漫画オリジナルキャラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 07:25 UTC 版)
「スーパーマリオくんの登場キャラクター」の記事における「漫画オリジナルキャラ」の解説
無敵巨大パックン 1巻に登場。マリオにやられて生き残ったピーパックン部隊の1匹が変身したもの。体の模様や顔つきも変身前から変化している。「タネタネボンバー」「タネタネマシンガン」「アイアン根っこキック」などの攻撃でマリオを苦しめたが、マリオとヨッシーの回転体当たりで、唯一の弱点である口の中を貫通されて敗北。前作「スーパーマリオブラザーズ2」の最終巻にも最後の敵として登場しており、こちらは体内を破壊されて倒された。 スーパーチョロプー チョロプーの親玉。見た目はインディそっくり。モグモグキックでマリオを吹っ飛ばすが、集団ファイアフラワーでパワーアップしたマリオのスーパーファイアボールで倒された。 クッパ雪像 1巻に登場。ジュゲムが作り、操作してマリオ達を襲った。口からふぶきビームを発射し、バラバラになっても合体できる(ただし、合体し間違えて元の形に戻れないことも)操縦者のジュゲムが倒された後、ヨッシーに食べられた。 雪像系統の敵はこれ以後もわりと登場する。他に「スーパードンキーコング編」のスノーコング、17巻の「マリオカート64編」の雪ヨッシーがいる。 ミュータント忍者戦隊ノコノコマン 1巻に登場。レッドノコノコ、グリーンノコノコ、イエローノコノコ、ブルーノコノコの4人組の部隊。ミュータントタートルズを思わせる格好をしている。武器の「かめのこ手裏剣」やヨッシーの口を塞ぐ忍法「おっとこれは取れないぞマスク」、名前の通りにピーチ姫の姿に化ける忍法「ピーチ姫(ただし、甲羅は隠せない)」を使う。マリオのマントアタックにより敗れた。後に『マリオストーリー』に登場するノコブロスに似ている点が多い。なお、「忍者」「戦隊」をモチーフにした敵キャラは以降も割と登場する。 アトミックバブル 2巻に登場。おばけルドウィッグの部下として登場、マリオ達を燃やした。1コマのみの登場。 ロボクッパ 2巻と4巻に登場。クッパそっくりの巨大メカ。 2巻では、目から「破壊光線」を撃ち、脚部・腕部のパーツをチェンジすることができる。圧倒的なパワーでマリオ達を追い詰めるが、3UPムーンでパワーアップした「ムーンマリオ」にマント羽でくすぐられ、くしゃみと同時に中のメカを全て吐き出して抜け殻になってしまい、マリオに観覧車に改造された(この時マリオたちがバニラ大地に上がったためレミーの登場が遅れる原因になった)。 4巻では、クッパ型の巨大鋼鉄製ロボットとして登場。最初は岩で覆われ、巨大石像に見せかけていたが、マリオのパンチで表面の岩が壊れ、姿を現した。マリオの様々な攻撃を寄せ付けないが、単純なギャグに弱く、ギャグを聞くと大笑いして壊れてしまう。マリオたちのギャグ連発により大破。最後は、ナントアタック(マントアタック)でバラバラにされ戦闘不能となり、もっと面白いギャグを聞かせてほしいと戦意喪失した。 角を止めるネジの位置と鬣の有無が少し違うのみで、外見は両方ほとんど同じである。いずれも自我を持ち人語を解する。 なお、スーパーマリオサンシャインには「巨大メカクッパ」なるボスが登場する。外見は巨大なクッパであり、マリオはジェットコースターに乗って戦う。 キラー一家 2巻に登場。父・たいほう、長男・キラ一(キラいち)、次男・キラ二(キラに)、母・マグナム子の4人家族。ボスのクッパから「賞金100万円」と聞いて、マリオと対戦。しかし、子供達はマリオの目隠し攻撃で衝突して自滅、母は大ボケで怯んだスキに巨大なハンマーでメッタ打ちにされて敗北。その後、母はマリオに惚れたのか「あたしといっしょになる気ない?」と迫った。なお、父・たいほうだけは、直接やられていない。 豪快な母親あるいは妻、気弱な父親あるいは夫といった家族キャラ設定は後のシリーズでも反映されている 裏ヨッシー 2巻に登場。マリオが裏ワールドに迷った際出会ったヨッシーだが、関西弁で喋り性格も表ワールドのヨッシーとは正反対。顔に傷があり背中には恐竜ランドの入れ墨が彫られているなどヤクザのような風貌である。