ガーターとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ガーターの意味・解説 

ガーター【garter】

読み方:がーたー

靴下留め。特に、女性用ストッキング落ちないように留めるもの。太ももに付けガーターリングと、腰に付けガーターベルトがある。


ガーター【gutter】

読み方:がーたー

ガター


ガーター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/11 17:19 UTC 版)

白色のガーターベルト

ガーター英語: garter)とは靴下止めのことで、日本では主に女性向けの靴下止めのことを特にガーターと呼ぶ[1]。本項では、この女性向けの靴下止めについて記述する。

英語圏(特にイギリス)においては、衣服がずり落ちるのを防ぐ機能を持つ物全般をガーターと呼ぶ傾向があるため、女性向けの靴下止めだけではなく、サスペンダーアームバンドなどもガーターに含まれる。イギリスの最高勲章であるガーター勲章は靴下止めに由来する。 よく勘違いされるが、ガーターは女性のみならず、男性も使うものである。

機能と種類

女性向けのガーターは、主にの太腿までの長さのストッキングがずり落ちないような機能をもつ。なお、ガーターを使って穿くストッキングを「ガーター・ストッキング」、ガーターを使わずに穿くものは「ガーターレス・ストッキング」という[2]

ガーターのタイプとしては次の2種類がある。

  • ぶら下げるタイプ
  • 押さえるタイプ

ぶら下げるタイプ

ガーターベルトの接続部

ぶら下げるタイプのものは、ガーターベルト(英語:Garter belt)と呼ばれる。アジャスターまたはゴムなどで伸縮性を持たせたベルト状の生地から、主に4本のクリップ付きのひもを垂らしたもので、これをに装着し、下方向に垂らしたクリップでストッキングの上部をはさむ事により、ずり落ちを防ぐ。このタイプは近代になって女性が活発な活動をするようになり、押さえるタイプのガーターではずり落ちを防ぎきれなくなったため、開発されたものである。

装着方法

ガーターベルトおよびストッキングを先に身につけ、その上からショーツ(パンティー)を穿く。

またはショーツを穿き、その上から ガーターベルト及びストッキングを身につける[3]

メーカーのカタログなどの写真ではこの後者の順序になっていて、ガーターベルトがショーツの上に来るように着用されている場合が多い。 これはガーターベルトのデザインを見せるためにしているだけであり、日常生活においてはトイレなどでショーツを脱ごうとするたびにガーターベルトをストッキングからいちいち外さなければならず、非常に面倒を強いられる着用方法になってしまう。 カタログなどによっては、「写真の着用方法は逆である」旨が注釈で添えられていることもあるが決して間違ってはいない。

押さえるタイプ

ウェディング用のガーターリング

押さえるタイプのものは、ガーターリング(英語:Garter ring)またはリングガーター(英語:Ring garter)と呼ばれる。ゴムなどで伸縮性を持たせた輪状の帯で、ストッキングを装着した上から押さえるように脚の太腿部分につけることにより、ずり落ちを防ぐ。両脚それぞれに必要なので、2つ1組で使用する。レースリボンをあしらうことで、装飾としても機能する。

結婚式ガーター・トスガーター・マッチで使用するのはこのタイプである。

用途

現在では、パンティストッキングや、上部に伸縮性のある編地やさらにその裏側(直接肌に触れる側)にシリコンゴム製のベルトが装着されていてガーター無しでもずり落ちにくいストッキングなどが存在するため、ガーターの必要性は大きくない。しかし、レトロファッションを楽しみたい、結婚式儀式に臨む場合に正装の一部として身につける[4]セクシーな雰囲気を演出したいなどといった理由により、根強く愛好されており、コスプレ性的ロールプレイのための衣装として着用される事も多い。

また、サブカルチャーの分野ではお嬢様や奥様、あるいはお姫様や女王様のような高貴な女性や教師、官僚や企業の経営者、幹部社員などといったエリート層の女性が身に着ける「お金持ちの下着」として登場する場合がある。

また、パンティストッキングによるデリケートゾーンの蒸れや圧迫感、ずり落ちないストッキングによるシリコン部分のかぶれなどがガーターでは起こらないため、そのような健康面での快適さを求める女性にも支持されている。

脚注

  1. ^ ブリタニカ国際大百科事典:ガーター
  2. ^ ガーター:形態・種類・類義語の説明と歴史
  3. ^ Wacoal:ガーターベルトの正しい着用方法(着け方)
  4. ^ 意外と便利!下着屋さんが教えるガーターベルトの正しい着け方・使い方

関連項目


「ガーター」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ガーター」の関連用語

ガーターのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ガーターのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのガーター (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS