ラミア・ラヴレス
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インスペクター事件当時のアサルト4。事件後は特殊戦技教導隊に転属。シャドウミラー#ラミア・ラヴレスを参照。
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ラミア・ラヴレス
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Lamia Loveless 声:清水香里 初出は『スーパーロボット大戦A』。レモンによって生み出された人造人間「Wシリーズ」の最新型であり、「Wナンバー」の一人。ナンバーは「W17(ダブリュー・ワン・セブン)」。緑がかった銀色の長髪に緑色のスーツが特徴。左肩に赤いタトゥーのような模様を持つ。このマークは後にラミア専用のガーリオンにもペイントされている。レモンによれば、任務の達成率だけならばアクセルを上回り、実力、容姿、スタイルの全てにおいて完璧であるとのこと。 当初はあまりに兵士らしくない部隊メンバーの態度に対し、疑問を感じるとともに、自身がその影響を受けてしまうことを恐れていた。しかし、「兵士から任務を取ったら何が残る?」という問いに対し「人間が残る」と言われたことに強い衝撃を受けるシーンも。再合流ののち、スパイであった彼女を仲間として受け入れるような自軍の「甘さ」を、自分自身が受け入れていることに気づくが「不思議と嫌な気分ではない」と感じている。 スパイ活動のためか、格闘家同士のケンカに割って入り攻撃を捌こうとするなど戦闘技術も持ち合わせている。結果的に失敗してダメージを負ったが、その際に治療を受けながらも人造人間だと悟らせなかった。また人間同様に食事を取れ、きわめて人間に近い内部構造を持つのか、食べた料理が原因で機能不全まで起こした。しかし人間の目はごまかせても動物的感覚まではごまかせないようで、普段は人に向かって吠えかかることのない犬の千代錦がラミアに向かってしきりに吠えかかる一幕がある。筋力も高いらしく、『OGIN』ではトレーニングマシンを破壊する描写がある。番号が17である理由は寺田P曰く「鉄人の番号は17番か28番が決まりだから」とのこと。 巨乳であり、『A』では神隼人、『OG2』ではタスクなど一部のキャラクターからは「ボインちゃん」と呼ばれるが、本人は「こんなもの重いだけ」と思っている。なお、『無限EXCEED』には彼女の服が防具として存在し、アシェンからはコウタとの会話の際「無表情ボイン」と評された。 作品やプレイヤーの選択によって大きく性格や立ち位置が変わるので、個別に説明する。 『A』主人公 戦争で父親を失い、形見となった謎の起動兵器で仇を討つために連邦軍に入隊する。しかし、その正体はシャドウミラーのスパイである人造人間。任務を遂行することを至上とし、自身が戦争の道具であるということに何の疑問も抱かなかったが、潜入したロンド・ベルでの仲間との交流により戸惑いながらも次第に人間性を得てゆく。最終的には部隊を救うために、与えられていた命令を無視し、自爆する。その後レモンによって回収されるが、芽生えた「ラミア・ラヴレス」としての自我を尊重した彼女の手引きでシャドウミラーを離脱、今度は自らの意思で部隊と再合流する。 同主人公のアクセルをライバル視しており、彼との決着を付けようとするが「裏切り者に隊長と呼ばれる覚えは無い」と言われながらも、最後まで隊長と呼ぶのを止めなかったり、最期の時には脱出するよう説得するなど、単なる敵対感情だけではなかった模様。アクセルの最期の時「俺は自ら望んで人形になったが、お前は何になることを望む?」という問いに対し「Wナンバーの1体ではなく、何者かになること」という望みを口にした。 基本的には他のWシリーズと同じく生真面目で冷静な性格であるが、自我を自覚し始めてからは多少の変化が伺える。また、次元転移の影響で言語機能に障害があり、敬語をうまく喋ることができないが、レモンに回収された際に修復されている。エピローグでは言語故障時の真似をするなど人間的なユーモアを見せている。 乗機はアンジュルグ、ヴァイサーガ、アシュセイヴァー、ラーズアングリフの中から1機選択。 『A』では、能力面でのアクセル(主人公)との差は格闘・射撃の数値が若干違う程度であったが、『AP』では精神コマンドにも違いがある。 なおスーパー系、リアル系に関わらず強化人間の特殊技能を持っている。 『A』ライバル Wシリーズの一人、最新型のW17として、シャドウミラーの任務をこなしていく。主人公バージョンとは違い、まったくと言っていいほど感情を表に現さなかったが、アクセルを相手にすると聞かされて不適に笑い(レモンから滅多に笑わないのにと驚かれた)対峙した際にも「倒しがいがある」などと任務に関係なく葬ろうとするなど、戦うことに喜びを持っているかの様な反応を見せている。「自分達のようなものに居場所はない」というシャドウミラーを否定した言葉に対しても、自分達Wシリーズの存在を否定している、と口を挟んだ。また、敵対したアクセルを本当に倒してもいいのかどうかとレモンに対して尋ねたりするなど、命令に従うだけではないなにかを見せかけてはいた。