仮装巡洋艦としての行動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 03:12 UTC 版)
「オトラント (仮装巡洋艦)」の記事における「仮装巡洋艦としての行動」の解説
1914年8月に第一次世界大戦が勃発すると、「オトラント」は同じオリエント汽船所属の「オトウェイ(英語版)」「オービエト」「オラマ」とともに徴用を受け、仮装巡洋艦に改装された。当時のイギリス海軍は、大型客船について仮装巡洋艦に使うには大きすぎて燃費も悪く不適切と評価して、軍隊輸送船や病院船として使用し、仮装巡洋艦には本船のような中型客船を充当する方針であった。 仮装巡洋艦「オトラント」は、クリストファー・クラドック少将の戦隊に配属され、南米沖で東洋艦隊に対する迎撃任務に投入された。1914年11月1日のコロネル沖海戦でクラドック戦隊は主力の装甲巡洋艦2隻を失って壊滅したが、武装が弱く速力が遅い「オトラント」は直接戦闘には加わらず戦場を離脱して生き残った。その後も南米沖で通商保護のために行動し、1917年4月17日にホーン岬沖でドイツの武装帆船「ゼーアドラー」と遭遇したが、悪天候のため捕捉できなかった。
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