各国の張り子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/11 17:11 UTC 版)
イタリアのヴェネツィア(ベニス)で作られるカーニバルの仮装用マスクの伝統製法も張り子である。粘土で作った原型を石膏で型取した凹型に紙を貼り乾燥させ、下地として硬化速度の遅い石膏を使う。スペインのバレンシアで火祭りに使用される人形「ニノット」は、かつて張り子の工法で作られていた。 18-19世紀にイギリスやフランスで盛んに作られた工芸品パピエ・マシェ(英語版)も「張り子」と訳されることがあるが、これは紙を溶かし粘土状にしたものを圧縮・乾燥させて成形、塗装したものである。ラテン系諸国で作られるヒガンテスとカベスドスはパピエ・マシェの工法で作られている。
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