1991年(旧・エクステンド)からの登場人物
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柊 赤緒(ひいらぎ あかお) 声 - 稲村優奈(テレビアニメ版) / 一色ヒカル(ゲーム『Re:VISION』) / 早見沙織(ドラマCD『リレイション』) / 越飛花梨(ゲーム『リザレクション』PC版) / 清水愛(ゲーム『リザレクション』PS4・Switch版) 搭乗機:モリビト2号、キリビト・ザイ(テレビアニメ版) 1991年での主人公。身長157cm。小河原両兵や黄坂ルイとの出会いでモリビト2号の新たな操主となる少女。 両兵に八将陣と勘違いされるほどの強力な血続としての力を持つ。3年前以前の記憶がない。強度のお人好しで、そのためか人の役に立つことに喜びを感じている。高校生になったばかりの学生だが、住まわせてもらっている柊神社で巫女としても働いている。 当初は戦闘に不慣れだったが、経験を重ねるごとに日々強くなっている。人機の動力源である血塊炉を停止させる能力「ビートブレイク」を使い、戦いの最中に見たバルクスのファントムを見よう見真似、しかも応用して空中で使う(空中ファントム)などその操縦センスは加速度的に磨かれていく。 普段の性格はかなりの天然だが、戦いでのここ一番の芯の強さは青葉にも似ており、両兵は「土壇場の根性もよく似てるぜ」と評する。 3年前以前の記憶がない彼女であるが、幼少期の両兵と青葉を眠っているときに夢に見るなど、彼らと何らかの深い関わりがある様子。1988年「ベネズエラ編」で黒将が造った小河原赤菜とそっくりの少女が登場しており、作中に言及はないがその少女こそが赤緒本人であることが仄めかされている。 テレビアニメ版では16歳。人機に乗るたびに自身とそっくりな女性(小河原赤菜)の幻影に忠告を受けるも、シバの企てにより暗黒面に取り込まれてしまう。リレイション 搭乗機:モリビト天号(上操主) 変わらずアンヘルの操主として戦い続けている。両兵が行方不明(幽霊状態)となったため、出会った蒼旗と共にモリビト天号に搭乗する。 3年前、モリビト2号に乗って戦っていた際に自衛隊をキョムの人機の攻撃から救ったことで自衛隊のアイドル的存在になっており、「希望の星」と呼ばれたり、ビッグナナツーに乗り込むことになった近藤他の隊員からの対応が他のアンヘルメンバーに対するものとはまるで違ったりする。 3年前に柊垢司の養子となったが、直後に柊神社に引き取られたことが語られた。そのため彼の人となりは覚えておらず、その息子・蒼旗の存在も知らなかった様子。蒼旗と出会い、義理の弟が出来たことを喜ぶ半面、両兵がいなくなったことに寂しさを感じている。 蒼旗に対しては過保護気味。アルコールが入ると人が変わるらしい(エルニィ談)。さらに、エルニィと蒼旗の間に割って入ったときはアルコールのせいなのかは定かではないが、注釈が入るほど恐ろしい表情をして(エルニィ曰く「完全モザイクものの顔」)、蹴りと妙な技でエルニィをKOした。 しかし蒼旗が両兵の存在を知りながら黙っていたことを知り、仲違いしてそのままシバに拉致され、その先で両兵の身体を乗っ取ったハマドにレイプされてしまう。 Re:VISION 搭乗機:モリビト2号、モリビト2号エクステンド ヒロインの一人として登場。操主になる経緯などは「エクステンド」と同様。成績は中の上だが、よく居眠りをしている。 今作では主人公・氷野顕が同居人として住んでいることもあり、家庭的な一面が強調されている。顕にとっては初恋の人物だが、当の彼女は顕を異性として意識していないような様子が見受けられる。しかし特別な感情は抱いている模様。学園祭のコスプレ喫茶では柊神社の巫女服姿になる。 ルート進行に関わりなく、黒将の影響を受けた顕から暴行を受けてしまう(彼女のルートであるか、そうでないかでシーンの印象は180度変わる)。 今作で彼女は小河原赤菜(大池赤菜)のクローン体であること、通常の血続を凌駕する存在となるよう強化された結果、シバ同様に寿命が短いことが明言されている。シバとは誕生日が同じであることが分かっている。 