仮装祭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 00:41 UTC 版)
13年前の夏に起こった、未解決の少女失踪事件。前任者に引き継ぎを受けた時から、川久保が最も気になっていた事件だった。 13年前の夏祭りの夜、町の広場で催されていた仮装盆踊り大会の最中、別荘に滞在中だった横浜の7歳の少女・亜矢香が行方不明になった。その年以来中止されていた仮装盆踊りと歌謡ショーが復活し、13年前の事件を想起させる今年の賑わいに、川久保は漠然とした不安を抱く。 広場を見渡すと、子どもたちを凝視するサングラスをかけた垢抜けた40代の女と、広場を真剣に見つめる初老の男が目に付く。片桐によると、初老の男は失踪事件があった当時の駐在・竹内だった。そして竹内によると、女は失踪した亜矢香の母・大月だった。 竹内に当時の詳しい事情を聞くと、事件の約1か月前にあった出来事のせいで、住民と警察の間に溝が生じ、それが亜矢香の捜索に悪影響を及ぼしたという。 そして恐れていた事態が発生する。娘・沙織が見当たらない、と男性が慌ててやって来る。沙織はかつての亜矢香と同じような仮装で祭りに参加していた。しかも、両親が付けた覚えがないが、大月には見覚えのあるティアラを付けていた。まさか亜矢香を連れ去った誘拐犯がまた?同じことを繰り返すまいと、川久保は緊急に捜索を要請する。 TVドラマ版第2作の原作となった。
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