仮装用マスクとは? わかりやすく解説

仮装用マスク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:23 UTC 版)

「仮面」記事における「仮装用マスク」の解説

以下に、こうした演劇・芸能等に用いられるものではない仮装用マスクの実例など述べる。 いわゆるパーティーグッズとしての仮装用マスク(変装マスク)はゴム軟質プラスチック)製(en:Latex mask)で、動物架空または実在人物の顔を模して作られたものが多い。頭全体を覆う(頭からかぶる)タイプでは、目・鼻口など部分に穴が開いている。種類としてはウマ狼男フランケンシュタイン人気があるという。また、政治政治家批判するPR活動のときに、その政治家の顔を模したマスク用いられることがあるen:Richard Nixon mask)。これらのマスク著名なのは米国ドンポスト社(en:Don Post)や日本のオガワゴム製のものである。ドンポスト社では政治家前述フランケンシュタインなどのユニバーサル映画モンスタースター・ウォーズ・シリーズなどのキャラクターマスクを商品化していた。また、これらは頭からかぶるため「かぶりもの」とも俗称される。言葉のニュアンスとしては仮面とも覆面とも言いがたく、仮装用マスクとしか言いようがない。ゴム製のものも多くラバーマスクとも呼ぶ。 ドミノマスク / 女王様マスクen:Domino mask)と呼ばれる目など顔の上半分のみを覆うアイマスク状の仮面も、SM用途限らず現代では仮装やパーティーグッズとして広まっている。フィクションでは『バットマン』の登場人物ロビン着用例挙げられるチョウ模した形状場合はバタフライマスクとも呼ばれる古く仮面舞踏会挙げられ身分素性問わず男女交遊できたという背徳的な雰囲気から用いられるようになった推測されるヴェネツィア・カーニバルではこれ以外にも顔全体覆い隠すものも複数種で用いられておりヴェネツィアマスクとも呼ばれるen:Carnival of Venice#Types of masks)。 ジョークグッズひとつとして鼻の下ヒゲをつけ、それをメガネ組み合わせたものも鼻マスク呼ばれているが、医療用鼻マスクとは異なる。ひげメガネ鼻メガネともいうが、ヒゲ無しのものや眉毛だけ付いたものもある。また、本来「鼻メガネ」(鼻眼鏡)はツル無しメガネ総称である。 江戸時代の日本において、大道芸商品宣伝販売を行う際に「百眼ひゃくまなこ)」と呼ばれるアイマスク用いられことがある長方形の紙に眉毛などを描き、目の瞳部分のみをくりぬいたもので、その表情おかしさから人気呼び、のちに当時先進的な演劇であった歌舞伎にも取り入れられた。また、博多仁和加では同様の半面」を現在でも用いており、二◯加煎餅意匠としても知られる。これも一種仮装用のマスクである。

※この「仮装用マスク」の解説は、「仮面」の解説の一部です。
「仮装用マスク」を含む「仮面」の記事については、「仮面」の概要を参照ください。

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