EPIC RECORDSとは? わかりやすく解説

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エピックレコードジャパン

(EPIC RECORDS から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/18 06:30 UTC 版)

エピックレコードジャパン
Epic Records Japan
親会社ソニー・ミュージックレーベルズ
設立1978年8月
設立者丸山茂雄
販売元ソニー・ミュージックマーケティング
( - 2019年3月[1][2]
ソニー・ミュージックソリューションズ
(2019年4月 - [1][2]
ジャンルJ-POP
日本
公式サイトhttps://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/epic-jp/jp/

エピックレコードジャパンEpic Records Japan)は、ソニー・ミュージックレーベルズ社内レコードレーベル、「エピック」という通称で知られている。

かつては「エピックソニー」というレーベル名であり、規格品番の「ES」はこれにちなむ。

EPICの名は1953年コロムビアレコードが傘下に設立した、ジャズクラシック音楽部門を販売するためのサブレーベル名エピック・レコードにその起源をもつ。メインレーベル「Epic Records」は、会社名とは異なり「Japan」の表記はない。

2001年10月にソニー・ミュージックエンタテインメントの製作部門からソニー・ミュージックレコーズキューンレコードソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズと共に分離・独立。2014年4月にレーベルビジネスグループ再編により発足した、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズの社内レーベルとなる。エピックのレーベルは、ソニー・ミュージックレコーズに次いで二番目に歴史が古い。EPICと言えばニューミュージックやロックのイメージが強いが、設立当初はばんばひろふみ因幡晃のフォーク系や、真田広之渡辺徹の俳優系、内海美幸オール巨人の演歌系も手掛けていた。

沿革

  • 1971年7月 - CBS・ソニーレコード株式会社から新レーベル「EPIC」が発足。
  • 1976年3月 - EPICレーベルの邦楽部門を廃止。CBS・ソニーレーベルに統合。
  • 1978年8月 - 株式会社EPIC・ソニー[注 1]を設立、但しCBS・ソニーから発売されたEPICの邦楽音源(中島まゆこ、浅田美代子麻生よう子他)はCBS・ソニーが引き続き管理。
  • 1988年3月 - CBS・ソニーに吸収合併。同時期よりCDの背面ジャケット等に「EPIC/SONY RECORDS」の表記が使用される様になった。
  • 1991年 - CBS・ソニーがソニー・ミュージックエンタテインメントに商号変更。これに伴いレーベルロゴを変更。「Epic/Sony Records」に改称する。
  • 1994年6月 - 株式会社アンティノスレコード(Antinos Records)が設立される。CDの販売をSMEに委託しており、同グループの一員となる。社名は「アンチソニー(Anti Sony)」の意味で、Antinosのnosは、sonyの文字を逆さまにしてyを外したものである。A&Rシステムを本格導入した会社である。
    • 10月 - Epic/Sony Records内に新レーベル「dohb discs」を設立(2000年5月頃にソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ傘下に移管後、同年7月にレーベル運営終了)。dohbはepicのスペルを前にずらした造語で、時代の一歩先を常にリードしていくという意味がこめられていた。制作部もエピックと異なり下北沢に設置するなど、独自性の強い展開がなされた。
  • 1998年10月 - 「Epic/Sony Records」から「Epic Records」へレーベル変更。
  • 2001年10月 - SMEの製作部門から分離、再度独立。同時にレーベルロゴを変更する。洋楽部門はソニー・ミュージックジャパンインターナショナル(SMJI)へ移行。
  • 2002年7月 - アンティノスレコードを吸収合併する。アンティノスはエピック内の一レーベルとなる。
  • 2003年2月 - 会社設立25周年を記念したイベント「LIVE EPIC 25」を開催。
  • 2004年3月 - 会社合併により2002年7月以降経営を行っていた「アンティノスレコード」が運営終了。「アンティノスマネージメント」も「ソイツァーミュージック」と合併し「ブルーワンミュージック」となる。
  • 2005年 - 新レーベル「kowalski」(コワルスキー)設立。
  • 2014年4月1日 - ソニー・ミュージックレコーズがレーベルビジネスグループの7社を吸収合併し、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズが発足[4]。エピックレコードジャパンは同社の社内レーベルとなる。

ロゴマークの変遷

  • 初代(1971年7月 - 1973年3月)、5代目(2000年1月 - 現在):大文字の「EPIC」の周囲に、楕円型に放射線状の線が飾られている。日本では旧CBS・ソニーレコードの一レーベルとして発足した初代ロゴマーク、および2024年現在使用中の現行(5代目)のロゴマークだが、アメリカでは1953年エピック・レコードが設立され、その7年後となる1960年に若干のリニューアルを実施し、2代目のロゴマークとして使用された[注 2]。現在のアメリカのエピック・レコードのロゴマークは後述する日本での3代目のロゴマークが再び使用されており、日本でも洋楽の一部アーティストに使われている。このロゴマークは日本コロムビア時代の1968年6月30日までに発売されたエピックレーベル(通称・EPICコロムビア)の新譜(レコード)にも使用されていた。
  • 2代目(1973年4月 - 1978年7月):四角い枠の中に丸でレコードの溝をかたどった「e」のマークの下に「Epic」と書かれている。
  • 3代目(1978年8月 - 1991年3月):筆記体の「Epic」の表記で、安定感のあるロゴマーク。日本でのEPIC・ソニー黄金期に使われており、エピックレコードジャパンを象徴するロゴマークでもある。1988年2月末までは連綿で「ES」のロゴの下部に「EPIC/SONY」のロゴも併用されていた。当時発売されていたCDに於ける背表紙の上に表記されている記号は正方形[注 3]で、これは当時のCBS・ソニーでも使用されていた。1988年2月末からは前述の連綿の「ES」ロゴに代わり「EPIC/SONY RECORDS」の表記が使用される様になった。
  • 4代目(1991年4月 - 1999年12月):アルファベットの「E」を模ったロゴマーク。3本の細い楕円に左に斜め向きの線が入る、牧歌的な雰囲気を持つロゴマークで、下部に小文字で「epic」の表記がある。背表紙上部の記号も正方形から楕円に変更されている。この頃から背表紙に「Epic Sony Records」の表記[注 4]が使用される様になった。

レーベル

  • Epic Records(エピック・レコード・メインレーベル)
  • LAUNDRY POLE RECORDS(ラウンドリー・ポール・レコード) - キョエのプライベートレーベル。

かつて存在したレーベル

  • BOOGIE WOOGIE(ダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンド竜童組所ジョージプライベートレーベル。宇崎竜童の離脱と共に消滅)
  • Sweet Donuts (1979 - 1981年)CBSグループ外から買い付けたヨーロッパのキャンディ・ポップの国内流通専用レーベル。ドリー・ドッツユー & アイのみに使用。
  • コワルスキー(Kowalski、2010年運営停止)ESCL-
  • アンティノスレコード(1997 - 2004年、Antinos Records)ARCJ-
  • SO What? RECORDS(1999年 - 2000年、ロゴマーク$をもじったもの)
  • dohb discs(1994年 - 2000年)ESCB-
  • MINT AGE(1997年 - 1998年)ESCB-
  • mf(佐野元春プライベートレーベル。佐野の独立とともに消滅)
  • NeOSITE DISCS(もともとはエピックレコードのレーベルであったがソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ(2000年)を経てキューンレコード(2001年 - )のレーベルへと移行した)
  • Robin Discs(福岡智彦がプロデュースした音楽レーベル。かつては松谷卓等も所属した。現在[いつ?]はEpic Recordsに統合)
  • Cha-DANCE(東京パフォーマンスドールのプライベートレーベル。TPDの活動休止に伴い廃止)

アンティノスレコード

1994年6月、ソニー・ミュージックエンタテインメント副社長丸山茂雄により設立。同年にTMNの活動を終了し、音楽プロデュース業に力を入れ始めていた小室哲哉のソニー側受け皿となるよう、従来型と異なるレーベルが必要とされたことが設立のきっかけである。

小室の中では「今までのシステムは音楽業界の中では、レコード会社が一番偉かったんです。デビューしたいと思えば、レコード会社の門を叩いて判断されるけど、気付いたら知らないディレクターやプロデューサーが付けられていたという馬鹿な事が起きる。自分でディレクター・プロデューサーを決めなかったら、理想の音作りはできない。それを防ぐ為にアーティストとレコード会社が対等な関係になる必要がある」という狙いがあった[5]

差別化として、具体的には「欧米風A&Rを導入し、レコード会社・音楽出版社・マネジメント会社の関係を整理し直して、金の流れと役割分担を明確にし、所属するアーティストのプロモーション・ギャランティを増やすこと」「音源制作に当たって、所属アーティストのわがままをレコード会社がフォローする必要が無い。事前に決められた経費以上にかかった費用はアーティストが自腹を切るから、経費削減につながる」を特色として挙げていた[5]

