ジョウトリーグ四天王
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「四天王 (ポケットモンスターSPECIAL)」の記事における「ジョウトリーグ四天王」の解説
主に第3章・第9章に登場。正式な四天王となったのは第9章であり、第3章では「四天王」という呼称は登場しておらず、第3章エピローグにて、かつてそれぞれ悪の組織に属していた「はぐれ者」同士ということでイツキ・キョウ・シバ・カリンの4人が集まっている。 第9章ではその後ポケモン協会に声をかけられ、協会公認の正統な「四天王」となった。ポケモンリーグの宣伝をする役目もあり、ポケスロンの手伝いもしており、ゴールドの対戦相手にもなった。 なお、ゲームにおけるジョウト地方のリーグチャンピオンであるワタルは、第9章で上記の件で彼ら全員に存在を認知されている。 キョウ ジョウト四天王の1人。元セキチクシティのジムリーダーで、ロケット団三幹部の1人でもあった。エキスパートタイプはどく。 現セキチクジムリーダー・アンズの父親でもある。アンズにはいつか主君(サカキ)に仕える様に言っており、マチス達もアンズの事を知っていた。「どく」や「まひ」など状態異常に関するスペシャリスト。伊賀忍者の末裔であるため、戦闘ではポケモンの能力を活かした「忍術」をよく使う。 第1章ではロケット団の幹部として暗躍しており、オツキミ山でつきのいしを探していた際、カスミと共にいたレッドと出会い圧倒したが、ピカチュウが洞窟を崩落させたことで2人を取り逃がしてしまう。その後ポケモンタワーを基地として利用する計画のために動き、人を排除するためゴースに死体を操らせて幽霊騒動を起こす。タワーにやって来たグリーンを倒すとそのまま操って侵入者を排除していたが、後に駆けつけて来たレッドと正気に戻ったグリーンに反抗され、遠隔地から指示を出していたことによる粗を突かれて敗れる。シルフカンパニーでの決戦ではグリーンとレッドを分断し、グリーンに攻撃を浴びせ気絶させ拘束する。しかし実はペンダントで攻撃を防がれており、駆けつけたレッドに気を取られた隙にグリーンが復活、反撃を受ける。切り札のフリーザーを使い、2人を戦いの場の部屋ごと一時は凍らせるものの、リザードンの炎でカンパニー全体を焼かれて氷が溶け、不意打ちを喰らい2人に敗れた。 第1章後消息を絶っていたが、第2章で再登場し、スオウ島ではかつて敵対関係であったグリーンと共闘することになる。グリーンのことは「目つきの悪い生意気なガキ」と称しているが、自分を何度も打ち破った彼のことを入れ込んでいる。彼と共にキクコと交戦し、自らの血液を使ってアーボックの死化粧を封じるなどの身を削った作戦でグリーンを助け、激闘の末に勝利するも地震に巻き込まれ、「ベトベとんの術」を用いて再び姿をくらます。 第3章終盤で再び登場し、地震の被害に遭い、動けなくなったところをシバに救出されてから「己のために己の戦いを突き詰めてみたい」と考えるようになり、娘のアンズにも何も告げずに行方を晦まし、ロケット団を正式に抜けたことが判明。アンズの対抗戦を見ていたが、彼女がそれに気づいたために姿を消す。その後、シバと共にレッドとグリーンに協力すると再び姿を消した。終盤、戦友となったシバと共に、「仮面の男」と別れたイツキとカリンを、「はぐれ者同士」一気統合して旅に出る。 その後暫く登場していなかったが、第9章にて再登場し、正式的にジョウト四天王に就任している。ポケスロンにてゴールドの対戦相手になった。ゴールドからは「忍者おじさん」と呼ばれていた。手持ちポケモン サイホーン→サイドン 技:"つのドリル"・"ふみつけ" オツキミ山でレッドとの対決に使用。薬の投与によって進化しピカを圧倒するが、ピカが電撃で切り取った岩壁に押し潰されてしまう。 ゴース 技:"サイコキネシス" シオンタウンのポケモンタワーでのみ登場。ガスで気絶した者や死体を操る能力を持つ。グリーンを操りレッドを襲うが、フッシー(フシギダネ)の背中の種に吸い込まれ、口から吐き出されて消滅した。 アーボ シルフカンパニーではキョウの左腕に巻き付き、奇襲をかけてきたグリーンのストライクを撃退した。四天王戦では手裏剣に仕込んだ「スーパーボール」の中に「まひなおし」を持たせて、キクコのゲンガーの"したでなめる"で視力を奪われたグリーンを救った。 アーボック 技:"へびにらみ"・"まきつく"・"ようかいえき" シオンタウンのポケモンタワーで初登場。極めて生命力の高い個体であり、頭さえ残っていれば、体のどこを切断されても再生できる能力を持ち、本体から切り離された尾もしばらくは自分の意思で動かすことが可能。ゾンビ軍団と共に"ようかいえき"でレッド・グリーンを追い詰めるが、リザードに腹の半ばから真っ二つに切り裂かれた。この時死亡したかに思われたが、持ち前の生命力で四天王戦では復活してキクコと対決。アーボック同士の対決で初めは押されがちだったが、徐々に戦局を盛り返す。また、キクコのアーボックにかみ切られた尻尾がゲンガーを破る一手となる。 ゴルバット♂ 特性:せいしんりょく 技:"あやしいひかり"・"かまいたち"・"きゅうけつ"・"くろいきり"・"ちょうおんぱ" シルフカンパニー戦で初登場。キョウの腕に装備され、"かまいたち"でグリーンを直接攻撃した。口に"ちょうおんぱ"の膜を張る事で、違う場所の様子を映し出す。キョウ敗北後は能力でグリーンがオーキドを探し出した。 キョウが行方不明になった事で2年程グリーンの手持ちとなるが、四天王戦でキョウと再会して返還される。キクコのゴルバット戦では、目の見えないグリーンと共に戦う。その後、キクコのアーボックの「死化粧」作戦を"きゅうけつ"で得たキョウの血液で封じ込め、ゲンガーが二度と影に入れないよう"あやしいひかり"で鍾乳洞を照らして影の長さを制限した。 ドガース♂ 特性:ふゆう 技:"どくガス" 四天王戦で初登場。キクコのゲンガー戦で、「尾を囮にする」という作戦を、"どくガス"によって伝えた。 マタドガス 特性:ふゆう 技:"スモッグ" 四天王戦で初登場。アーボックの戦況が悪いと判断したキョウが繰り出したが、一瞬でキクコのアーボックに倒された。 ベトベター♂ シルフカンパニー戦で登場。キョウの肩を守る鎧となっていた。 ベトベトン♂ 技:"どくガス"・"ヘドロこうげき" マタドガスと共にキクコのアーボックに対して繰り出されるが、一瞬で倒される。その後鍾乳洞の地盤の崩壊に際し、地盤に呑まれそうになるキョウを「ベトベとんの術」で救った。 ドククラゲ 一時手持ち フリーザー シバ(志覇) 求めるものは強き敵、熱き戦い ジョウト四天王の1人。細目で上半身裸の筋肉質な体型の男。かくとうタイプを主流として使うが、普段から自らも鍛えていて、力で相手をねじ伏せる「剛の奥義」を会得している。その結果、出現するポケモンの素早さを上昇させる道具「ボールヌンチャク」を自在に扱う事ができる。 第2章ではカントー四天王の1人だが、四天王の目的には関心がなく、キクコによって対戦を中断されてしまったレッドとの決着を求め続けており、キクコに操られる事が度々あった。ポケモン思いな所もあり、バトル中に野生のポケモンが横断している時は一時休戦を持ちかけている。ムロタウンのジムリーダー・トウキとは、修行時代に出会った親友の仲。 第2章ではワタル達の指示でレッドをオツキミ山へ誘き寄せ、その実力を知るために戦いを繰り広げた。自身の求めた強者との戦いをお互いに楽しんでいたが、キクコによって操られ、3対1の不本意な形でレッドを倒した。更にキクコに再び操られマサキとブルーと交戦するも敗れる。その後はしっかりとした決着を望みレッドの事を探していたが、ワタルに呼び戻される。スオウ島での決戦では当初マチスとマサキと戦い2人の連携に追い詰められるも、またキクコに操られる。その直後に駆けつけたレッドと念願の真剣勝負の続きを繰り広げ、彼とイーブイが得た新たな力に敗北、満足いく戦いができたと礼を言ってその場を去った。その後、地下深くで身動きが取れなくなっていたキョウを救出して親友になった。 第3章ではレッド・グリーンに協力しながらセレビィの存在を知らせる。 第9章で、ポケモン協会から正式にジョウト四天王に任命された。ポケスロンドームでは、イツキ・キョウと組んでゴールドと対戦する。この時ゴールドから貰った「いかりまんじゅう」のとりこになり、それ以来ファン(アカネ等)から送られてくるようにもなったが、カリンからは「太ってきた」と言われるようになった。また、何かと軽視されがちなゴールドの真の実力を知る人物の1人である。ゴールドからつけられたあだ名は「筋肉大将」。 なお、ビジュアルは『赤・緑』でのゲームのグラフィックを元にデザインされたため、第3章までは細目のキャラデザインだったが、第9章では時折目を開く演出が描写されている。手持ちポケモン イワーク×2 技:"あなをほる"・"しめつける" レッドとの初戦でフッシー・ギャラと対決した。 サワムラー♂ 技:"とびひざげり"・"まわしげり"・"メガトンキック" 足だけでなく腕も自在に伸縮させることが可能。レッドとの初戦では洗脳されたシバの命令で氷漬けにされたレッドの腹に蹴りを入れ崖に落とし、逃走するピカを執拗に追跡した。さらにハナダの岬に送り込まれてマサキの家を破壊したが、ブルーのカメちゃんの砲台で頭を強打されて敗北する。スオウ島での戦いではフッシーの"あまいかおり"でふらついているところを"つるのムチ"で倒された。 エビワラー♂ 特性:てつのこぶし 技:"かみなりパンチ"・"ほのおのパンチ"・"メガトンパンチ"・"れいとうパンチ"・"れんぞくパンチ" 3タイプのパンチを使いこなし、さらに効果が抜群である技といまひとつな技を交互に繰り出し、相手が気がつかないうちにダメージを蓄積させるテクニックを持つ。オツキミ山の決闘では、ニョロの"おうふくビンタ"でダメージを受けながらも"かみなりパンチ"で倒した。スオウ島では類似の能力を持つブイと戦う。 カイリキー♂ 普段はパワーセーブベルトを付けて力を抑えている(ゲーム中にて赤緑時代では、カイリキーは進化してパワーセーブベルトが外れ落ちるという設定だった)。力を完全解放した状態ではレッドのニョロを容易く取り押さえる怪力を発揮する。 ポケスロンのブレイクブロックではチョップ一発で一気にブロック10枚を割り、スタミナ切れを起こさない程の実力を見せた。 ワンリキー ジョウト「正義のジムリーダーズ」への総攻撃で群れを組み、タケシのニビシティを襲撃する。 バルキー♂ 技:"かげぶんしん" イツキ ジョウト四天王の1人。ピエロのような格好が特徴の青年。エスパータイプの使い手。元は「マスクド・チルドレン」の一員で、自らの能力を発揮するために「仮面の男」配下に志願した。シルバーの事は「シルバー坊や」と呼んでいる。 カリンと共に同じ元マスクド・チルドレンのブルーにトラウマを思い出させるために幻覚攻撃を仕掛けたり、シルバーを人質に取るなど、軽い口調ながらに残虐な行動を取る性格。しかしそれらの行動は単なる暇つぶしにしか過ぎず、仮面の男への忠誠心も程遠い。 第3章での年齢は17歳。仮面の男の命令で、カリンとウバメの祠に近付く侵入者を妨害する役割を与えられていた。一足先にやってきたシルバーを捕え、ブルーに誘拐時のトラウマを思い出させるも、それを克服した2人と戦闘になる。仮面の男から借りたルギアでレッド・グリーン・ブルーと空中戦を繰り広げるも、容赦を捨てたシルバーの執念でニューラの"ふくろだたき"にあってルギアの背から転落、更にオーダイルの"おんがえし"でネイティオがやられてしまったため、怖じ気づいて仮面の男を裏切り逃走しようとしたが、正体を明かしたヤナギに気絶させられる。その後倒れていたところをカリンに助けられ、キョウ・シバと手を組み旅に出る。 第9章で正式な四天王となり、キョウ・シバと共にポケスロンでゴールドと対戦する。お調子者の性格は相変わらずだが、精神的に成長した様子。手持ちポケモン ネイティ→ネイティオ 技:"サイコキネシス" マスクド・チルドレンの時から連れていて、飛行要員でもある。ブルーにトラウマを見せるために幻覚攻撃を行った。 ナッシー♂ ポケスロンで初登場。 カリン ジョウト四天王の1人の女性。元は「マスクド・チルドレン」の一員で、イツキと同じく自らの能力を発揮するために「仮面の男」配下に志願した。あくタイプの使い手。 一人称は「アタイ」で、やや荒い性格・口調の持ち主。野性の感覚を備えているらしく、同じマスクド・チルドレンの匂いを嗅ぎ分ける事ができる。イツキ同様、単なる暇つぶしで行動しており仮面の男への忠誠心は薄い。 第3章での年齢は20歳。仮面の男からホウオウを借りてレッド・グリーン・ブルーと空中戦を繰り広げ、ファイヤーに乗り移ってブルーを転落させるも、ジョウト各地のトレーナーから転送されて来たポケモンの数の多さに圧倒され、倒れたイツキを助けて逃走。その先でシバ・キョウと出会い、共に行動する。 第9章で正式に四天王に就任。落ち着いた性格になり、精神的に成長した様子。手持ちポケモン イーブイ♂→ブラッキー♂ 特性:?→シンクロ 技:"かみつく"・"だましうち"・"つきのひかり" マスクド・チルドレンの時から連れていた。 ヤミカラス(複数) 飛行要員。 ヘルガー 第9章で初登場。
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