ランサーエボリューションX
類別 | GSR | RS | |
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SMGFZ | SNGFZ | SNDFZ |
車名・型式 | 三菱・CBA-CZ4A | ||||
駆動方式 | 4WD | ||||
トランスミッション | ツインクラッチSST | 5M/T | |||
寸法・重量 | |||||
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全長 | (mm) | 4495 | |||
全幅 | (mm) | 1810 | |||
全高 | (mm) | 1480 | |||
ホイールベース | (mm) | 2650 | |||
トレッド | 前 | (mm) | 1545 | ||
後 | (mm) | 1545 | |||
最低地上高 | (mm) | 135 | 140 | ||
室内長 | (mm) | 2030 | |||
室内幅 | (mm) | 1470 | |||
室内高 | (mm) | 1190※1 | 1190 | ||
車両重量 | (kg) | 1540※2 | 1520※2 | 1420※3 | |
乗車定員 | (名) | 5 | |||
性能 | |||||
最小回転半径 | (m) | 5.9 | |||
10・15モード燃料消費率 (国土交通省審査値)※4 | (km/L) | 10.0 | 9.9 | 10.2 | |
エンジン | |||||
型式 | 4B11 MIVECインタークーラーターボ | ||||
弁機構・気筒数 | DOHC 16バルブ・直列4気筒 | ||||
内径×行程 | (mm) | 86.0 × 86.0 | |||
総排気量 | (L) | 1.998 | |||
圧縮比 | 9.0 | ||||
最高出力「ネット」※5 | (kW / rpm) | 206 / 6500 | |||
(PS / rpm) | 280 / 6500 | ||||
最大トルク「ネット」※5 | (N・m / rpm) | 422 / 3500 | |||
(kg・m / rpm) | 43.0 / 3500 | ||||
燃料供給装置 | ECI-MULTI(電子制御燃料噴射) | ||||
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン※6 | ||||
タンク容量 | (L) | 55 | 50 | ||
動力伝達装置 | |||||
変速機形式 | 6速ツインクラッチSST | 5速マニュアル | |||
変速比 | 1速 | 3.655 | 2.857 | ||
2速 | 2.368 | 1.950 | |||
3速 | 1.754 | 1.444 | |||
4速 | 1.322 | 1.096 | |||
5速 | 1.008 | 0.761 | |||
6速 | 0.775 | - | |||
後退 | 4.011 | 2.892 | |||
最終減速比 | 4.062 | 4.687 | |||
走行装置 | |||||
ステアリング形式 | ラック&ピニオン(パワーステアリング) | ||||
サスペンション形式 | 前 | マクファーソンストラット式 | |||
後 | マルチリンク式 | ||||
主ブレーキ形式 | 前 | ベンチレーテッドディスク (18インチ、4ポット) | ベンチレーテッドディスク (15インチ、2ポット) | ||
後 | ベンチレーテッドディスク (17インチ、2ポット) | ベンチレーテッドディスク (15インチ、1ポット) | |||
タイヤ | 245/40R18 93Y※7 | 205/60R16 92H※7 |
●仕様変更は発表なく実施することがあります。なお本仕様は国土交通省届出数値です。
※1:電動チルト&スライドガラスサンルーフ装着車は1135mm。
※2:電動チルト&スライドガラスサンルーフ装着車は+20kg、ロックフォードフォズゲートプレミアムサウンドシステム装着車は+20kg、レザーコンビネーションインテリア装着車は+10kg、サイド&カーテンSRSエアバッグ装着車は+10kg。
※3:ENKEI社製18インチ鋳造アルミホイール+brembo社製ブレーキ装着車は+30kg、ツイステッドウイングタイプ大型リヤスポイラー装着車は+10kg、インタークーラースプレー装着車は+10kg。
※4:燃料消費率は定められた試験条件での値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。
※5:エンジン出力・トルク表示にはネット値とグロス値があります。「ネット」とはエンジンを車両に搭載した状態とほぼ同条件で測定したものであり、「グロス」とはエンジン単体で測定したものです。同じエンジンで測定した場合「ネット」は「グロス」よりも、約15%程度低い値(自工会調べ)となっています。
※6:本車両には無鉛プレミアムガソリンをご使用ください。なお無鉛プレミアムガソリンが入手できない場合、無鉛レギュラーガソリンもご使用できますが、エンジン出力低下等の現象が発生します。
※7:メーカーオプションのハイパフォーマンスタイヤを装着した場合、245/40R18 93Wとなります。
※都合により製品の仕様を予告なく変更する場合があります。
(注:この情報は2008年3月現在のものです)
ランサーエボリューションX
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:16 UTC 版)
「三菱・ランサーエボリューション」の記事における「ランサーエボリューションX」の解説
