ランサーエボリューションVIII
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「三菱・ランサーエボリューション」の記事における「ランサーエボリューションVIII」の解説
2003年1月31日発売。型式名“GH-CT9A”。通称“エボVIII”。 ダイムラー・クライスラーより移籍したデザイナー、オリビエ・ブーレイが三菱車共通のアイデンティティとして提唱した、富士山型のグリルが採用された。コンサバティブな長方形グリルから先述の富士山型グリル(通称「ブーレイ顔」)への変更は発売当時は不評を買い、ラジエターの冷却性低下や空気抵抗の増大を招いた。 もっとも、メカニズムにおいては先代のエボVIIより、着実に進化を果たしており、特にトランスミッションは6速MT化(愛知機械工業製)されている(RSには5速MT仕様も設定)。また、ガソリンタンクの容量がエボVIIは48リットルだったが、VIIIではGSRが55リットル、RSが50リットルと拡張されている。 基本的にグレードはGSRとRSの2種類である。両者ではヘッドライト点灯時のテールランプ点灯パターンに違いがある。ヘッドライト点灯時、GSRはテールランプが4個とも点灯するが、RSは奥の2個のみが点灯し、ブレーキを踏んだ時のみ4個全てが点灯する。 AYCの内部構造を見直し、制御トルク量を増加させたスーパーAYCを採用(RSは標準で1.5WAY機械式LSD、スーパーAYCはオプション)。リアウイングが量産セダン世界初のカーボン製になった。またこのモデルから日本国外への輸出が正式に開始された。スーパーAYCの性能と評価は高く、操縦性でライバルのインプレッサを超えたとさえ言われた。ただし、輸出モデルにはACD及びAYCは搭載されていない。また、年々増加している盗難対策に、本モデルからはイモビライザーが全グレード標準装備となった。 グレード体系グレードエンジン型式エンジン排気量最大出力最大トルク変速機車重RS 4G63(ターボ) 直列4気筒DOHC16バルブICターボ 1,997 cc 280 ps / 6,500 rpm 40.0 kg・m / 3,500 rpm 5速MT 1,320 kg 6速MT 1,350 kg GSR 1,410 kg GSR(リア)
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