北陸地区
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1962年7月から敦賀第二機関区(現・敦賀地域鉄道部敦賀運転センター車両管理室)に配置され、同年年末年始輸送の臨時急行「越前」と名古屋 - 大阪間の準急「比叡」に投入。翌1963年4月から定期急行列車での運用が開始され、1964年の北陸本線富山電化以降は金沢運転所(現・金沢総合車両所)への転属・集中配置となった。 北陸本線糸魚川と東海道本線・名古屋大阪までの運用を担当。1970年7月15日から富山地方鉄道本線宇奈月温泉・立山線立山まで交直流急行形電車の私鉄乗入れという珍しい運用も1982年まで行われた。 詳細については京阪神対北陸優等列車沿革および中京圏対北陸本線優等列車沿革も参照のこと。 投入当初は以下の編成を組成した。 ← 大阪 金沢 → クモハ471 モハ470 サハシ451 サロ451 サロ451 サハシ451 モハ470 クモハ471 モハ470 クモハ471 臨時列車などに投入される場合はサハシ451形2両減車の8両編成が組成されるケースもあった。1963年9月に敦賀‐新疋田間が複線化の際ループ線の完成により勾配が緩和され、増結が可能になったことから1964年1月にクハ451形が新造され北陸本線の3月以降は以下の編成に順次変更。 ← 大阪・米原 名古屋・金沢 → クハ451 モハ470 クモハ471 サハシ451 サロ451 サロ451 サハシ451 モハ470 クモハ471 + クハ451 モハ470 クモハ471 基本編成 付属編成 1967年にはサハシ451形1両減車の上で次の編成に変更。 ← 大阪・米原 名古屋・金沢 → クハ455 モハ474 クモハ475 クハ455 サロ455 サロ455 サハシ455 モハ474 クモハ475 + クハ455 モハ474 クモハ475 基本編成 付属編成 備考 サハシ455形(18・22・24)はサハシ451-7 - 12・16の場合がある。 基本編成は471系・473系が組成される場合がある。 付属編成は富山地方鉄道線内で抑速発電ブレーキを使用する関係から475系・457系に限定。 付属編成は単独もしくは2編成連結で「くずりゅう」運用や臨時列車にも投入。 1971年以降は一部編成で大阪方4両目クハ455形をサハ455形に、電動車ユニットでクモハ457形・モハ456形に差し換え。 1973年11月30日をもって利用者の減少と食堂要員を特急列車へ集中させるためにビュフェ営業休止。1975年より、冬期のみ基本編成からサロ1両とサハシを抜いた減車編成で運用された。 ← 大阪・米原 名古屋・金沢 → クハ455 モハ474 クモハ475 サロ455 サハ455 モハ474 クモハ475 + クハ455 モハ474 クモハ475 基本編成 付属編成 急行「ゆのくに」 急行「くずりゅう」 1978年4月より12両編成に復帰せずに同年10月改正で冬期減車編成が基本となり、ヘッドマークも小型化された。1982年11月の改正で「くずりゅう」を除き特急列車に格上げもしくは廃止。「くずりゅう」も1985年3月の改正で廃止となり、北陸地区での本系列の急行運用が終了した。 投入された主な列車を以下に示す。 準急→急行 「くずりゅう」:米原 - 福井・金沢間 急行→準急→急行 「越前」:大阪 - 福井間・敦賀 - 金沢間・大阪 - 金沢間 急行 「ゆのくに」「加賀」:大阪 - 金沢間 「立山」「越山」:大阪 - 富山・糸魚川・宇奈月温泉・立山間 「兼六」:名古屋 - 金沢間 快速 「こしじ」:福井 - 富山間
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北陸地区
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457系新北陸色 車内 413系への改造開始以前となる1985年4月1日現在で112両が、国鉄分割民営化直前の1986年11月1日現在で98両が配置されていたが、413系への改造進展によりJR西日本には90両が継承された。 475系金沢運転所編成表(1986年11月1日現在)編成 ← 米原 直江津 → 6両編成(7本)クハ455 モハ474 クモハ475 サハ455 モハ474 クモハ475 3両編成(18本)クハ455 モハ474 クモハ475 増結用(2両)クハ455 備考471系…25両/475系…65両/457系…8両 外観的特徴としてつららによる破損を防ぐために先頭車前頭部の列車種別表示器が塞がれているほか、雪の浸入によるMGの故障を防ぐためにクモハ前頭部箱型通風器のうち運転士側のMG冷却風用が撤去され、室内デッキから採風する方式に変更などの施工がされている。また修繕により現存する471系全車と475系の一部は側窓のサッシが交換されオリジナルと形状が異なり、MG用以外の屋上通風器の撤去やLED式側面行先表示機の設置などの改造も進行中である。Mc-M'車のトイレ・洗面台は閉鎖あるいは撤去された。 塗装は1985年に落成した419系が赤2号を地色とし帯クリーム10号との旧北陸色とし本系列にも採用されたが、分割民営化後の1988年にイメージチェンジでオイスターホワイトを地色としてコバルトブルーの帯を配した新北陸色へ変更が決定し、1991年に全車塗装変更が完了した。 また2005年 - 2006年にはA16・19編成が交直流急行色に復元された上で、2006年9月23日には「リバイバルくずりゅう」での運用を行った。A19編成では全車に60 Hz電源識別用の細帯が再現されているのに対し、A16編成のクハ455-18は細帯が省略されているなどの細部に違いがある。A16編成は2010年10月に廃車となったが、2013年9月にA13編成が交直流急行色に復元された。 