社名の由来は「ANTI(アンチ)」「SONYのロゴを反転させる」経緯で決まり、「既成の業界構造を引っくり返す」というコンセプトを持たせている[5]

関連会社として芸能プロダクションアンティノスマネージメント、音楽出版社アンティノスミュージック(のちにソイツァーミュージックに改称)を設立しアンティノスグループを形成。また、アメリカにも支社を設立している。外部のプロデューサーやアーティストがマスターテープの完成品を納品した後、作品を「商品としての承認するかどうか」の判断から宣伝・販売プランの構築までを受け持ち、流通はソニー・ミュージックエンタテインメントに依頼していた[6]

しかし、レーベルの芯となるはずだった小室哲哉はエイベックスとの関係を深めていき、結局アンティノスレコードからのリリースは小室のプロデュースによるANISSのシングル「PRIDE」、ライブアルバム「tk-trap」とプレイステーション向けゲーム「Gaball Screen」のみであった。

レーベル初期は丸山の人脈で他レーベルから移籍したTHE MODSGAKU-MCフラワーカンパニーズなどが主なメンバーとなり、知名度は高いものの当時セールスが低迷していた彼らの再起を狙うのが当初の目標とされた。

1996年5月、浅倉大介プロデュースによりT.M.Revolutionがデビュー。1997年から1998年にかけてシングル・アルバム共にミリオンセラーを果たすなど、以降レーベル末期まで経営の柱となる。1999年には浅倉が自身の参加するユニットIcemanと共にエピックレコードから移籍。藤井隆FayrayコタニキンヤサカノウエヨースケRUN&GUN等の新人も浅倉にプロデュースを依頼するなど、レーベル全体として浅倉への楽曲依存が高まり、リリースの大半は浅倉の手掛ける作品となった。ただし浅倉のプロデュースしたアーティストが全てアンティノスに在籍したわけではなく、他社のアーティストもプロデュースしていた(木村由姫パイオニアLDCpool bit boysavex tune等)。浅倉は「音色については、全て僕の好きな様に作ることができた」と振り返っている[6]

2002年7月、会社機能がエピックレコードに吸収され、同社の一レーベルという扱いになり、以降は流通販売もエピックレコードが担当。2004年3月、ソニー・ミュージック内の会社再編に伴い法人としてのアンティノスレコードは解散。アンティノスマネージメントとソイツァーミュージック(旧:アンティノスミュージック)は合併し、2004年4月付でブルーワンミュージック(現:ソニー・ミュージックアーティスツ)となる。これによりアンティノスグループは2004年3月を以て終了した。

ロゴマークは設立当初から1997年頃まで、上がくり抜かれた円の中にラフな手書き風でAと書かれたもの。下に「antinos」と表記されている。1998年頃から終了までは握り拳で棒状の物体を真っ二つに打ち砕く姿をモチーフにした物が使用されていた。握り拳で打ち砕かれて2本に分かれた棒状の物体には「ANTINOS」「RECORDS」の文字が刻まれている。

現在所属しているアーティスト

五十音順

1〜0、A〜Z

かつて所属していたアーティスト

1971年10月から1976年3月までCBS・ソニーの邦楽部門の一レーベルとして存在していたEPICレーベルのアーティストについては、

あ - か行

さ - な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行

  • wyolica(1999年 - 2004年)(インディーズへ移籍)
  • WILD STYLE(1995年 - 1997年)(解散)
  • 渡辺徹(1982年 - 1995年)(その後は俳優、タレント業に専念 → 2022年死去)
  • 渡辺満里奈(1986年 - 1992年)(Sony Recordsへ移籍)

