お城の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 02:09 UTC 版)
「おねがいマイメロディの登場キャラクター・マリーランドの人々」の記事における「お城の人々」の解説
王様(エレファント55世) 声 - 木内秀信 ゾウでマリーランドの王様。マイメロたちより少し背が高い。近衛兵が担ぐ御輿で移動し、王冠型の気球に乗り人間界に来る。『すっきり♪』第1話で本名がエレファント55世であることが明らかになった。『きららっ★』では星月きららが初めて目撃したマリーランド住人で自己紹介の際に本名を名乗っている。 常に敬語を使わない者を相手にしないが、奏らとの馴れ合いの仲ではそうでない。また、かなりいい加減でダーちゃんに利用され、たこ焼き以外は今日1日だけ食べてはいけないという法律を定めてしまう。後に「馬鹿げた法律」と怒ってお城に来た琴や王妃様により、廃止された。ドリアン大臣からそのことを指摘され王をクビにされてしまった。 王妃によって修行のために人間界へ追放され、アルバイトをしながら負け犬荘に滞在し服装がアロハシャツに変わり劇中での名称も「ぞうさん」、または「元・王様」と呼ばれる。目上視点をとることが多くこれが原因でバイトの面接を失敗したりしている。 現在の待遇を嫌がっている節もあり度々プンプンに取り付かれてしまうことも。キラキラ玉を出したが、ウサミミ仮面に敗れた悔しさからすっきりできず、ムカムカ玉を出した。このことからストレスのたまりやすい性格になってきている。 音符に取り付かれると人や生物を操る力を得ており、釣ってきた魚介類から怪物を作り出している。王様に復帰することを夢見ており、マイメロへの王位継承には否定的な立場をとるが、初めて召喚された際には自身の悪事をもみ消すため仕方なく協力していた。今度は王様の姿で召喚される(マイメロに「えらいひと」と呼ばれる)。しかし、すぐに倒されたもののキラキラ玉を出してしまった。 『すっきり♪』最終話の後日談にてマイメロがプリンセスの資格を失ったため国民の反対を押し切り事実上復帰するも、人間界での負け犬生活が気に入ってしまい、すぐ引退しどこかへ行ってしまった。その後は妻が王位を継いでいる。 『きららっ★』では、話の時間軸が前三作より過去と言う設定であるため王位は復活している。 テレビを毎日見ていて、王様のテレビ好きは、国民の噂の種でもあり、マイメロからも「テレビに毒されている」と言われている。特に、お天気お姉さんの雨宮晴香に夢中で、大臣にも同様のビデオテープを頼む。密かに集めたビデオテープを王妃様に発見され、王妃様が城を出たこともある。また、ブロマイドに髭の落書きがされていたため激怒し、犯人は大臣だと決めつけ、解雇宣言をしてしまう。この事件は後に真犯人が王妃と分かり、大臣に謝る。また、負け犬荘の部屋にもポスターが貼られている。 天気予報以外にも『ガッツマン』なども知る。ゴルフ好きであり、「ミ・ソ・ラー・メン」の掛け声でショットしナイスオンさせた。また、柿崎のリターンマッチではSFチャンバラという勝負を行わせた。 オタクな面もあるらしくきららとの出会いもグッズ(上記の雨宮晴香関連のグッズ)を買うために宇都宮への道を聞くためだった。このときの格好はTシャツにズボン、バンダナ姿で背中にポスターの入ったリュックを背負っていた。ききららの邪魔をしてしまったお詫びとして彼女に自分の傘を貸し与えた。コスプレにも興味があり、マリーランド住人のコスプレも喜ぶ。 王妃様にぞっこんだが、面食いで浮気性なため、「ハルカちゃんや奏ちゃんとも結婚してみたい!」と堂々と放蕩な発言もあり、恋愛に関してはかなりの自由人。そのため、王妃様には度々叱られ、全く頭が上がらない。 お城が太田に変身した大蛸に攻撃された際に、お助けキャラとして共に召喚された王妃様と両手を繋ぎ「なんたらかんたら、ほんだらまんだら。あーそれうそーれ。よーいとな」とシンクロした後、「ラブラブビーム」を撃ちだし大蛸を撃退。太田の悪夢魔法を解いた。 公式な場では王として振舞っているが、商店街の福引で当てた熱海の温泉旅行へ行く庶民的なところがある。また、性格が似ているバク父とは気が合い、無礼講で酒を飲み気さくに語らう姿を見せる。 