マリオに対して相当強い恨みを持っているらしく、マリオ顔のノコノコ(原作での裏ワールドのノコノコ)を躊躇なく食べたり(しかも「不味い」と文句を言う)、食後はマリオのサンドバッグでトレーニングをする。 その後、表ワールドに無事に帰れたマリオは、ヨッシーに対し卑屈になっていた。 以降のシリーズでは「洗脳されて凶暴な性格になったヨッシー」がたびたび登場する。 ヒゲメット ステージの改造工事を行うメット組の親方。濃い髭をしているため、2度登場したが、毎回マリオにカールおじさんと呼ばれた。3巻ではバサバサにマリオ達のパワーを奪わせ、そのパワーを自分に注入させて、マリオそっくりのマリオメット(略してマット)になったが、3UPムーンでパワーアップしたマリオの「火の玉キック」で敗北。 5巻にも再登場、クッパ城を改造した。しかし、自分が天井に施した二枚刃の電気かみそりのしかけに自分で引っかかり、ヘルメットを削られて「ハゲメット」になってしまった。 『New スーパーマリオブラザーズ Wii編』にも類似キャラが登場しているが関係性は不明。 悪岩組組長 3巻に登場。チョコレー島を縄張りとする「悪岩組」組長。ドッスンも手下。コトンをマントで捕まえたマリオの一撃をドッスンとともに受け、細かく割れて「親分」が「子分」になってしまった。組員にラッパのテーマを歌いながら登場する「せいろ岩」やメガネをしている「きん岩」などがいる。 巨大トゲメット 3巻に登場。前述のトゲゾーが全員倒された後、マリオがドクロマークのスイッチを踏んだために復活。曲伸ばし自由のトゲを持つ。クッパも辟易するほど非常に陰険かつ冗談が通じない性格をしており、動けない相手をネチネチと追撃をかけることを好むサディストで、マリオからもその陰湿な攻撃振りがクッパに封印される要因になったと看破されており、本人もそのことを自覚している。一方的にマリオたちを嬲るが、崖下に落下したルイージがはねブロックで帰還し、彼の助力によってはねブロックを用いた急降下攻撃で反撃される。済んでのところで当たらなかったものの振動でひっくり返り、動けなくなったところをマリオにくすぐられ降参した。それを見たヨッシーは「マリオさんも結構陰険ですね」とコメントしている。 本来のトゲメットはトゲが一本なのに対し、この巨大トゲメットには大量のトゲが生えており、見た目はトゲゾーそのものである。 ハックン忍者軍団 4巻に登場。魔王クッパの谷の外れに住んでいる忍者集団。首領のハックンサイは他のメンバーと違い、白い髭を生やしている。様々な忍法(例:たんこぶをサンボに変化させる「たんこぶ変化」、火遁の術を使い、ウンババを呼び出す「忍法ウンババ」)でマリオ達を苦しめた。ハックンサイは巨大ガマの術(実はただの風船)の他、ガリガリを手裏剣として使い、グルグルを鎖分銅として使う。最後は星に変身したルイージを投げつける「無敵手裏剣」によって敗れる。他にもクッパ城の奥にも、普通のハックンが登場しているが、ヨッシーのくしゃみにより溶岩に転落、何事も無かったかのようにマリオ達に踏みつけられた橋代わりにされた。 エンマ大王 4巻に登場。マリオワールドの地獄面を治める。クッパの遠い親戚で、顔もそっくり。一度死んで地獄に来たマリオが暴れ回った末、止めようとしたウェンディが食べさせたチョコ爆弾の爆発に巻き込まれ、うんざりしてマリオを追い返したため、マリオは生き返った。 キングウイルス 4巻に登場。「ドクターマリオ」の三種類のウイルスを合体させた超ウイルス。どあほにしか効かないという特徴を持つ。マリオの体内に入って強力な風邪を引かせるが、乱入したブルがヨッシーに倒された後、マリオのくしゃみで体内から追い出されたうえ、一緒に出た鼻水の中で固まって動けなくなった。クッパもこのウイルスによって風邪を引いており、結局ど風邪を引いたのはクッパだけだった。 マリオペイントモンスター 4巻に登場。クッパが設置したマリオペイントに仕掛けた罠のクッパマークのアイコンを押したことで、描いた絵が実体化したもの。敵味方関係なく無差別に襲い掛かる。描かれたもの(火炎放射、しっぽ)をそのまま武器として使い、絵の具を吐く「色ぬり攻撃」や踊らせる「アニメーション攻撃」でマリオ達を襲うが、マリオがマウスに投げたキノコの効果で出現した消しゴムにより、バラバラにされて敗北。オチではクッパの手下が罠と知らずアイコンを押してしまい、自分で生み出したモンスターに襲われていた。 