2007年4月26日に発表され、同年10月1日発売(SSTモデルは同年11月下旬発売)。型式名“CBA-CZ4A”、通称“エボX”。キャッチコピーは“その進化は、一瞬で次代を抜き去る。”。価格は299万7,750円から375万600円。2007年度の目標販売台数は4,000台と発表されている。ランサーエボリューションはそれまで期間や台数を限定した生産が行われてきたが、本モデルで初めてカタログモデルとなった。 2005年の東京モーターショーにて、ベース車となるランサー(日本名:ギャランフォルティス)のプロトタイプ『Concept-X』および『Concept-Sportsback』を発表。その後、2007年3月のデトロイトモーターショーで市販モデルの発表と、次期ランサーエボリューションのプロトタイプとなるコンセプトカー『Prototype-X』が展示された。 ボディモノコックはギャランフォルティスと共有する。サスペンションがメンバーから違うものになっており、前輪が15 mm前に出たが、バンパーで前後オーバーハングを切り詰めて全長を75 mm短くしている。また全高もアルミルーフの採用とロールセンターの低下により10 mm低くし、リアとフロントのフェンダー、トレッドを拡大して走行安定性を高めた。ボディフレームにはギャランフォルティス同様、最高で980MPa級の高張力鋼を使用している。 トランスミッションにはオーソドックスな5速MTのほか、前モデルで採用されていた6速MTに代わり新開発の6速DCT「Twin Clutch SST(SST)」を新たに設定。クラッチペダルを持たない2ペダルMT方式のため、法律上はAT車扱いとなりオートマチック限定免許でも運転が可能となっている。ランエボシリーズではエボⅦGT-Aに次ぐ2例目のAT車である。 エンジンはこれまでの4G63型ではなく、ワールドエンジンであるオールアルミブロックの4B11型を搭載。重量が軽量化されたことに加え、ヨーモーメントの低減に大きく寄与している。MIVECとの組み合わせによりトルクは422 N-m (43.0 kg-m) となった。なお、自動車馬力規制が解除された後も「無駄な出力競争を避けるため」として最高出力は206 kW (280 PS) に留められていたが、2008年10月に行われた1回目のマイナーチェンジで300 PSに高められた。 4WDシステムは新開発の車両運動統合制御システム「S-AWC」が搭載される。エクステリアではジェット戦闘機をモチーフにデザインされた大きく開いたフロントグリル「ジェットファイターグリル」が特徴的である。 モデルは街乗りに主眼を置いたGSRと、競技ベース車となるRSの2モデル。GSRは6速SSTと5速MT、RSは5速MTのみがラインナップされる。競技ベース車のRSは、GSRに標準装備されている助手席エアバッグやフルオートエアコンが省略され、ヘッドライトもGSRのディスチャージヘッドランプに対して安価なハロゲンランプになっているなど、価格と重量を抑えている。 2008年7月3日 同年10月より韓国・ソウルの総輸入販売代理店であるMMSKコーポレーションを通じて韓国国内で販売すると発表。販売されるのはツインクラッチSST搭載モデルのみ。 2008年10月9日 マイナーチェンジ。リアコンビランプのエクステンション部をレッド塗装からブラック塗装に変更し、エンジンは280 PSから300 PSに出力アップされた。その他、RS以外のインテリアや機能性もいくつか向上された。またBBSのホイールや本革レカロシート、HDDナビゲーションを標準装備し静寂性や運動性能を高めた新グレード「GSR-Premium」を追加した。キャッチコピーは“To The Premium Driving”となり、全体的に高級感を高めた改良となった。 2009年10月8日 マイナーチェンジ(2010年モデル)。キャッチコピーは、“唯一無二の才能を、この手に。”。主に、サイドスカートの大型化や、樹脂製のエンジンヘッドカバーの採用で約1.5 kgの軽量化などが行われた。グレード体系も見直され、GSR-PremiumからMT仕様が廃止された。機能面では、一定速度で走行するクルーズコントロール機能をGSR-Premiumに標準装備、GSRにはオプション設定とした。静粛性にも改良が加えられており、RS以外のフロントウインドウに遮音ガラスが採用された。インテリアでは、メーター部に車両の情報を表示するマルチインフォメーションディスプレイのカラー化など。他に、RSを除いたエアコンダイヤルのクロームメッキ化や、夜間乗降時の照明やワイパーの機能に手が加えられた。また、リアウイングをレスオプションにできるようになった。また中谷明彦によればMT車のみ320 PSにする計画があったがリーマン・ショックによる景気後退でペンティングされ300 PSにとどめざるを得なかった。 2010年10月8日 マイナーチェンジ(10月21日販売開始)。高着火性点火プラグの採用やエンジン制御、触媒の仕様を見直したことで、JC08モード対応の「平成17年基準排出ガス50%低減レベル (☆☆☆)」に適合するとともに加速レスポンス、燃費も向上。Twin Clutch-SST車は制御見直しを行い、変速レスポンスの向上や減速時のスキップシフトを可能にしたことで、よりドライバーのフィーリングにあった変速が可能となった。また、「RS」以外のグレードではブレーキアシスト機構をペダル踏力・踏込み速度感応型に変更、ドアの不正開放や車内への不正侵入、車両の不正移動、ジャッキアップなどによるタイヤ盗難、バッテリーケーブルの切断などの異常を感知し、セルフバッテリー内蔵サイレンの吹鳴とハザードランプが点滅して知らせるプレミアムセキュリティアラーム(サッチャム準拠の盗難発生警報装置・国土交通省許可品)、低燃費運転をアシストするECOランプを追加した。