ビーチシティの住民
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 20:32 UTC 版)
「スティーブン・ユニバース」の記事における「ビーチシティの住民」の解説
ラース(Lars Barriga) 声:マシュー・モイ/金本涼輔 "The Big Donut"というドーナツショップの店員。クールぶった無愛想な青年で、店に来るスティーブンを邪険にしている。ピアスホールを空けた大きな耳がドーナツのように垂れている。 やや屈折した性格でサボり癖があり、何かと仮病等の理由を付けてセイディに仕事を押し付ける。セイディは唯一自然体で接することが出来る相手で、セイディからの好意には気付いていて本人も満更ではないが、素直になれず冷たくしてしまうことも多い。 ロナルドは幼馴染で子供の頃は親友だったが、ある出来事が原因で絶交してしまった。 町のイケてる三人組と友達になりたがっているが話しかけられず、スティーブンを介して仲良くなったおかげで一緒にドライブに行けるようになったが、無理に合わせようとして空回りしてしまった。 誰にでも好かれるスティーブンに嫉妬しているが、いつも自分を助けてくれる彼に友情も感じている。 実は製菓が得意で、様々なケーキを作る事が出来る。 スティーブンと共にホームワールドまで誘拐された時、はぐれジェム達を救うために戦うもその戦いで絶命。しかし、スティーブンの癒しの涙で復活。その際ライオンのようにピンク色の皮膚と髪になり、髪はライオン同様にワームホールができた。 その後ははぐれジェム達と共にエメラルドから宇宙船を奪い、宇宙海賊となる。 続編スティーブン・ユニバース フューチャーでは、仲間のはぐれジェム3人がジェムの学校に通うため、ビーチシティに一時帰還。ケーキショップを開く。 セイディ・ミラー(Sadie Miller) 声:ケイト・ミクーチ/斎賀みつき "The Big Donut"の店員。同じシフトのラースとは対照的に勤務態度は真面目で、スティーブンにも親切に接してくれる。ラースのことが好きで、自己中心的なラースに振り回されつつも付かず離れずの微妙な関係を保っている。 郵便配達人のバーブが母親。セイディの歌が上手いことを知ったスティーブンが、バーブと協力してビーチ・フェスタへのゲスト出演を進めるが、プレッシャーから出られなくなってしまった(第69話「セイディの歌」参照)。 ラースが宇宙に旅立ってからは1人でドーナツ店を続けていたが、ラースのいない寂しさや仕事での疲労、若さを退屈な仕事で消費していく喪失感などからかなり気が滅入っていたが、あることをきっかけにバック、サワークリーム、ジェニーの3人と「セイディ・キラーズ」というバンドを組み、ドーナツ店を辞める。 続編スティーブン・ユニバース フューチャーでは、ラースとは何度かヨリを戻そうか話し合ったが、結局は破局。シェプという新しい彼氏ができていた。 バンドも解散するが、シェプと共に歌手活動を続けているようである。 コニー・マヘスワラン(Connie Maheswaran) 声:グレイス・ロレック/野中藍 スティーブンの親友でクリスタルジェムズのメンバー。スティーブンよりも少し背が高く、ふわふわしたダークブラウンの髪のインド系の12歳の女の子。 読書が好きでとても頭が良く、色々なことを知っている。父親の仕事の都合で転勤が多いため友達ができず、いつも1人で過ごしてきた。過保護で厳格な両親の教育方針でジャンクフードは食べない。 1年前にお祭りで落としたブレスレットをスティーブンが拾っており、ブレスレットを返そうとした彼とバブルの中に閉じ込められてから仲良くなった。 第23話ではスティーブンとの「間接キス」でメガネが要らなくなるほど視力が上がり、普段は両親を心配させないようにレンズを外した伊達メガネをかけている。 スティーブンが自分よりも長生きすることを知ってショックを受けるが、スティーブンを守ろうとパールに剣術と格闘術を教わり、身体能力を飛躍的に向上させる。同時にパールからスティーブンへの忠誠心を植え付けられかけたが、対等な関係を望むスティーブンに阻止される。スティーブンからローズの剣を預かり、戦いに参加するようになった。 スティーブンのことが大好きで、彼の人生の一部になりたいと願っている。しかし、全てを助けようとして自分を頼ってくれないスティーブンに傷ついてもいる。 最初は内向的で自分に自信を持てなかったが、スティーブンとの冒険を通して前向きで逞しい性格になり、母親に自分の意見を伝えられるようになってきている。 両親にはジェムズの存在を隠していてスティーブンの家庭は核家族だと話していた。しかしスティーブンの家族との食事会を約束させられてしまい、ジェムズの振る舞いやコニーの嘘に怒った両親にスティーブンと会うことを禁止されるが、スティーブンに対するパールとガーネットのしつけを気に入った両親に付き合いを許された。 母親が勤務する病院にモンスタージェムが現れた際、ローズの剣を母親に見つかって没収されてしまう。