コンピレーション・アルバム

発売日 タイトル 規格品番
2000年7月19日 DAynamite Mix Juice1~You know beat?~ ARCJ-143
2001年9月27日 MUSIC MAGIC~N.U.K.E.S.GROOVE 2@ZIP ARCJ-2005
2002年7月24日 一番熱かった夏 ~熱闘甲子園の歌~ ESCL-2321
2002年8月21日 星空楽曲群 ~弘兼憲史セレクション~ ESCL-2327
2002年11月20日 EPIC25 1980~1985 SCL-2347
2002年11月20日 EPIC25 1986~1990 SCL-2348
2002年12月4日 A cappella Love Songs ~A cappella Base Camp Vol.1~ ESCL-2339
2003年1月1日 Epic 25 ~Special Edition~ ESCL-2372
2003年9月18日 FM802 presents MEET THE EPIC BEAT~FUNKY EPIC 25~ ESCL-2447
2003年10月22日 ROCK AND ROLL JAPAN ESCL-2458
2003年11月19日 ZIP-FM presents ラヴ・アワ・プラネット ESCL-2467
2004年9月1日 emu ESCL-2575
ESCL-2693
2005年1月26日 Colla Bo Gumbos Vol.1 ESCL-2620
2004年2月25日
2005年7月27日
SUZUKI MANIA 鈴木雅之トリビュートアルバム ESCL-2497
ESCL-2675
2005年11月23日 勝手にしやがれ presents 7o'clock jump ESCL-2745
2005年12月21日 山崎まさよしトリビュート・アルバム「ONE MORE TIME,ONE MORE TRACK」 ESCL-2716
2006年6月21日 THE MODS TRIBUTE SO WHAT!!Vol.2 ESCL-2846
2006年9月27日 emu2 モースト・タッチング ESCL-2895
2007年1月17日 ハチミツとクローバー COMPLETE BEST ESCL-2914
ESCL-2917
2008年4月2日 COVERS ESCL-3053
2009年3月18日 JUDY AND MARY 15th Anniversary Tribute Album ESCL-3177
2010年1月20日 すごくおいしいうた ESCL-3348
2011年7月27日 青空エール 吹奏楽音楽集 ESCL-3733
2012年12月5日 映画「今日、恋をはじめます」オフィシャル・アルバム ESCL-3993
2014年3月26日 私とドリカム -DREAMS COME TRUE 25th ANNIVERSARY BEST COVERS- ESCL-4182
2014年11月19日 四月は君の嘘 僕と君との音楽帳 SCL-4302
2014年12月10日 アオハライド "MUSIC RIDE" ESCL-4321
2015年3月25日 四月は君の嘘 トゥインクル リトルスター ESCL-4390
2015年4月1日 SUZUKI MANIA DELUXE -鈴木雅之トリビュートアルバム- ESCL-4415
2015年4月1日 私とドリカム2 -ドリカムワンダーランド2015 開催記念 BEST COVERS- ESCL-4394
2016年8月17日 青空エール サウンドトラック&吹奏楽曲集 ESCL-4670
2016年9月7日 四月は君の嘘 サウンドトラック & クラシック音楽集 ESCL-4680
2018年1月10日 週刊少年ジャンプ50th Anniversary BEST ANIME MIX vol.1 ESCL-4955
2018年4月4日 週刊少年ジャンプ50th Anniversary BEST ANIME MIX vol.2 ESCL-5044
2018年7月4日 週刊少年ジャンプ50th Anniversary BEST ANIME MIX vol.3 ESCL-5082
2018年8月15日 ペンギン・ハイウェイ オリジナル・サウンドトラック ESCL-5094
2019年4月3日 機動戦士ガンダム 40th Anniversary BEST ANIME MIX ESCL-5199

発売していたゲームソフト

かつて、任天堂ファミコンなどコンピュータゲーム産業にも手を出したことがあった。主に同社に所属するアーティストを題材にしたキャラクターゲームが多かった。現在[いつ?]は撤退している。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)がソニー系列のコンピュータゲームメーカーとして存在している。

脚注

注釈

  1. ^ この当時はアルファベットが登記上使用できなかったため、実際の表記は株式会社エピック・ソニーとして登記された。詳しくは「商号#商号登記」を参照。
  2. ^ アメリカでの初代ロゴは大文字の「EPIC」の周囲に、正円型に近い楕円型に放射線状の線が飾られている。
  3. ^ 1988年までは黄色の正方形が使用されていたが1989年から1991年3月までは赤色の正方形が使用されていた(親会社のCBS・ソニーも1988年までは黄色の正方形だったが1989年から1991年3月までは青色の正方形が使用されていた)。
  4. ^ 1998年10月以降は「Sony」の部分が取れて「Epic Records」の表記に変更されている。
  5. ^ 2009年9月までBMG JAPANの一レーベル、同年10月から新設されたアリオラジャパンの1レーベルとなっており、事実上SMEに復帰したこととなる。