さらに、「GSR-Premium」は7インチワイドディスプレイHDDナビゲーション (MMCS) に地上デジタルチューナーを新たに内蔵し、携帯電話や音楽プレーヤーなどの外部機器をMMCSのタッチパネル・ステアリングオーディオのリモコンスイッチ・ボイスコマンド機能で操作できるリンクシステムを追加。ロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステムのトータル出力を向上 (650 W→710 W) し、より迫力のあるサウンドを楽しめるようになった(MMCSおよびロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステムは「GSR」にもメーカーオプションで装備可能)。なお、2010年モデルで一部採用された遮音ガラスは廃止された。合わせて、今回の一部改良モデルより、5年目以降の車検入庫時に保証延長点検(24か月定期点検相当)を受けることを条件に適用される「最長10年10万km特別保証延長」の対象車種となった。 2011年10月20日 マイナーチェンジ(10月27日販売開始)。 走行中にアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏んだ場合、ブレーキを優先するブレーキオーバーライド制御を全車に採用。内装では、RSを除き、アクセントパネルをグロスブラック塗装に変更し、フロントドアトリム上部をソフトパッド、中央部をソフトレザーとした。また、シフトポジションを「R」にすると、ルームミラー内蔵の3.3インチカラー液晶モニターが後方の様子を映し出して安全な後退・駐車をサポートする「リアビューモニター付ルームミラー(自動防眩機能付)」を、メーカーオプションとして設定した。 2012年10月10日 マイナーチェンジ。 「GSR」・「GSR-Premium」でボディカラーの見直しを行い、「ライトニングブルーマイカ」に替わって「コズミックブルーマイカ」を追加設定。「GSR」・「GSR-Premium」にメーカーオプション設定されているMMCSは高解像度・高精細WVGAモニターを搭載した多機能メモリーナビゲーションなどで構成される新型に更新し、ロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステムには「DTS Neural Surround」などの新機能を採用した。また、「GSR」には6.1インチQVGAタッチパネルを採用し、駐車場などの後退時にリアビューカメラから後方の映像を確認できるディスプレイオーディオをメーカーオプションに追加した。 なお、この変更と同時にパジェロから5MT仕様が廃止され、2013年6月にはeKからもMTが廃止されたため、本車が三菱唯一のMT乗用車となった。 2014年3月28日 三菱自動車は、ランサーエボリューションを現行モデル限りで生産を終了することを明らかにした。 イギリスで販売終了記念車「FQ-440 MR」を40台限定で発売。同モデルではHKS製ターボチャージャー・Janspeed製吸排気系パーツなどが標準装備され、エンジン出力が440 ps / 57 kg・mに引き上げられた。価格も5万ポンド(約845万円)と高めに設定されたが、販売開始からわずか60分で完売した。 2014年6月2日 北米市場向けに、ランサーエボリューションの2015年モデルを7月から生産開始する方針が明らかになる。このため北米市場に限っては当面の間現行車種として生き長らえることになった。 2014年7月10日 一部改良(SST車は8月1日販売開始)。 ドアミラーをウィンカー付に変更し、フロントのドアトリムにステッチを追加。ボディカラーは「コズミックブルーマイカ」と入れ替えで「ライトニングブルーマイカ」が復活した。 MT車の競技用ベースグレード「RS」を9月で廃止、SST車は2014年度中に生産終了することが発表された。これに伴い、SST車は成約記念として「Twin Clutch SST FINAL」と打刻されたアクセントスカッフプレートとシリアルナンバー入りプレートが進呈され、販売店で装着される(シリアルナンバー入りプレートはシフトパネルに装着)。 2014年12月下旬 SST車が生産終了、以後は在庫のみの販売となる。なお5MT車は2015年8月まで継続生産された。 グレード体系グレード販売年エンジン型式エンジン排気量最大出力最大トルク変速機車重RS 2007年10月 - 2008年10月 4B11 MIVEC(ICターボ) 直列4気筒DOHC16バルブICターボ 1,998 cc 280 ps / 6,500 rpm 43.0 kg・m / 3,500 rpm 5速MT 1,420 kg 2008年10月 - 2014年7月 300 ps / 6,500 rpm 1,420 kg GSR 2007年10月 - 2008年10月 280 ps / 6,500 rpm 1,520 kg 2008年10月 - 2015年7月 300 ps / 6,500 rpm 1,530 kg 2007年11月 - 2008年10月 280 ps / 6,500 rpm 6速SST 1,540 kg 2008年10月 - 2015年3月 300 ps / 6,500 rpm 1,550 kg GSR プレミアム 2008年10月 - 2009年10月 300 ps / 6,500 rpm 5速MT 1,580 kg 2008年10月 - 2015年3月 6速SST 1,600 kg Concept-X Concept-Sportsback Prototype-X
※この「ランサーエボリューションX」の解説は、「三菱・ランサーエボリューション」の解説の一部です。
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