しかし、最期には自分が死んでも戦況に変化はない、と全く感情を現さず、与えられた命令をただこなすための人形として散っていった。 『OG2』『OVA』 基本は『A』主人公と同じで、ATXチームにアンジュルグのテストパイロットという肩書でスパイとして入り込む。エクセレンから「エクセ姉様」もしくは「姐さん」と呼ぶように言われて従ったが、正体を明かしてからもそう呼び慕っている(ただし、心中の台詞においては「エクセレン」と呼び捨てにしている)。なお外見上の年齢は20歳前後なので、一応正しい呼ばせ方ではある。また、『A』とは違い、自分以外のWシリーズが存在するため、彼らが自我を見せつつ死んで行くのを見て憐みの表情を浮かべることもある。『OG2』での戦後は新たに少尉に任官し、新生特殊戦技教導隊に所属していたが、バルトール事件に巻き込まれ、生体コアとしてバルトールに組み込まれてしまう。しかし、キョウスケの一か八かの賭けによって救出される。搭乗機はアンジュルグ、進行次第でヴァイサーガまたはアシュセイヴァー3号機が追加される。なお、PT・AMなど汎用ユニットにも乗換が可能。 『OGs』以降の『OG』シリーズ 基本は『OG2』と同じだが、いくらか設定が変わっている。アクセル相手の性能テストで、唯一引き分けに持ち込んだWナンバーである。以前のシリーズ以上に症状が悪化しており、正確に台詞を読もうとすると一苦労するほどである。また、完全に修復することによって自我に影響が出ることを危惧したレモンが、多少の調整を行うだけにとどめたため、稀に以前のような喋り方が出てしまうことがあるが、部隊のメンバーからは「特徴があって良い」「かわいい」などと認識されているようだ(時折アシェンの台詞や無駄に丁寧な言葉遣いが出る)。とはいえ、人間の感情の機微にはまだ疎く、アクセルに嘘をあっさりと見抜かれている。ユーモアなどの感性も、理解しようとはしているようだが、ジョークや物の例えを言葉通りに受け取ってしまい、結果的に的外れな行動をとっている場合があるなど、前途多難である。バルトール事件ではバルトールに組み込まれた後、生存が確認されキョウスケにより助け出されるが、直後にヴァルシオン改・タイプCFに不意打ちをされて生死不明となった。 その後、デュミナスに回収され洗脳された状態で復活し、バルトールの制御のためのコアにされてしまう。このときは機械的な口調に変化しているなど『A』における敵仕様のラミアに近い。また、キョウスケたちをコードATAに巻き込んで始末しようとするが、アクセルのコードDTDを外部から強制的に引き起こすという一か八かの賭けで救出される(この際の一連の会話は、『A』における敵バージョンのラミアの最期の再現)。修羅やデュミナスとの決戦では以前の上司やWシリーズを否定するところがあり、以前の面影はなくなっている。『OG外伝』よりコードATAの他に、彼女とアシェンのみ強制オーバーヒートを起こすコードDTDが搭載されているという設定が追加された。レモンによるとアシェンはラミアの姉のようなものであるとのこと。なお、ラミア自身はアシェンの様に自らコードDTDを発動させる描写は今の所はない。また、アシェンのようなコードDTDでおこる二重人格的な要素があるのかも不明(ただし『第2次OG』ではファントム・フェニックスまたは奥義・光刃閃発動時にテンションの高い口調になることもあり、戦闘時のセリフで「プロト・コード」と呼ばれるプログラムが介入しているらしい)。 『無限のフロンティア』のドラマCDでは、転移前に休眠状態のアシェンをレモンから見せられて姉だと教えられたが、当時まだ自我が無かったラミアは冷淡な反応をするだけだった。『OGMD』ではこの設定を反映してアシェンを見たことがあるとなっており、彼女のことも覚えていた。アシェンからは姉様と呼ぶよう言われており、ラミアもアシェンを姉だと認知しているが、自分以上に人間的自我を確立しておりかつ自由奔放なアシェンの言動にしばしば振り回されている。 搭乗機は『OG2』の3機および、ガーリオン(白)。バルトール制御コアにされている間はバルトール、ヴァルシオン改・タイプCFに搭乗する。 北米版『OG2』 国内版『OG2』と同一だが、言語機能の異常は「something-ing」「understa-and」といったように、奇妙な箇所で言いよどむという形で表現されている。また作中では人造人間という単語に「cyborg」という訳が充てられているが、正確にはアンドロイドである。 名前の由来はナイフ製作者「ロバート・ウォルドーフ・ラブレス」より。GBA版『A』では強化人間の特殊技能が設定されていたが、『AP』では設定が無くなった。 専用BGMは「ASH TO ASH」(北米版『OG2』での曲名は「CODE: ATA」)、「極めて近く、限りなく遠い世界に」(ヴァイサーガ)、「極めて近く、限りなく遠い世界に(Ver.OG)」(『OGs』、『OG外伝』でのイベント時)。『OG2』では隠しで「DARK KNIGHT」が選択可能。
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ラミア・ラヴレス
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