出典

  1. ^ a b グループ会社再編および商号変更に関するお知らせ、ソニー・ミュージックエンタテインメント、2019年2月18日
  2. ^ a b 株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ発足のお知らせ”. ソニー・ミュージックソリューションズ (2019年4月1日). 2023年9月12日閲覧。
  3. ^ 番外編4 CBS・ソニー 1970年代
  4. ^ グループ会社再編および商号変更に関するお知らせ”. ソニー・ミュージックエンタテインメント (2014年2月17日). 2019年7月15日閲覧。
  5. ^ a b c 講談社刊『Views』1995年6月号「小室哲哉の『ミラクル』全角度研究」pp.65-66より。
  6. ^ a b 日経BP社刊「DAISUKE的にOK!?」浅倉大介著p.96より。

外部リンク


エピック・レコード

(EPIC RECORDS から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/23 23:43 UTC 版)

エピック・レコード
Epic Records
親会社ソニー・ミュージックエンタテインメント (米国)
設立1953年
販売元 ソニー・ミュージックエンタテインメント
ソニー・ミュージックレーベルズ/ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
ジャンル様々
アメリカ合衆国
本社所在地ニューヨーク
公式サイトEPICRECORDS.com

エピック・レコード(Epic Records)はアメリカ合衆国レコード・レーベルで、米ソニー・ミュージックエンタテインメントの子会社。

日本ではソニー・ミュージックレーベルズ(SML)社内カンパニーであるソニー・ミュージックジャパンインターナショナル(SMJI)より発売。

インプリント・レーベル

沿革

オリジナルはコロムビア/CBSレコードジャズクラシック音楽を専門に取り扱うレーベルとして1953年に創設された。著名なクラシックのミュージシャンとして、ジョージ・セルクリーヴランド管弦楽団ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ジュリアード弦楽四重奏団アンタル・ドラティなどが挙げられるが、現在は多種多様なジャンルの音楽を供給している大手レーベルとなった。

1988年に親会社のCBS・レコードグループがソニーに買収される(1991年にCBSレコードはソニー・ミュージックエンタテインメントに改称)。2004年に米ソニー・ミュージックはベルテルスマン傘下のBMGと合併、ソニーBMG・ミュージックエンタテインメントを発足した。2008年にソニーは、ソニーBMG株式のベルテルスマン持分を取得しソニーBMGを完全子会社化(2009年にソニー・ミュージックエンタテインメントに改称)。現在はエピック・レコードは、ソニー・ミュージックの傘下にある。

日本コロムビア時代の日本のエピック・レコード

日本において初めてエピック・レコードを発売したのは日本コロムビア傘下の日蓄工業で、1956年9月に第1回新譜が発売された[1]。その後1962年に日蓄工業のレコード制作部門は日本コロムビアに併合され[2]、1968年6月末までに同社が取り扱っていたCBS(コロムビア)レコードと共に日本国内における新譜の発売を終了、その後の日本におけるエピック・レコードは1971年7月にCBS・ソニーレコード(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)の派生レーベルとして機能することとなった。

レーベルマークの変遷

  • 初代(設立時〜1960年代)、5代目(1999年〜2006年):「EPIC」の周りを放射線のようなものが囲んでいる。1999年~2006年の間に再使用されている(日本市場では2000年以降このマークを使用中。また、日本コロムビア時代の1968年までに発売されたレコードおよび1971年7月にCBS・ソニーレコードから発売された当初のレコードも同様)。
  • 2代目(1970年代〜1978年頃まで):「E」の字(小文字の"e")を円状にあつらえたもの。ロゴマークの下には活字体(ヘルベチカ)の「Epic」入り。
  • 3代目(1978年頃〜1990年)、6代目(2006年〜2011年)、8代目 (2016年〜):筆記体で「Epic」と描かれたもの。2006年から5年間、同社のロゴマークとして復活(日本市場では洋楽部門のみ再度、再々度採用し、邦楽部門でも25周年記念のイベント『LIVE EPIC 25』にて限定採用)。
  • 4代目(1991年〜1999年):「E」の字を幾何学的にした牧歌的な雰囲気のもの。
  • 7代目(2011年〜2015年):赤色のローマン体の小文字(日本市場では洋楽部門のみ使用し、邦楽部門は未採用)。

ミュージシャン(過去の所属者も含む)

脚注

  1. ^ 月報 日蓄工業 1950年代
  2. ^ 月報 日蓄工業(コロムビア) 1960〜1962年

関連項目

外部リンク




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