川本 さつき(かわもと さつき) 声 - 野中藍(テレビアニメ版) / 青葉りんご(ゲーム『Re:VISION』) / 中家志穂(ゲーム『リザレクション』PC版) / 橘志保(ゲーム『リザレクション』PS4・Switch版) 搭乗機:ナナツーライト、モリビト2号(テレビアニメ版) アンヘルのメンバーである川本宏の妹で、赤緒やルイと同じく血続の力を持ち人機の操主となる。 中学生になったばかりの13歳。身長144cm。家業である旅館の仕事を手伝っており、普段から和服(曰く旅館の正装)を着ている。操主となってからは柊神社に住み、赤緒の高校の付属中学校に通う。 大人しく引っ込み思案な性格だが、音信不通の兄を探しに単身東京に来るなど時に大胆な行動も見せる。人機に出会ったことで彼女の運命もまた変わっていき、仲間たちに支えられ戦いに望み、強い心を成長させていく。 ルイ同様カリスにレイプされかけたが、たまたまその場に居合わせた両兵により助けられる。その後、再びカリスに襲われるが兄への思いが力を発動させ撃退した(その時のカリスの台詞は、ルイのレイプが未遂であると推測できるものだった)。 小さく1コマのみだが、1988年にも登場(『真説』のラスト)している。 テレビアニメ版ではナナツーライトが最終決戦まで登場せず、赤緒がアンヘル参加を拒否しているため、モリビト2号に乗り込む。戦うたびにひどい傷を負っているが、それでも赤緒を責めることはせず、気丈に振舞っている。リレイション ルイとメルJ同様、行方不明となっていたが、後に兄を人質に取られてカリスに拉致されていたことが判明。 シックス・ナイドの額にあるユニットに組み込まれ、人質代わりにされる。「ダブル・ワン・ライフ」で自身は無事だったとはいえ、並行世界の自分の記憶は全て持っているため、心が壊れかけていた。メメント・マトリクスを仕掛けてさつきの意識に入り込んだ蒼旗(さつきは蒼旗を知らないので両兵の姿)に「汚されてしまったから行けない」と告げるが、蒼旗の言葉に感情を爆発させ、モリビト天号の手で救出される。 検査の結果異常はなく、極めて健康であることが分かったため、正式にアンヘルに復帰。かつての仲間たちと再会したが、蒼旗の配慮もあって彼とは会っていない。ジュリの王様ゲーム時に負けそうになった時、自衛隊のジャンクパーツの中に詰っていたナナツーライトに乗り込み、戦いに参戦する。下操主には、J.J.が乗ってくれている。 Re:VISION 搭乗機:ナナツーライト、ナナツーライト・エクステンド ヒロインの一人として登場。ほぼ「エクステンド」と同様だが、最初から柊台学園に通う生徒として登場。 今作では両兵の代わりに顕が活躍するので、彼を兄のように慕うようになる。学園祭でのコスプレ喫茶ではスクール水着を着用。 争いが終わってもなお戦いで己の存在を主張しようとするシバとそれに応じようとした赤緒を普段は見せないような激しい口調で封じ込め、戦いを止めた。 本作では大胆な一面を発揮する場面が多く、戦いにおいても恋においても、その芯の強さを見せた。 メルJ・ヴァネット(メルジェイ・ヴァネット) 声 - 皆川純子(テレビアニメ版) / 緒田マリ(ゲーム『Re:VISION』) / 手塚りょうこ(ゲーム『リザレクション』PC版) / 立石めぐみ(ゲーム『リザレクション』PS4・Switch版) 搭乗機:シュナイガートウジャ 金髪のイギリス人女性。身長180cm。血続の力を持つ。エルニィのシュナイガートウジャを強奪し単独でキョムと戦っていた。 補給物資を受けることを条件に成り行きでアンヘルに協力することとなり、敵に捕まった赤緒を救出する手助けをする。その後も彼女がメンバーたちに心を開くことはなかったが、宿敵である八将陣の一人、J・ハーン(マージャ)との戦いでその心境は大きく変化することになった。 本名はメシェイル・イ・ハーン。かつてイギリスにあった「グリム協会」の村(テレビアニメ版ではグリムビレッジと呼ばれる)出身の彼女は、瀕死の怪我を負ったことを切っ掛けに義兄であるJ・ハーンの技術で常人の数十倍の回復力を持つ体に改造されている。また、キョムのメンバーとなってグリム協会を裏切りったJ・ハーンに弟を殺されており、故郷の村もまた八将陣に滅ぼされている。その復讐のために彼女は生きてきた。 銃を良く扱い、彼女自身の戦闘能力も高く、操主としての腕も非凡。 シュナイガートウジャで「アンシーリーコート」「アルベリッヒレイン」などの必殺技を使う。 