大仏次郎賞とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > できごと > イベント > > 日本の文学賞 > 大仏次郎賞の意味・解説 

おさらぎじろう‐しょう〔おさらぎジラウシヤウ〕【大仏次郎賞】

読み方:おさらぎじろうしょう

大仏次郎記念して昭和48年1973)に創設され文学賞。年に1回優れた散文作品に対して贈られる


大佛次郎賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/27 14:51 UTC 版)

大佛次郎賞(おさらぎじろうしょう)は、朝日新聞社主催の文学賞である。『鞍馬天狗』、『赤穂浪士』、『パリ燃ゆ』、『天皇の世紀』などの小説ノンフィクション・歴史書で知られる大佛次郎の幅広い業績を記念し、没年の1973年に「作品集」を出版していた朝日新聞社が創設。

概要

日本語の散文作品として質が高い作品、人間精神への鋭い洞察を含む作品、歴史・現代文明の批評としての意義が高い作品に与えられる。公募推薦も踏まえた予備審査を経て、選考委員の協議により受賞作が決定される。受賞者には賞牌と賞金200万円が授与される。

2001年から評論を対象にした「大佛次郎論壇賞」が新設されている。

基本的に受賞作品は原則上、毎年2作品(1作品のみ受賞年もある)とされていたが、(審査委員が全て変わった)第17回目のみ3作品が受賞作となった(翌年は1作品のみ)。

対象期間は第1回から第22回までは昨年6月上旬から今年5月下旬までとなっていたが、後述の理由から1ヶ月延長となり第23回までは昨年6月上旬から6月下旬までで、第24回から現在に関しては昨年9月上旬から今年9月下旬までとなっている。

受賞者発表は第23回(1996年)までは10月上旬だったが、翌年(1997年)の第24回より12月中旬となっている。なお受賞者発表に関しては2006年の第33回までは朝日新聞朝刊一面の一部に選考委員の名前と同時に掲載されたが、2007年の第34回より朝刊一面の片隅で受賞者の名前のみ掲載されている。

かつては選考委員の作品も受賞対象とされ、受賞作が数作あった。第22回では、辻邦生西行花伝』が多数の公募選票により受賞作に推された際に、当時選考委員だった本人が「大佛次郎賞選考委員」である事を理由に固辞した。第22回の当時・選考委員7人と選考委員会はこれを了承し、朝日新聞社と選考委員会は諮って規定を変更し、第23回から選考委員の作品を選考対象に含まない事になり、同時に対象期間を1ヶ月延長する事になる。

受賞作品

第1回から第10回まで

第11回から第20回まで

第21回から第30回まで

第31回から第40回まで

第41回から第50回まで

第51回から第60回まで

選考委員

白石凡は朝日新聞社企画部顧問、秦正流は同史編修顧問(両者とも当時)である。

第26回に関しては、最終選考発表3ヶ月前に尾崎秀樹の急逝に伴い、代わりの選考委員を入れずに空席として5人による最終選考を行った。

外部リンク




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「大仏次郎賞」の関連用語

1
水底の歌 デジタル大辞泉
100% |||||

2
花はさくら木 デジタル大辞泉
100% |||||

3
壮年茂吉 デジタル大辞泉
90% |||||

4
山口昌男 デジタル大辞泉
90% |||||

5
日本文学史序説 デジタル大辞泉
90% |||||

6
桜桃とキリスト デジタル大辞泉
90% |||||

7
湿原 デジタル大辞泉
90% |||||

8
白夜を旅する人々 デジタル大辞泉
90% |||||

9
茂吉彷徨 デジタル大辞泉
90% |||||

10
茂吉晩年 デジタル大辞泉
90% |||||

大仏次郎賞のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



大仏次郎賞のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの大佛次郎賞 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS