各国の憲法裁判所とは? わかりやすく解説

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各国の憲法裁判所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 15:51 UTC 版)

憲法裁判所」の記事における「各国の憲法裁判所」の解説

司法制度及び憲法裁判所に関する基礎的資料憲法有権解釈所在視点から)」(衆議院憲法調査会2003年)を参照裁判官任命機関権限人数任期定年再任資格兼職禁止裁判官長官 イタリアイタリア憲法裁判所英語版159年 なし 不可 司法および行政上級裁判所司法官法学教授、または20年職歴有する弁護士であること 国会議員州議会議員弁護士、他のすべての公的または私的職務 大統領(5名)、議会(5名)、司法および行政最高裁機関(5名) 裁判所自身任期3年裁判官として任期内) ・法律法律効力有する法規州法違憲性の審査・機関争訟大統領の弾劾国民投票許可に関する審査 オーストリア14名(6名の予備裁判官) なし 70歳 ― ・法学修了し法学修了要件とされる職務10年以上就いていたこと・連邦政府提案する8名については、加えて裁判官行政官、または大学法教授であること 大臣国会議員州議会議員市町村議会議員政党職員 連邦政府(8名)・国民議会(3名)・連邦参議院(3名)の提案基づいて大統領任命する 連邦政府提案基づいて大統領任命する法律違憲性の審査命令違法性審査条約違法性審査連邦、州等に対す財産法上の請求通常の訴訟手続きまたは行政官庁処分によっても解決されないものに関する裁判・法律の再公布における授権範囲踰越審査・機関争訟選挙に関する上訴裁判国民投票に関する裁判大統領等に対す弾劾行政裁判国際法違反に関する裁判 韓国韓国憲法裁判所英語版)9名 6年 65歳(長官70歳) 可 ・裁判官検察官、あるいは弁護士である者・弁護士資格有し政府または公定機関法律問題従事した者・弁護士資格有し大学助教授上の地位にあった者※いずれも15年上の経験のある40歳上の商業活動を営むこと。国会及び地方議会議員国会政府及び裁判所職員企業団体等顧問役員及び職員政党への加入認められない大統領任命する。ただし指名権者大統領(3名)、国会(3名)、最高裁判所長官 (3名) 国会同意大統領任命する通常裁判所からの移送に基づく法律違憲審判国会弾劾要求を受け高級公務員大統領首相大臣裁判官行政委員会の長など)に対す弾劾裁判民主的基本秩序反す政党解散に関する審判機関争訟公権力による国民憲法上の基本権侵害対す憲法訴願審判 スペインスペイン憲法裁判所英語版129年 なし 不可 法律家であること(司法官大学教授公務員または弁護士)かつ最低15年経験 すべての代議職務政党もしくは労働組合指導的職務またはすべての職務裁判官または検察官職務、その他すべての専門的もしくは商業的職務 下院(4 名) ・上院(4名)・内閣(2名)・司法総評議会(2名)の提案に基づき国王任命する 裁判所自身推薦に基づき国王任命する任期3年 ・国の法律及び法律地位有する規範対す違憲性の審査権利及び自由の侵害対すアンパーロ訴訟憲法訴願)・国と自治州の間、または自治州相互間の権限をめぐる争議 タイタイ憲法裁判所英語版159年 70歳 不可最高裁判所判事、最高行政裁判所判事法学または政治学専門家については、国籍保有者45歳上で大臣選挙管理委員国会オンブズマン国家人権委員汚職防止委員会計検査委員副検事長、または大学教授等の職にあった者・選挙権・被選挙権欠格者、過去3年間に政党員であった者は除かれる 下院議員上院議員政治公務員地方議会議員地方行政官政党員過去3年間)、選挙管理委員国会オンブズマン国家人権委員行政裁判所判事汚職防止委員会計検査委員常勤または定給の公務員会社等の役員被雇用者上院助言に基づき国王任命する最高裁判所判事から5名、最高行政裁判所判事から2名、法学専門家5名、政治学専門家3名 互選議会承認し国王署名する前の法案につき、議会または首相請求に基づき行う当該法案違憲審査通常裁判所からの移送に基づく法律違憲に関する判断憲法上の機関職務権限につき、当該機関または国会議長申立てによる審査 チェコチェコ憲法裁判所英語版1510年 なし 可 上院議員被選挙権有し(すなわち、40歳以上)、高等法学教育を受け、最低10年間の法律家として経験有し品行方正であること 財産管理学術教育文学芸術活動を除くすべて報酬を受ける職務政党または政治団体構成員 上院同意のもとに大統領任命する 大統領任命する。(上院同意不必要) ・法律違憲性の審査命令等の違憲性、違法性審査地方自治体による国の違法な干渉対す憲法異議審査公的機関による憲法上の権利侵害対す憲法異議審査上下両院選挙に関する裁判議員の資格争訟大統領の弾劾職務遂行不能審査国際裁判所決定執行不可欠な措置決定政党活動違憲性、違法性審査・機関争訟 ドイツ連邦憲法裁判所1612年 68歳 不可 裁判官に就く資格有する40歳上の者、うち6名について連邦最上級裁判所3年上裁判官であった大臣連邦ないしラント議員、他のすべての公的私的職務 連邦議会(8名)、連邦参議院(8名)が選出し大統領任命する 連邦議会連邦参議院交互に任命する公権力による基本権等の侵害に関する憲法訴願対す決定市町村自治権法律により侵害されたとする憲法訴願対す決定連邦法州法違憲性および国際法適用対す違憲性の審査・機関争訟・反民主主義的または連邦存立反するような政党禁止基本権濫用者に対す基本権喪失決定連邦議会選挙効力に関する異議対す審査大統領訴追対す裁判裁判官訴追対す裁判 ハンガリー憲法裁判所119年 70歳 1度だけ再任45歳上で犯罪歴がなく、大学教授法学・政治学博士20年法律実務経験者で、かつ、過去4年間、政府構成員政党員指導的地位にある公務員でなかった者 議員地方議会執行部構成員公務員利益代表団体指導者政党員研究活動教授活動文学・芸術活動を除く報酬のある職業 国会3分の2多数により選任する 憲法裁判所裁判官秘密投票による互選任期3年採択後の未公布法律議院規則及び条約違憲性の審査公布後の法令違憲性の審査・法令の条約違反審査憲法上の権利侵害対す国民憲法異議審査立法不作為憲法違反審査・機関争訟憲法規定解釈 フランスフランス憲法裁判所英語版)9名+生存中の元大統領 9年 なし 不可 ・ なし・ 大統領経験者定員外で委員となる 大臣国会議員経済社会評議会構成員すべての公職 大統領(3名)、国民議会議長(3名)、元老院議長(3名) 大統領組織法律及び議院規則対す違憲性の審査通常法律対す違憲性の審査大統領選挙適法性監視異議申立審理投票結果公表国民議会議員及び元老院議員選挙適法性裁定国民投票施行適法性監視結果公表大統領職務遂行不能認定大統領非常事態措置行使の際の諮問 ベルギーベルギー憲法裁判所英語版12名 なし 70歳 ― ・ 破毀院裁判官国務院評定官、仲裁院の補助裁判官また法学教授等のいずれかの職を5年以上(40歳以上)・ 国会共同体または地域議員5年以上(40歳以上) 議員司法官すべての公的職務ないし地位 上院および下院より交互に提出される定数の2倍からなるリストに基づき国王任命する各言語グループ裁判官が1名ずつ長官任命する1年交替でその職務を行う。 ・ 連邦制定する法律共同体地域制定する法律効力有する法規デクレ、オルドナンス)の以下に限定した審査(a)連邦共同体地域権限配分に関する憲法規定及び憲法規定に基づき制定され法律の規定との適合性(b)一定の基本権憲法第10条11条、24条)との適合性 ポーランド159年 なし 不可 最高裁判所または最高行政裁判所裁判官に必要とされる資格(すなわち、10年法律実務経験および法学学位有する者。ただし、法学教授については上記要件免除される。) 政党員労働組合員裁判所および裁判官の独立原則両立できない公的職務 下院絶対多数により選任する 憲法裁判所裁判官全体会の提案する候補者の中から大統領任命する。 ・条約及び法律違憲性の審査・法律の条約違反審査命令違憲性、条約違反違法性審査憲法上の権利侵害対す国民憲法異議審査・機関争訟政党目的または活動違憲性の審査 ポルトガル139年 なし 不可裁判官(6名以上)・ 法律家 すべての公的私的職務教育・法学研究職を除く)、政党指導者 議会(10名)、憲法裁判所(3名) 裁判所自身組織法律に対す違憲性の審査通常法律対す違憲性の審査立法不作為についての違憲性の審査自治州議会定め自治州法の違憲性の審査自治州憲法上の権利侵害審査自治州法規範違法性審査行政裁判条約及び国際協定対す違憲性の審査選挙訴訟控訴審政党違憲性と違法性審査大統領職務終了認定・国投票違憲性と違法性審査 ルーマニア9名 9年 なし 不可 法学高等教育を受け、高い職業的能力有し18年上の法律家または法学教育活動経験あり、かルーマニア国籍のみを有しルーマニア在住する法学高等教育を除く公的私的職務政党への加入禁止 代議院 (3名)、元老院(3名)、大統領(3名)が各々任命する 憲法裁判所裁判官秘密投票による互選任期3年公布前の法律違憲審査憲法改正発議対す違憲審査・各院の議院規則違憲審査・法律・命令違憲に関する司法裁判所への申立て対す審査大統領選挙実施過程監視及び選挙結果確認大統領職務代行要する根拠となる状況の確認並びにこれに関する議会及び政府への報告大統領職務停止に関する勧告国民投票実施過程監視及び投票結果確認市民立法発議実現過程監視政党違憲性の申立て対す決定 ロシアロシア憲法裁判所英語版1912年 70歳 不可 申し分のない評判有する市民であって法学高等教育を受け、15年上の法律専門職経験有し法学分野で高い資質を示す40歳上の上下両院議員その他代議制機関議員並びに高等研究教育及び個人的創造活動を除く全ての公的私的職業活動 連邦大統領提案に基づき上院絶対多数任命する 憲法裁判所裁判官秘密投票による互選任期3年再任可 ・連邦法大統領令等、及び未発効の国際条約連邦憲法との適合性構成主体憲法法令条約構成主体連邦の間の条約連邦憲法との適合性機関争訟市民権利侵害訴願及び裁判所照会に基づく、法律違憲審査大統領上院下院連邦政府構成主体立法機関照会に基づく連邦憲法解釈大統領弾劾定められ手続遵守したのであることについて、上院照会に基づく審査 中華民国台湾司法院憲法法庭中国語版158年 なし 連任禁止再任1. 10年以上、最高法院法官務めた者で、かつ優秀なもの。2. 9年以上、立法委員務めた者で、かつ特別な貢献果たしたもの。 3. 10年以上、大学主要な法律科目担当し専門著作がある者。 4. 国際司法裁判所裁判官経験者もしくは公法学比較法学権威である者。 5. 法律研究し豊富な政治経験を持つもの。 大臣国会議員、縣市議会議員政党職員政党への加入禁止 総統推挙し国会承認する 総統推挙し国会承認する法律命令地方自治条例判例違憲性の審査国会弾劾要求総統)に対す弾劾裁判通常裁判所からの移送に基づく法律違憲審判政党目的または活動違憲性の審査公務員懲戒裁判

※この「各国の憲法裁判所」の解説は、「憲法裁判所」の解説の一部です。
「各国の憲法裁判所」を含む「憲法裁判所」の記事については、「憲法裁判所」の概要を参照ください。

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