をかけてきた。 242話では竜のことを心配し、しのを訪ねて来る。 243話でも公平宅におり、竜の逮捕を受けた家族会議に参加する。 根来(堺)里子(ねごろ さとこ) 演 - 菅野恵 しのと公平の第六子。次女。バツ1で出戻りのためか、特に公平は気にかけている(元夫の浮気が原因で、自らしのぶを連れて家を飛び出し、最終的には離婚した)。 俊一と再婚したのち、北海道の悲別へと移り住む。 平成5年の正月明けに公平らのもとを訪れ、福島へ移り住む予定であることを伝える。 平成23年の大震災に巻き込まれ、239話にて公平らのもとへやって来る。 令和元年時は公平らと一緒に暮らしている。 245話時点では公平らのもとを離れている。 堺俊一(さかい しゅんいち) 演 - 聡太郎 里子の夫。北海道の悲別炭鉱の組合に勤務。 悲別を去ることが決まり、東亜電力の福島原子力発電所に就職が決まる。 令和元年時には、毎月、翔としのぶの捜索を手伝っている。 244話で公平らを訪ね、一緒に暮らすように提案する。 根来克夫(ねごろ かつお) 演 - 戸塚祥太 圭の長男。 根来文彦(ねごろ ふみひこ) 演 - 吉田翔 圭の次男。 根来圭司(ねごろ けいじ) 演 - 渡邉甚平 圭の三男。 根来結(ねごろ ゆい) 演 - 小川紗良 圭の長女。 根来剛太(ねごろ ごうた) 演 - 岡本智礼 剛の長男。 根来湧郎(ねごろ わくろう) 演 - 斎藤嘉樹 剛の次男。 根来みどり(ねごろ みどり) 演 - 四ツ倉フミカ 剛の長女。 根来あい(ねごろ あい) 演 - 酒井波湖 剛の次女。木宮詩子とは同級生。 早苗(さなえ) 演 - 中島ひろ子 竜の元妻(翔の実母)。翔からの手紙を見て小野ヶ沢を訪れる。 実はアメリカ人との再婚を考えており、ボストンへの移住を決めている。翔に一目逢いたいとやって来た。 野中平吉(のなか へいきち) 演 - 関貴昭 悲別炭鉱の組合長(俊一の上司)。閉山に責任を感じて自殺する。なお、その出来事は新聞の一面に載っていたほどであった。 木宮詩子(きのみや うたこ) 演 - 渡辺早織 あいの同級生。翔が剛一家の作業に従事していた頃に出会った(あいは「翔と付き合っている」と認識していたこと)。公平は「素直で可愛らしい」と感じている。詩子も翔のことはまんざらではない様子である。 ある日、父に反発し、家出をして公平らを頼ってくる。 平成10年頃でも翔とは会っている(翔から三次には「言い交わした人」と断言されていた)。そして公平とみどりの一件を収めるために働いた翔の活躍を聞いた父からは許しが出て、式の日取りも決まる。 217話では様子のおかしいしのを偶然見かけ、機転を利かしてオレオレ詐欺を未然に防ぐ。 219話にて、しのぶと再会を果たす。 平成12年には一児の母となる。 平成23年頃には二児の母である。福島の原子力発電所が爆発したことは公平らに1番に知らせに来た。この震災に気が動転していたようで、蚕の世話もできずにいたことを翔らに打ち明ける。 木宮巌(きのみや いわお) 演 - 梨本謙次郎 詩子の父。家出をした詩子を連れ戻しに来る。本来の一人称は「わし」。あだ名は「瞬間湯沸かし器」(のちにナレーション時の公平からも呼ばれる)。地元の高校でも有名らしく、野球部の顧問も務めるが、体罰も辞さないようで、2回ほど教育委員会に呼ばれて厳重注意された。 礼儀のみならず言葉遣いにも厳しい。初対面の翔には「君は日本語を間違っている。お父さんと言われる筋合いはない」などと言う(が、公平からは「日本語を間違えている。おじいさんと言われる筋合いはない」と返された)。 みどりの一件を詩子から聞き、「じいさんが許せん!」と息巻いていたが、同時に翔のことも見直し、結婚式の日取りを決めると言い出し、突然、公平らのもとを訪れる(一方的な物言いが公平の勘に触ったらしいが、みどりとの一件を持ち出し、事を先に進める)。この時に翔の仕事ぶりも自分の目で確認しており、詩子を託すことを決める。 218話では翔に(半ば強引であったが)車をプレゼントした。 翔の子どもの名前に関しては竜と少しモメた。 公平の夢には軍服姿で登場した。 令和元年時点では定年退職している。公平と釣りに出る仲になっており、影響されてか、チョボクレにも興味を示す。竜の件に謝罪を述べるしのには気遣いを見せる。 木宮逸子(きのみや いつこ) 演 - 赤間麻里子 詩子の母。 詩子の結婚の件で訪ねて来た際には、しのの裂き織りに対して素晴らしいと言っており、馬が合った様子である。 荒巻みどり(あらまき みどり) 演 ‐ 高橋由美子 居酒屋「オモチャ」の女将。未亡人(夫は交通事故で失った)。公平を「健さん(=高倉健)みたい」と言ったことで、公平がのぼせてしまう原因になる。 昼間は兄がやっている産廃処理場の事務などをしている。 荒巻三次(あらまき さんじ) 演 - 真木蔵人 みどりの実兄。産廃処理場を経営している。両親は亡くなっているため、みどりの親代わりでもある。公平がみどりを口説いていたところにやって来て、脅してくる。なお、この時に公平がついた嘘もすべて調べ上げていた。「マムシの三次」の通り名がある(この通り名は、ハゲも知っていた)。単身でやって来た翔に語ったところによると、ただ公平を脅していたわけではなく、公平が嘘をついてまで、未亡人のみどりを口説こうとしたことが許せていなかったようである。翔を「変わった奴」と評したが、条件をのんで最後まで投げ出さずに仕事を果たした翔には日当を渡した。 214話にて翔のもとを「生糸よりもワインの時代だ」とブドウの苗を持参して訪ねて来た。 荒木イチ(あらき -) 演 - 信太昌之 荒木の息子。りんの弟でもあるのだが、姉と離れ離れになってからおよそ半世紀も経過しているため、彼女との関係は薄い。既婚者である。 220話におけるニキビの言によると、町内会長を務めている。 若松伴子(わかまつ ともこ) 演 - 澤井孝子 ハゲの妻。平成2年時点では心身ともに健在であり、大晦日の夜に鳴り響いた除夜の鐘の音を夫と共に聞いて驚いていたが、平成10年時点では認知症が進み、しのとの会話もさっき聞いたばかりのことを忘れて繰り返し訊ねてしまう有様であった(会話にはならず、結局は夫の死も受け入れられていなかった模様)。最終的には、夫亡き後に息子夫婦に引き取られ、小野ケ沢を去って行った。 若松良彦(わかまつ よしひこ) 演 - 濱津隆之 ハゲの息子(長男)。公平からは「よっちゃん」の愛称で呼ばれている。 父亡き後、小野ケ沢の土地と家を圭(実質的には文子)と話を付けて買い取ってもらい、母を引き取っていった。 家族は両親と妻(詳細は後述)の他に、姉妹に当たる人物と息子がいるが、前者はハゲが倒れた直後に伴子の面倒を見に駆けつけてきたのをしのが公平に「娘さんが来た」と語っただけで詳細は不明であり(良彦から見て姉か妹かは全く語られなかった)、後者も彼が運転するワゴン車が描写されるだけでその姿は不明であった。 若松キク子(わかまつ きくこ) 演 - 渡辺由紀 良彦の妻。夫と共に、ハゲを亡くした伴子を引き取った。
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