混乱する母親に自分がスティーブンと共にモンスターと戦っていることと、メガネにレンズがないことを打ち明けてモンスターを倒し、母親の理解を得ることができた。 フライマン(Mr. Fryman) 声:ビリー・メリット/金本涼輔 フライドポテト店"Beach Citywalk Fries"の店主。フライマン家は全員フライドポテト型の髪形である。スティーブンはこの店のはじっこポテトがお気に入り。 ピーディー(Peedee Fryman) 声:アティキャス・シャフター/斎賀みつき フライマンの息子でスティーブンの友達。ロナルドよりも遙かにしっかりしているが、たまには店番の仕事を投げ出して遊びたいという子供らしい一面もある。 ロナルド(Ronaldo Fryman) 声:ザッカリー・スティール、ブレーデン・フィッツジェラルド(幼少期)/米田基裕 ピーディーの兄。メガネをかけた太めのオタク青年で、自分はヒーローに選ばれた特別な存在だと思っている。店の手伝いもせずにビーチシティの超常現象を追いかけており、「ビーチシティの不思議」というブログを開設している(実際にロナルドが書いたという設定の公式ブログや、調査資料を書籍化したという設定の公式ファンブックが存在する)。その結論自体は間違っているものの、ジェムについての考察には幾つか的を射ているものもあり、あなどれない。町の灯台の中に部屋を持っている。 サワークリーム(Sour Cream) 声:ブライアン・ポゼーン/田村真 町のイケてる三人組のひとりで、スティーブンの友達。よくヘッドホンで音楽を聴いている。 画家のヴィダリアの長男で、オニオンとは異父兄弟に当たる。子供の頃のベビーシッターがグレッグだった。 将来の夢はDJ。複数の携帯ゲーム機を改造したオーディオ機器を持つ。口うるさい義父のイエローテイルに反発しており、自分のレイブの日にビーチシティを訪れた実父マーティに憧れ、本格的な設備を準備してもらう。ところがグアコーラの宣伝に利用されたと知って失望し、イエローテイルが持ってきた機材でレイブを開くことができた。 オニオンやイエローテイルの話す独特の言葉を理解している様で、マーティの裏切りに腹を立てたサワークリームは彼等の言葉でまくし立てている。 バック(Buck Dewey) 声:ラマー・エイブラムス/米田基裕 町のイケてる三人組のひとりで、スティーブンの友達。常にサングラスをかけたクールな青年で、見た目や性格がガーネットに似ている。 デューイ市長の息子で、選挙や体面ばかりで父親らしい行為をした事がない彼に失望している。 スティーブンが作ったグレッグのギター教室の広告ポスターを見て宣伝用のTシャツ作りを提案するが、実はスティーブンの下手な絵で父親思いの彼をこき下ろすつもりだったと明かす。市長の選挙演説では昔父親のために作った応援広告のTシャツをスティーブンがばらまき、人々が嘲笑する中でTシャツの柄をなぞるデューイ市長に涙を流した。その後はスティーブンに謝罪し、ギター教室に通うようになった。 デューイ市長がウィリアムの劇の脚本を書いた際(実際はウィリアム本人を知るパールに修正されている)、ウィリアムを欠点だらけな人物にしたことを評価した。 続編のスティーブン・ユニバース フィーチャーでは、バンドは解散し、医学生になったことが判明。 ジェニー(Jenny Pizza) 声:リーガン・ゴメス=プレントン/東内マリ子 町のイケてる三人組のひとりで、スティーブンの友達。金色の耳飾りをつけたおしゃれな女の子。車の運転ができる。 おさかなピザ屋さんというピザ店の娘で、キキという双子の妹がいる。奔放な性格で、よく店番をキキに押し付け配達用の車で遊びに行ってしまう。 キキ(Kiki Pizza) 声:リーガン・ゴメス=プレントン/蔵合紗恵子 ジェニーの双子の妹。奔放な姉とは対照的に真面目で、よく店の手伝いを押し付けられている。 その事が少なからずストレスになっており、スティーブンは無意識に彼女の夢にシンクロした事がある。 一見しっかり者な様だが、宿題をジェニーにやって貰ったりしている。 コフィ(Kofi Pizza) 声:ゴッドフリー・ダンチマー(Godfrey Danchimah)/米田基裕 おさかなピザ屋の店主でジェニーとキキの父親。ジェムズが戦闘中に店の看板を破壊した事に腹を立て彼等を出入り禁止にするが、スティーブンが企画したビーチパーティーを経て和解した。 フライマンとは「お互いの店のメニューを侵害しない」という不可侵条約を結んでいる。 ナネファ(Nanefua Pizza) 声:Toks Olagundoye/望木祐子 コフィの母親でジェニー、キキの祖母。 とてもしたたかで頭の回転が早く、スティーブン達は彼女の立てた作戦でモンスターを撃破した事がある。 後に選挙に勝ち、デューイの変わりにビーチシティの市長となる。 ビル・デューイ(Mayor Bill Dewey) 声:ジョエル・ホジスン/米田基裕 ビーチシティの市長。