ブーレイ顔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 19:43 UTC 版)
ブーレイは「三菱自動車の力強いイメージを確立するためには、統一された近似性が重要」だと認識し、先述した4台のコンセプトカー(CZ2、CZ3ターマック、スペースライナー と SUP)はグリル下辺にカーブを持たせてボンネットの縁で鋭角に折り返し、中央に富士山型の突起を設けて三菱マークを大きく配するという、共通のフロントフェイスを持っていた。 後にこの顔は、2003年にオーストラリア市場でマグナのマイナーチェンジ(後継は380)と、日本市場では軽自動車のiに採用された。後者2モデルが市場に導入された当時、既にブーレイは三菱自動車を去った後だった。他にパリ・ダカールラリーマシンのパジェロエボリューションも担当し、これ以降の多くの三菱車にもその影響は垣間見える。しかし、日本ではこのフロントフェイス(いわゆる「ブーレイ顔」)は賛否両論を呼んだ。またランサーエボリューションVIIIの場合は冷却性低下や空気抵抗の増大が問題視され、「性能一辺倒のランエボらしくない“退化”」と実用上の問題からブーレイ顔を快く思わない層もいる。 後にグランディス、コルト、ランサーの日本仕様、及びランエボ(VIII→IX)についてはマイナーチェンジでブーレイ顔が廃止された。
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