実用上の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/19 07:37 UTC 版)
XHTML、XSL、CSS といった現状の仕様とそのソフトウェアツールでの実装は、やっと成熟段階に至ったレベルである[要出典]。従って、このような内容とスタイルの分離をしようとしたときに、いくつかの実用的問題が生じることがある。 意味論的語彙の欠如 HTML には意味論的要素の語彙(例えば、段落、引用、強調など)が限られている。HTMLから拡張可能なXHTMLへの移行により、より豊富な意味論的語彙の採用が促進され、スタイルシートでの対応も促進されると考えられる。例えば、振り仮名の表記、MathML、XForms、XFrames といった拡張によって新たな要素が文書に使われるようになれば、それらのスタイルを指定できるようスタイルシート言語も拡張されるだろう。しかし、現状ではスタイルシート言語がサポートしていない要素については、作者が場当たり的にセレクタを追加生成しなくてはならない。 複雑な配置 複雑な配置をスタイルシート側で制御しようとしても、ブラウザが対応していない場合がある。 解析/生成ツール以外での採用が少ない スタイルシートの仕様は完成されつつあるが、ソフトウェアツール側での対応は遅い。主なウェブ開発ツールはいまだに表示とコンテンツの混合型モデルを採用している。
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