第2宇宙の出身者
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「ドラゴンボール超の登場人物」の記事における「第2宇宙の出身者」の解説
ブリアン・デ・シャトー / リブリアン 声 - 北川里奈 第2宇宙のアイドル戦士。一人称は「わたくし」で語尾に「かしら」「ですわ」「ですわよ」と付けるお嬢様口調で話す。カクンサ、ロージィを率いる乙女戦隊のリーダー。3人は「乙女の変身」でパワーアップをして戦う女戦士であり、変身前は地球人と差ほど変わらない可憐な美少女だが、リブリアンの場合は変身後は肥満体型となる。変身後の姿はカクンサ、ロージィとも、クリリンからは「変身する前の方が可愛かった」と言われている。また、回転突進攻撃を仕掛けようとされたベジータからは「あまりの気色悪さに避けてしまった」と避けられた後に言われている。しかし、ウイス曰く「感性は人それぞれ、それに宇宙それぞれ」でもあるらしく老界王神や他の宇宙の者には魅入っている者もいる。「フォーメーション」という掛け声と共に「ブリアン・ブリアン・ブリブリアン」と唱えながら、リブリアンに変身し、決め台詞と共にポーズを決める。「変身にはプロセスの全部に意味がある」という独自の美学を持っており、17号が変身ポーズを邪魔した際にはひどく怒って彼を悪人扱いし、さらには17号のことを「極悪非道の冷血漢」や「闇の戦士」と称していた。また、18号とクリリンの夫婦愛を否定し、「愛なき悪人」と称するなどの独善的な部分もある。両手でハート型の輪を作り放つピンク色の光線系の技「プリティーキャノン」や連続発射の技「プリティラブマシンガン」を持つ。また、カクンサ、ロージィと共に作り出す巨大なハートを手刀で打ち出すことで周りにハートを飛ばし、着弾したところから特殊な匂いを発し嗅いだものを魅了させる技も持つ。愛が高まると蝶のような羽が加わる「スーパーリブリアン」へと変身を遂げ、さらには仲間たちからの愛を受け取ることで自らを巨大化させることもできる。超ドラゴンボールで全宇宙の人類に愛される愛の女神になることを目的としている。 力の大会では、サンカ、スーと共に変身し、ベジータと交戦しその最中にジラセンを吹き飛ばし脱落させる。その後は、17号と交戦するカクンサの助太刀に入るが、カクンサに1人で片づけると言われ17号を任せ、それでも変身を邪魔されたことやカクンサが倒されたことで17号に対して激しい怒りを露わにする。17号とほぼ互角の戦闘を展開するが、ロージィが追い詰められるとジーミズに一時撤退を勧められ、共に瞬間移動でその場を後にした。その後は、フロストに苦戦する亀仙人を助けようとした悟空の前に乱入して対戦し、さらにはスーパーリブリアンへと変身するが、直後に動き始めたジレンにむりやり割り込まれ、彼の気迫に怯えて戦いを中断した。しばらくしてから復活してベジータと交戦し、一方的に叩きのめされるも乱入したロージィに助けられ、その場から撤退する。撤退後は生き残れるかに不安を抱いていたが、ロージィに慰められて元気を取り戻す。その後、18号と交戦し、後に彼女によって変身解除に追い込まれるも隙を突いて18号を拘束し、その間に第2宇宙の仲間たちから受け取った愛の力で巨大化する。そのまま一気に勝負を付けようとしたが、クリリンの声援を受けた18号の気力によって拘束を解かれ、直後に18号の渾身の一撃を受けて場外に落とされて脱落した。その後、クリリンと18号の夫婦の絆を見て、自分にも知らない愛があるのかも知れないと考えを改め、消滅時も運命と受け入れるなど潔い一面もある。 漫画版では大きく設定が異なる。変身タイプではなく、美的感覚が地球人とはかけ離れた星出身という設定。ジーミズたちを倒されたことで18号に目を付け、彼女を「おブスさん」と挑発する。