ハーレーダビッドソン型のバイクを所有し、ウィリー走行を行うなど、風貌から昔はライダーであったと思わせる。 能力は指を鳴らし人間にも音符を見せ、人間がかぶったマイメロの頭巾を体に一体化させてダークパワーを遮断し、王として他にも秘めた力を持つ可能性を感じさせていた。そして、通常より強い「レベル3の魔法」を使うという特別な能力を見せた。 魔法は王冠と王位がないと使えないことが明らかになった。 初代王様 声 - 木内秀信 古代のマリーランドでの王様は、今の王様のように象ではなく、マンモスだった。語尾は「まんもす」。黒い森の創り主。 そこから誕生した悪しきダークパワーの精が、森から外に出ることを防ぐために、近衛兵のご先祖たちを率い、森でダーちゃんを捕らえた。それでも言うことを聞かないため、「なんちゃらまんもすー、かんちゃらまんもすー、とってもまんもす、それっ」と呪文を唱え、地面から噴出させた土でダークパワーの精を埋め封印した。 王妃様(現:マリーランド女王) 声 - 杉本ゆう 王様の妻、名前は「ルミちゃん」。身長は王様と同じぐらい。象であるが手は器用でキーボードの演奏もできる。ペンは右利き。 王様の統治を大臣と共に支え、ダークパワーにより世界が滅亡することを防ぐため、大臣と相談し、ついに大奥義秘伝書を使うことを決断した。だが、ついにダークパワーの曲が完成し演奏されてしまったため、人間の夢が枯れてマリーランドが砂となり消えてゆく前に、住人全員を人間界へ避難させることを決める。 また「たこ焼き以外は今日1日だけ食べてはいけない」という法律を王様が定めたことを聞いたときには王様を叱っている。コーちゃんが「ダーちゃん様」といった言葉を聞き逃さず、ダーちゃんが宇宙から戻ってきていることに気付き、前回の恵一のようにメロディ・キーの充填者が乗っ取られることを防ぐため、人間界のマイメロに対し、クロミを監視し充填者を探す指令を出した。 クロミがダークプリンセスになることを危惧しているが、クロミが暴走したニャンミをなだめて仲間を大切にしている所を認め、二頭身となった恵一と結婚しようとした際に祝福するなど他人の幸せを応援するあたりクロミに対しては別に敵対している訳ではない。 『すっきり♪』第1話で夫が国王を罷免された際に行われた新国王選挙で1位となったが、自身は困惑し、マイメロにプリンセスになることを提案した。しかし、最終的にマイメロやクロミがプリンセスの資格を剥奪され、その後復帰した夫もすぐ引退したため、結局国王になる羽目となった。 夫にぞっこんで普段は王様とゴルフを嗜むが、人間界での王様の浮気現場を目撃して以来、ことあるごとに「離婚」という言葉を突きつけ、どこからでも王様を監視している。怒ると王様に落雷させた。 王様の密かに集めたハルカちゃんのビデオテープを発見して、「里に帰らせてもらいます」と激怒し、お城を出て行ってしまった。すぐ後にお助けキャラとして召喚された際、王様と協力して悪夢魔法を打ち破ったときに、王様が謝っている。ハルカちゃんの写真を発見し、落書きをしている。 『すっきり♪』では心を鬼にして王様を追放したが別れの際に涙を流している。 マリーランドレディースの伝説の初代リーダー「黒グラサンのルミ」だった。必殺「ガン飛ばし」が使える。また、マイメロママとはかなり親しい。ルンルン乙女連合の総長『白百合のタマ』というライバルがいた。特攻服の中に大量の武器を隠し持っており、タマを一時的に驚愕させた。 名家の生まれであるが、顔も知らない相手との結婚が嫌で自由を掴む意味でレディースとなった際、偶然不良に絡まれている当時は王子であった王様と出会い彼を助けたことがきっかけで素性を知らぬまま付き合うようになる。再会した時には彼もまた同じ理由で家を飛び出したと語っていた。撃した白百合のタマとその仲間によって彼は拉致され、日ごろの恨みをはらそうと彼女から攻撃を受けるが、覚醒した王様によって繰り出したラブラブビームによって撃退された。この一軒により彼が王族であり結婚が魔法習得の為だった事を知り、彼が本当に愛していたと告げても何も言わずに去っていき元の生活に戻った。そこで今度こそ顔の知らない許婚と結婚することになるがなんとその相手こそが王様だったと語っている。 「真実の鏡」 声 - 石橋美佳 名古屋弁で喋る魔法の鏡。王妃に都合のいい真実を喋る様で、「おばはん」と言われて落ち込んだ王妃を慰めた。