星野博美とは? わかりやすく解説

星野博美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/22 06:56 UTC 版)

星野 博美(ほしの ひろみ、女性、1966年2月4日 - )は、日本写真家ノンフィクション作家

経歴

1966年、東京都戸越銀座にある町工場の三女として生まれる[1]国際基督教大学教養学部社会科学科卒業。大学在学中は香港中文大学に1年間留学した。大学卒業後、会社勤務を経て写真家・橋口譲二のアシスタントとなる。

1994年に独立しフリーの写真家・作家としての活動を開始する。1996年8月より1998年10月まで返還を挟んで香港に滞在し、その時の体験を記した『転がる香港に苔は生えない』で第32回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。[2]2012年『コンニャク屋漂流記』で、第2回いける本大賞、第63回読売文学賞随筆・紀行賞受賞。[3]2022年『世界は五反田から始まった』で、第49回大佛次郎賞を受賞。[4]

その後も香港をテーマとした著作・写真集を発表している。

著作

  • 『謝々! チャイニーズ - 中国・華南、真夏のトラベリング・バス』(情報センター出版局) 1996、のち文春文庫 
  • 『華南体感 - 星野博美写真集』(情報センター出版局) 1996
  • 転がる香港に苔は生えない』(情報センター出版局) 2000、のち文春文庫 
  • 『ホンコンフラワー』(平凡社) 2000.10
  • 銭湯の女神』(文藝春秋) 2001、のち文春文庫
  • 『対話の教室 - あなたは今、どこにいますか?』(橋口譲二共著、平凡社) 2002.7
  • 『のりたまと煙突』(文藝春秋) 2006、のち文春文庫 
  • 『迷子の自由』(朝日新聞社) 2007.2
  • 『愚か者、中国をゆく』(光文社新書) 2008.5
  • 『コンニャク屋漂流記』(文藝春秋) 2011.7、のち文春文庫 2014
  • 『島へ免許を取りに行く』(集英社) 2012.9
  • 『戸越銀座でつかまえて』(朝日新聞出版) 2013
  • 『みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記』(文藝春秋) 2015、のち文春文庫 2018.10
  • 『今日はヒョウ柄を着る日』(岩波書店) 2017
  • 『旅ごころはリュートに乗って 歌がみちびく中世巡礼』(平凡社) 2020.9
  • 『世界は五反田から始まった』(ゲンロンゲンロン叢書) 2022
  • 『馬の惑星』(集英社) 2024

脚注

  1. ^ 書籍「世界は五反田から始まった」発売 戸越銀座出身の著者が祖父の手記を読み解く”. 品川経済新聞. 2023年2月25日閲覧。
  2. ^ 日本文学振興会”. 大宅賞受賞者一覧. 2023年12月25日閲覧。
  3. ^ 読売文学賞受賞作・候補作一覧”. 読売文学賞受賞作・候補作一覧. 2023年12月25日閲覧。
  4. ^ 大佛次郎賞・大佛次郎論壇賞 ”. 2023年12月25日閲覧。

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