ビーチシティの災害発生率の高さに頭を悩ませており、自分の権威やキャリアばかり心配している。 ビーチシティの発見者は祖先のウィリアム・デューイ。モンスタージェムに襲われたウィリアムをビーチシティとなる土地に運んだのがクリスタルジェムズであり、ウィリアムはクリスタルジェムズのよき友人だった。 ラピスが海を奪って町中がパニックに陥った際、事態を解決したスティーブンを英雄として讃えた。パールに憧れている。 ナネファに市長の座を奪われた後は落ち込んでいたが、スティーブン達の励ましにより、セイディが辞めた後は従業員がおらず閉店していたThe Big Donutの店員になり、店を再開させた。 ハロルド・スマイリー(Harold Smiley) 声:シンバッド(シーズン1)、コルトン・ダン(シーズン2以降)/金本涼輔 ビーチ・シティーの遊園地とゲームセンターの経営者で、その名の通りいつも笑顔である。 何度かジェムたちに遊園地やゲームセンターのものを壊されており、災難によく遭う人物である。昔は俳優兼コメディアンだった。 オニオン(Onion) 声:ザック・カリソン/米田基裕 スティーブンの友達。ひょうたんのような頭にマヨネーズそっくりな髪の毛が乗った少年。 声を発するシーンは殆どなく、スティーブンとはジェスチャーでやり取りしている。 イタズラ好きで盗み癖があり、ジェットコースターに放火しようとしたり、道端でバイクを乗り回して爆発炎上させるなど問題行動が多いが、本心は寂しがり。スティーブンの事は彼なりに友達だと思っている。 「オニオン・ギャング」という仲間達が居るが、夏休みの間だけ遠くから遊びに来ている為、基本的にはいつも一人で奇妙な遊びをしている。スティーブンが苦手な蛇を飼っていたり、自分の出産ビデオを保管している。 食べ物が大嫌いだが、グアコーラは気に入って飲んでいた。物体を複製するジェムズの装置「レプリケーター」を悪用し、町をパニックに陥れた事がある。 ヴィダリアの次男であり、父親は漁師のイエローテイル。父親同様の独特な言語を喋る。 イエローテイル(Yellowtail) 声:トム・シャープリング/米田基裕 オニオンの父親で、サワークリームの継父。漁師をしていてヴィダリアの絵のモデルにもなっていた。独特な言語を喋り、ヴィダリアやサワークリームは意味を理解できている。 妻の連れ子であるサワークリームにも父親として真摯に接し、漁師を継いで欲しい様だが実はDJの夢も応援している。 マーティ(Marty) 声:ジョン・ウースター/矢野智也 サワークリームの父親で、グレッグの元マネージャー。 マネージャー時代はグレッグの車を運転しており、グレッグとビーチシティを訪れた。グレッグの才能に惚れ込んでいたようだが、名声や金儲けにしか興味がなく、大スターの卵であるグレッグがローズひとりに夢中になったことをバカにしたが、愛想を尽かしたグレッグに解雇された。 その後はプロデュース業で成功を収めたらしく、突然ビーチシティを訪れてサワークリームのレイブを手伝うと見せかけ、グアコーラというソーダの新製品を宣伝し、あまりのまずさに会場をパニックに陥れた。サワークリームの怒りを買い撤収するが、本当の目的はグレッグの歌をCMのバーガーソングに使用した印税を渡すことで、かなりの金額にグレッグを驚かせた。 ヴィダリア(Vidalia) 声:ジャッキー・ブスカリノ/蔵合紗恵子 画家でサワークリームとオニオンの母。グレッグとは元夫マーティと付き合っていた頃からの知り合いで、アメジストとは昔からの友人である。グレッグを一時期家に住まわせていた。 マーティを嫌っているらしく、アメジストとの写真の中には老いぼれたマーティに変身したアメジストを見て笑っているものがある。 ジェイミー(Jamie) 声:ユージン・コルデロ/金本涼輔 郵便配達人の青年。スティーブン達の家に手紙や荷物を届けに来る。カンザスで舞台俳優になる夢を諦めてビーチシティに戻って来た。 ガーネットに一目惚れしてラブレターを書いたものの玉砕するが、ガーネットに俳優を続けるよう勧められる。後にウィリアム・デューイの劇に出演した。 ケヴィン(Kevin) 声:アンドリュー・キシノ/米田基裕 スティーブンとコニーがステボニーになって参加したダンスパーティーに現れたリッチでイケメンな青年。嫌味な性格のナルシストで、他の住民達を見下している。 一目惚れしたステボニーをダンスのパートナーに誘うが、強引な態度を取った為ステボニー(特にスティーブン)に嫌われた。誰にでも良い所を見つけるスティーブンから嫌われるという珍しい人物。 アンディ(Andy) 声:デイブ・ウィリス/楠見尚己 グレッグのいとこ。小型飛行機で世界中を旅しており、時々ビーチシティに帰ってくる。伝統を重んじ変化を嫌う頑固な性格。 ラピスとペリドットが暮らす納屋の本来の持ち主で、勝手に納屋を貸したグレッグや住み着いたジェムズに腹を立てていたが、最終的に和解した。
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