イケメン化した男性達や真菜を元に戻した。実際に真実を語るかは不明。 ドリアン大臣 声 - 平野貴裕 サングラスをかけたモグラ。マリーランドの大臣。王様の影響でハルカちゃんに癒されるようになる。マリーランドでの移動ではキックボードを使うようで、逃亡したクロミらをそれで追いかけた。 真面目で使命感と責任感が強いが、いい加減な王様に苦労している。重くなったメロディ・タクトを振れないマイメロを見て、王様に人選を誤った責任を転嫁されたため、ついに王様と喧嘩になり、常日頃の不満を爆発させた。 また、王妃が王様を監視しているのを知っているので、王様が不用意な行動や発言をすると、以前一度落雷の巻き添え経験もあり、すぐに王様から離れるようにしている。 お助けキャラとして唯一、召喚され損ねている。一度召喚されそうになったがマイメロがテストとして試みたときだった。そのことに不満と焦りを覚え、2度呼ばれた王様に嫉妬の感情すら芽生えている。今までのストレスやお助けキャラとして召喚されないことの不満で黒いオーラとして立ち昇っていたためダーちゃんに支配された(ダーちゃん曰くいままで見たことがない)。 ダーちゃんが体から抜けたことで念願のお助けキャラとして登場し風邪の状態ながらマイメロをサポートするもキャンディを食べた直後再びダーちゃんに取り付かれる。 初めて出動できたと思ったが、ハイパー・メロディ・タクトの練習だったので活躍出来ず、楽しみにしていたキャンディも貰えない。 その後、ようやくダーちゃんから解放される。 今まで補佐してきた王様をクビにするが、国民投票の結果、自分の入れた票しか入っておらず結果的に報われない落ち込み気味のとき黒音符に憑依され巨大化し一人クーデターを起こす。その後、マイメロの活躍によって音符は浄化され、大臣としての任務をまっとうすることを誓った。しかし、王様になることをあきらめたわけではない。そのためかなり野心の強い性格になった。 王様との仲は劣悪で反旗を翻すことも多く、そのわがままさゆえにレース大会でペアである自分を足蹴にした王様に罰を与えるために優勝商品の願い星で自分達の優勝を取り消したと言うこともある。 その一方で王妃には忠誠を尽くしているらしく王様とは正反対の態度をとるが、裏では野心の強い性格となったため、マイメロがプリンセスになることもエレファント55世が王様(王族)への復帰を快く思っていない。 クロミがダークプリンセスになった際にはクロミに寝返ったが、ダークプリンセスの大臣となったバクには「毎度コロコロ寝返って、卑怯ゾナ!」と卑怯者の烙印を押され、大臣の座を争っていた。 『きららっ★』では自分が王様になるために王様らに疎まれているソララ王子に味方する。また、星のかけらの影響で王様と入れ替わった際には、国名を「ドリーランド」に改名し表向きはまともな政治を行おうとしているが、裏では自分の意にそぐわないと判断したマイメロ、クロミ、大臣と入れ替わった王様らを投獄した。しかし、結局は元に戻ってしまい反逆罪として王様から解雇されそうになるも、王妃の情けで大臣見習いへの降格に留まった。 近衛兵 声 - 堀田勝 ねずみの兵士。語尾は「〜だべ」と訛りがある。王様に忠実な兵士であり、王様の人間界への護送(王様を小包に偽装し、「宅配くん」(声:知桐京子)が運ぶことも)やお城の守備が主な任務になっている。 クロミーズ5もメロディ・ヴァイオリン奪取の際に、自分たちの国の「ヌルさ」に呆然とさせられた。 ただし、大臣直卒と目される部隊は、制服は他の兵士と同じだが、標準語を喋り任務を忘れず遂行、直接的行動に及びかなり強引であるが有能。捕獲対象の白山を投網で捕らえて連行しようとし、屋上に逃げた際は各自が傘による個別強襲を行った。 エレファント55世が王様を退位させられると緊急事態であるにもかかわらず働こうとしない上、クロミのダークプリンセス疑似体験のときにルミちゃんが女王の座を剥奪されるや否やすぐにクロミに寝返った(ダークプリンセスになった時も同様)。 『すっきり♪』最終話にて戦意喪失したダー子を反省室に連れて行こうとするもプリンセスになったマイメロによって全裸で腑抜けた状態にされた。
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