小さく1コマのみだが、メルJもまた1988年に登場(『真説』のラスト)している。リレイション ルイとさつき同様、現在は行方不明となっている。 シックス・ナイド戦で「メメント・マトリクス」でさつきの意識に入り込んだ蒼旗の危機に現れ、カリスに銃を突きつけて蒼旗とさつきを逃がす。その際、「天号は二人乗りなのだからもう一人がここにいても不自然ではない」と発言しており、その時天号に同乗していたJ・JがメルJとなんらかの関わりがある人物であることを示唆するような内容だった。 Re:VISION 搭乗機:シュナイガートウジャ、シュナイガートウジャ・エクステンド ヒロインの一人として登場。「エクステンド」と同様の経緯で参入するが、目をつけたのは両兵でなく顕。 普段こそ素っ気ないのだが、顕が訓練を要請した時にはあっさりと応じ、銃の扱い方を実物で(しかもかなり熱心に)教えている。 なぜか畳について詳しく分析した。 意外とノリが良かったり、異性関係に疎いなどの描写があり、顕は「意外とかわいらしい人」と評している。学園祭の準備にシュナイガートウジャで参加したり、マキにごり押しされて柊台学園の制服を着たりもしている。 柊 五朗(ひいらぎ ごろう) 声 - 草柳順子(ゲーム『Re:VISION』) 柊神社の神主。記憶を失っている赤緒を自宅でもある社務所に住まわすなど、懐の広い人物。挙句に柊神社をアンヘルの拠点とされてものほほんとして、むしろ協力している。 男性だが、一見してそうは見えず女性的なキャラクター。実際、女性に興味はなく両兵が柊神社に住むこととなった時に恥かしがるなど、完全に女性としてのリアクションを取っていた。 五人兄弟の末っ子であるらしい。Re:VISION 「エクステンド」同様に、神社をトーキョー・アンヘルの拠点にされてものほほんとしている。 皆で一緒にやったゲームで勝利した時、「キス」の文字が書かれたカードを引き当て、その相手に両兵を指名した。 柊神社の地下に眠るテーブルダストの力を開放する能力を持ち、最終決戦では上空で激しい戦いが続く中、舞によって命の河の力を開放し、顕に全てを託した。 友次(ともつぐ) 声 - 城崎彦太(ゲーム『Re:VISION』) 政府の諜報科特務隊員という肩書きで登場。南に接触し公式の場でキョムの侵攻に晒される日本社会に対してアンヘルの声明を発表する場を設けた。実際はウリマン・アンヘルのメンバー。ルイ、さつきに彼女らの搭乗機となるナナツーライト、ナナツーマイルドを授けた。 普段は茫然たる雰囲気の男だが、両兵とメルJとの対決に割り込んで止めるなど、只者ではない片鱗を見せる。現太、ヤオとは旧知。 八将陣の動きを逸早く掴んでおり、社会の裏事情に精通している。ベネズエラの首脳もその名を知っている。 通信での声だけの出演だが友次は1988年でも作中に登場している。黒将を追う現太にその居場所を教え、勝世に情報を与えていた。リレイション 蒼旗の素性を調べるなど、南に協力して活動している。 セシル キョムの衛星要塞「シャンデリア」の内部で八将陣に協力する謎の少年。天才科学者であること以外詳細は不明。 キョムを自身の研究のために利用しているだけと嘯く彼は、さらに人体実験など非道な行いを繰り返していることを匂わせて語っており、実際にJ・ハーン(マージャ)は彼が造った人造人間であった。 キョム以外の組織とも関係を持っているようであり、シバはキョムにとって不穏な動きを見せる彼の動向を探るためジュリを遣わせている。殺されたはずのメルJの弟であることが仄めかされているが、その明確な正体・行動目的は未だ謎に包まれている。Re:VISION 搭乗機:ゴルシル・ハドゥ、キリビト・ザイ、キリビト・ザイ エクステンド 「エクステンド」と同様だが、パートナーとしてビュケがおり、配下にアーケイドとストームがいる。 メルJの弟であることが明言されている。年齢不相応な冷静さを持つが、絶望しか知らず、その性格は歪みきっているが、意外と素直な一面もある。 しかし内心では誰かに止めてもらいたかったようであり、愛情を求めていた。それを知っていたビュケの手でトーキョーアンヘルにその後を託される。 ED後は南からの資金提供を受け、赤緒および涼子(シバ)の延命のための研究を行っている。
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