ロージィ曰く、リブリアンは「完璧に美しい容姿だけではなくとてつもない戦闘力を兼ねそろえたスーパー美女」らしい。万全の状態では18号を圧倒するほど強かったが、彼女を応援するクリリンの姿を見て衝撃を受ける。リブリアンの目には毛も鼻もないクリリンがとてつもないイケメンに見え、さらに彼が18号の旦那だと知りショックを受け、美に迷いが生じ急激にパワーダウンする。その後18号に落とされるくらいならと自ら飛び降りようとするもカクンサとロージィに引き止められるが、突如乱入してきたダモンとガミサラスによってロージィとカクンサが場外負けとなり、最終的に自身もガミサラスによって場外負けとなる。 アニメ版では「愛」関連の必殺技名を使うが、漫画版では「美容」関連の必殺技名で統一されている。また鳥山明修正前のとよたろうのネームでは粗暴な口調だった。 変身後の太った姿は鳥山によるデザインであり、アニメスタッフにより可愛い女の子が変身する設定が加えられた。リブリアンは理想論をひたすら叫ぶキャラクターであり、理想と現実は違うということで母親である現実的な18号と戦う展開となった。 サンカ=クー / カクンサ 声 - 白石涼子 第2宇宙の戦士。乙女戦隊の1人であり、変身前は歌姫のような美少女。一人称は「アタイ」。「フォーメーション」という掛け声と共に「サンサン・カックン・サンカックン」と唱えながら、カクンサに変身する。鋭い牙と爪、速度で相手を仕留める野生の戦士。 力の大会で17号と戦い、軽い身のこなしと素早い攻撃で追い詰め、弱ったフリをした17号の策に嵌まってまんまとバリアの餌食にされた上でそのまま場外へ落とされそうになるが、ビカルの助太刀で難を逃れ、ビカルとの連携プレイによる体当たり攻撃で17号を吹き飛ばす。しかし17号に大したダメージは与えられず、17号によってビカルが脱落した後はビカルの敵討ちと変身を邪魔された恨みを晴らすため単身で挑むが、最終的には照明を足場に利用した17号の気功波によって場外に落とされて脱落した。 漫画版ではリブリアンと同じく変身後の姿がデフォルトに設定され、立場も対等ではなくリブリアンを慕う取り巻きとなっている。腕を伸ばす特殊能力でロージィと一緒に18号を取り押さえるが、リブリアンが弱体化すると一転して窮地に陥り、乱入したダモンによってロージィと同時に落とされた。 スー=ロースー / ロージィ 声 - 斉藤佑圭 第2宇宙の戦士。乙女戦隊の1人であり、変身前は眼鏡をかけた美少女。「フォーメーション」という掛け声と共に「スースー・スロスロ・ススロスロン」と唱えながら、中華風魔法戦士ロージィに変身する。打つほど激しさと鋭さを増して変幻自在に技を繰り出す流派「ヤッチャイナー拳」の使い手。 力の大会では、悟空をヤッチャイナー拳で苦戦させたが、カクンサが敗れたのを見ると激しく動揺し、戦闘を一時中断した。その後、戦闘を再開してフェイントを入れたトリッキーな闘いで悟空を追い詰めようとするも17号の助太刀で気弾をバリアで塞がれる。悟空に攻撃パターンを見切られ、周りを悟空の気弾で囲まれて反撃に遭うが、結局は分が悪いとしてジーミズの瞬間移動で一時撤退した。ベジータとリブリアンが戦っていた際は追い詰められた彼女を助ける。その後、彼女との合体技で瀕死の悟空を倒そうとするが、17号と18号によって弾き返され、怒りから17号と交戦する。17号との交戦の末にリブリアンが放ったマックスラブキャノンを誤って受け、さらにはその勢いに乗った17号のエネルギー波で場外に飛ばされて脱落した。 漫画版ではリブリアン、カクンサと同じく変身後の姿がデフォルトに設定され、立場も対等ではなくリブリアンを慕う取り巻きとなっている。大会序盤で第3宇宙のザ・プリーチョと戦う様子が描かれた。その後はカクンサと一緒に18号を取り押さえるが、リブリアンが弱体化すると一転して窮地に陥り、乱入したガミサラスによってカクンサと同時に落とされた。 