マリオペイント自体は5巻にも登場、コクッパのレミーがマウスを改造した「マウス号」に乗って登場した。 モンスターテレサ 5巻に登場。テレサの変種。「テレサの中でも超こわ~い」らしい。普通のテレサと違い、相手と向かい合っても動ける。丸いものを見るとオオカミになり、それ以外にも見たものと同じ形に変身するオオカミ男テレサを筆頭に、ジェイソンテレサ、フランケンテレサ、ミイラ男テレサ、ゾンビテレサ、のっぺらぼうテレサの計6匹で構成。普段の姿は、普通のテレサと変わらない。 ミイラ男テレサは包帯をほどかれてダウン、のっぺらぼうテレサは顔に落書きをされて戦意喪失。オオカミ男・ジェイソン・フランケンの3匹は突如乱入したカービィに吸い込まれて倒されてしまう。残ったゾンビテレサは、ものに取り憑いて操る能力を持ち、お化け屋敷の建物そのものに取り付いてマリオ達を追いつめた。カミナリ+ファイアボールで屋敷は破壊されるが、それでも生き残っていて、煙に取り憑いてマリオ達にうっとうしがられた。結局、最後まで明確な決着はつかなかった。 カーメネーター 5巻に登場。ターミネーターのパロディ。マリオに負け召使いとして不遇の未来クッパにマリオの暗殺を持ち掛けた人物。その正体は、再生自由で色んな物に変化させられる「特殊骨金」製のボディを身につけたカロンで、狙った標的を喰いついたスッポンのように離れない執念深さから「スッポンのカロン」の異名を持つ。クッパの境遇に同情したり敬語を使ったりなど、クッパに対する忠誠心が見られる。特殊骨金による変幻自在な戦法を駆使してマリオ達を追いつめるが、未来のピーチ姫(作中では「P」と語られた)から送られた、特殊骨金も破壊できるスーパーこうらを身に付けたマリオのスーパーこうらアタックによって再生不可能になるほど粉砕された。 未来のクッパのご主人様 5巻に登場。上記のカーメネーターの話に登場。未来のクッパが働いている家の主人(人間)。片足と言葉遣いから、女性とわかる。クッパを非常にこき使う上、かなり乱暴な性格である。文句が大嫌い。なお、顔は明らかになっておらず、片手と片足しか出ていないが、家族が何人かいる模様。 戦闘(バトラー)ねん土 新クッパ城異次元空間の部屋にいたモンスター。相手の考えを読んで実体化する能力を持ち、マリオ達が考えた「怖いもの」に変化してパワーアップするが、おなかをすかせたヨッシーが大量の食べ物を連想したため、全身がそれらの食べ物に変化してしまい、マリオ達3人に食い尽くされてしまった(食べ物を連想した場合、本物の食べ物に変化するらしい) うらみ岩 5巻に登場。マリオ達に倒された敵キャラのうらみがこもった岩。クリボン面岩、グースカ面岩などの種類がいる。ヨッシーの口にまとめて放り込まれ、マリオの成仏パンチで倒され、成仏した。 合体モンスター 5巻に登場。スプークが作ったゾンビモンスターで、ウンババの頭、K.K.の体、ハナチャンの足、チョロプーの手、パタパタの羽根を寄せ集めて作られている。それぞれ自我があるらしく部位の動きが統一できずめちゃくちゃだった。バラバラにされても合体できるが、合体し間違えることもある。頭部は、パックンフラワーやドッスン、ボム兵に付け替えられる。不死身で、マリオとルイージの合体ファイアボールをまともに受けてもなお倒れず、暴れ回ったが、マリオがPスイッチを踏んだことで、大量のコインに変えられて敗北。しかし墓場にいたモンスターたちもまとめてコインになったためスプークやマリオ達もコインに埋まってしまった。 スタ吉 5巻特別面「スターロード大決戦」にのみ登場。スターロードに住み、マリオワールドのアイテムを作っている星人(スターマン)で、工場が乗っ取られそうになり、マリオ達に助けを求めに来た。星魔法を使えるが、出せるのはうめぼし、にぼしなどで、まるで役に立たない(ものほしもあるらしい)。彼が使用した開発中のアイテム「アイスフラワー」は、後に原作にも登場し、『マリオ&ルイージRPG2』や『New スーパーマリオブラザーズ Wii』にも登場した。 似たようなキャラとしての地のゲーム「マリオストーリー」や「マリオギャラクシー」にも星の子たちが登場した。
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