唯識とは? わかりやすく解説

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ゆい‐しき【唯識】

読み方:ゆいしき

《(梵)vijñapti-mātratāの訳》仏語一切対象は心の本体である識によって現し出されたものであり、識以外に実在するものはないということまた、この識も誤った分別をするものにすぎず、それ自体存在しえないことをも含む。法相(ほっそう)宗の根本教義


唯識

読み方:ユイシキ(yuishiki)

観念論一種


唯識

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/07 00:53 UTC 版)

唯識(ゆいしき、サンスクリット語: विज्ञप्तिमात्रता Vijñapti-mātratā)とは、個人、個人にとってのあらゆる諸存在が、(ただ)、8種類の(八識)によって成り立っているという大乗仏教の見解の一つである(瑜伽行唯識学派)。ここで、8種類の識とは、五種の感覚(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)、意識、2層の無意識を指す。よって、これら8種の識は総体として、ある個人の広範な表象、認識行為を内含し、あらゆる意識状態やそれらと相互に影響を与え合うその個人の無意識の領域をも内含する。





唯識

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/20 06:53 UTC 版)

仏教哲学」の記事における「唯識」の解説

詳細は「唯識」を参照 紀元4-5世紀になると、この空の考え方では、現に存在して活動している自らをどう理解すべきかという問題生じてくる。 この問題解決したのが世親はじめとする唯識学派の考え方である。この派は、すべての存在現象は、知覚されることによって、存在していると知覚されるだけなのだと考える。実際に彼らは、瑜伽行という修行法の中で、自らをも含めて知覚されることによって、存在存在たらしめられると体験した。つまり、根底修行法があって初め成立する考え方である。

※この「唯識」の解説は、「仏教哲学」の解説の一部です。
「唯識」を含む「仏教哲学」の記事については、「仏教哲学」の概要を参照ください。

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