2010年には費用削減のため単色に変更されることが決まり、同年2月8日には第一陣となるA18編成が北陸地域色である青一色塗装で出場した。その後A07・A22編成も青一色塗装で出場したが、2012年7月現在で青一色塗装はこの3編成のみへの施工とされた。 2015年以降は413系が七尾線転用により七尾色と呼ばれる茜色へ順次塗装変更を実施。4月にクハ455-701を組み込むB04編成が、7月にクハ455-702を組み込むB11編成が塗り替えられ、運用中の本系列から新北陸色が消滅した。 3両編成のうち475系・457系で編成を組む17本と増結用であるクハ455-19は近郊化改造が施工されており、未改造6両編成の一部が413系改造種車となった。改造が終了した1990年4月1日時点で3両編成22本・増結3両編成4本・余剰車2両の計80両配置となった。 旧北陸色 新北陸色 北陸地域色 七尾色 475系金沢運転所編成表(1990年4月1日現在)編成 ← 米原 直江津 → 増結用編成(A01 - A04編成)サハ455 モハ474 クモハ475 3両編成(A05 - A26編成)クハ455 モハ474 クモハ475 余剰車(2両)サハ455 備考471系…8両/475系…64両/457系…8両増結用編成は下り側(直江津寄り)に連結して運用。 その後余剰車のサハ455形2両が1993年度に廃車となったほか、1992年から1997年にかけて近郊化改造未施工車を対象に延命NB工事が施工され、客室内一部セミクロス化やデッキ仕切り扉の撤去などが行われた。 運用面では、分割民営化直後には北陸本線・湖西線近江今津以北・富山港線で定期列車に充当されたほか、415系の代走や臨時列車で七尾線への入線実績がある。 2000年代に入り運用縮小が行われ以下の状況で運用が終了した。 富山港線:2006年2月28日:富山ライトレール(現在の富山地方鉄道)移管 北陸本線(米原 - 敦賀)・湖西線(近江今津 - 近江塩津):2006年10月20日:敦賀以南ならびに湖西線直流電化切替に伴う223系・125系・521系の投入による置換え 続いて419系・475系老朽化取替え用として2010年3月までに521系10編成20両が投入され、同年10月までに8編成24両が廃車となった。 これはJR西日本発足後初めての編成単位での廃車で、これによって増結用編成(A01 - A04編成)は全廃された。 また同年6月ごろからは編成間での車両交換や6両編成化が実施された(#モハ457・モハ471・モハ475・サハ451・サハ455形を参照)。 さらに2011年3月までに521系20編成40両が投入され、敦賀 - 金沢間の運用を終了した。この結果同年6月までに4編成12両が廃車となった。 2013年3月16日ダイヤ改正では、北陸本線金沢 - 直江津間でA05 - A07・A10・A12・A13・A15・A18・A19・A21・A22・A24 - A26編成の計14編成42両が運用された。本系列のみもしくは413系と連結した6両編成を組成し、基本的に普通列車のほか、土休日には臨時運用として快速「ホリデーライナーかなざわ」にも充当された。 2014年3月15日ダイヤ改正では、定期運用の大幅減小ならびに金沢 - 糸魚川間へ短縮を実施。平日は運用列車全てが6両編成で運転。土休日運転の快速「ホリデーライナーかなざわ」運用は残存したが、昼間は大幅に削減され、朝夕ラッシュ時中心で運用された。 この結果改正直後にA06・A13編成が、9月4日にはA12・A24編成が廃車。 2014年10月18日に521系ダイヤ修正を実施。充当営業列車は9本に減少。 2015年3月14日ダイヤ改正でクハ455-701・702を除き営業運転を終了。同年4月時点でA05・A07・A10・A15・A18・A19・A21・A22・A25・A26編成の計10編成30両が車籍を有していたが、以後は以下の日付で廃車を実施。 2015年5月15日:A10・A15・A25・A26編成 2015年11月25日:A07編成 2016年3月31日:A18・A22編成・クモハ475-17を除くA05編成2両 2016年8月5日:A21編成・クモハ475-17(旧A05編成) 2017年3月31日:A19編成(クモハ475-46+モハ474-46+クハ455-60) 2020年(令和2年)10月以降は、残存するクハ455-701・702および413系・415系800番台の代替を目的として521系100番台が投入され、2021年(令和3年)3月13日のダイヤ改正で全ての運用が置換えられた。これに伴い413系・415系800番台はダイヤ改正前日の3月12日をもって運用を終了。このため413系B11編成に組成されていたクハ455-702は車籍をJR西日本に残したまま保留車の扱いとなった。 クハ455-701えちごトキめき鉄道譲渡後 一方でB04編成に組成されていたクハ455-701は同年3月15日付でJR西日本では廃車となり、えちごトキめき鉄道に譲渡された。同車は金沢総合車両所で交直流急行色への復元や一部座席へのテーブル設置などの改造工事を施工し、同年4月9日に直江津へ向けて甲種輸送された。ATS-Ps搭載工事や確認申請等を行ったのち同年6月16日から試運転を実施し、7月4日より検査期限の2022年まで定期急行列車や観光列車としての運行を予定しており、利用状況などの反響によっては検査を通して運行を延長することも検討している。
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北陸地区
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2005年(平成17年)10月31日の金沢店の閉店で、北陸地方から完全に撤退した。
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