ビカル 声 - 浅野真澄 第2宇宙の戦士。目が紫色に輝いている翼の生えた女戦士で、カクンサを慕っている。空を飛んだまま17号の攻撃を受けたカクンサを受け止めて場外を阻止したが、他の仲間の援護をしに行く途中で17号に猛攻を浴びせられ、第2宇宙の観覧席に直接飛ばされて脱落した。 漫画版では戦闘シーンが無いまま脱落していた。 ジーミズ 声 - 間宮康弘 第2宇宙の戦士でヤードラット星人。紳士的な性格で、リブリアンたちを第2宇宙の希望と位置付け、彼女たち乙女戦隊を守りながら戦うナイト的存在。リブリアンたちからは「ジーミズ様」と呼ばれて慕われており、その言動にリブリアンたちは目をハートにして陶酔するほど。また、悟空や悟飯さえも目に追えないほどの瞬間移動を使いこなし、相手を翻弄した上で死角を的確に突くなどの戦闘に長けているが、瞬間移動を見切られた場合は一気に不利になるという弱点がある。最初は悟空と対戦していたが、乱入してきたカリフラに遠くまで蹴り飛ばされる。その後、悟空や17号と対峙するリブリアンとロージィを瞬間移動で撤退させ、さらにその後は、リブリアンとロージィを狙うジルコルを気弾によって脱落させた。次に悟飯と交戦し、前述の戦法で彼を窮地に陥れる。そこへフリーザが乱入するが、フリーザは観戦を始めたため再び悟飯と対戦し、脱落寸前まで追い込み巨大な気弾を作り出し一気に吹き飛ばそうとするが、気が変わったとしてフリーザが攻撃を邪魔したために狙いをフリーザに切り替えて先に倒そうとしたところを瞬間移動を見切られ、全く歯が立たないまま一方的に叩きのめされて瀕死の重傷を負い、そのまま場外へ落とされて脱落した。脱落後は何とか一命を取り留めた。 漫画版では18号に吹き飛ばされたプランに巻き込まれる形で激突し、そのまま脱落した。 プラン 声 - 檜山修之 第2宇宙の戦士。力の大会開始直前、それぞれの宇宙の代表選手紹介の初登場時は、ハーミラと共に影に身を顰めた姿がはっきりしない登場をした。全身無毛で、肥満体をしている。相棒であるハーミラの狙撃精度を高めるために補佐する役割を担う。鏡のように光線を反射できる水晶玉状の熱を帯びた球体を口から大量に生成し、それらを利用した相手の体温を察知しての反射攻撃ができる。また、自分自身も気功波系の技を鏡のように弾き返す技「リフレクション」を持つ。この能力は単に反射するだけにとどまらず一本の光線を大量の光線へと拡散させての広範囲攻撃も可能。ハーミラと手を組み、レーザーを跳ね返させる狙撃戦術で悟飯やピッコロを苦しめたが、体温を察知するという特性を逆手に取られ、周りに気功波を撃たれて敵の体温を察知できなくなる。今度は悟空やベジータにわざと位置を察知させて誘き寄せるために相手が逃げ道がないほどにまでレーザーを大量の光線へと拡散させて反射し、狙い通りにやって来た悟空とベジータを倒そうと相手からの気功波を反射するという自分の能力で苦戦させたが、光線技を反射できる特殊能力以外は攻撃技がないということが仇となり、今度は瓦礫を投げつけられる戦法で苦戦を強いられる。その後、ハーミラにレーザーを撃つようにせがむが、天津飯との相討ちでハーミラが脱落し、結果として勝機を失ったことでその場から逃げようとしたところをDr.ロタに抑えられ、そのままベジータの気功波で吹き飛ばされて脱落した。 漫画版では18号に襲い掛かるがあっさりと返り討ちにされた。 ハーミラ 声 - 高塚正也 第2宇宙の戦士。力の大会の開始直前、それぞれの宇宙の代表選手紹介の初登場時は、プランと共に影に身を顰めた姿がはっきりしない登場をした。腕利きのスナイパー(狙撃手)で、両腕の甲に備えた銃口状の穴から気を集束させた貫通力の高いレーザー光線を撃ち出し、それを相棒のプランや、プランが生成する球体を使って反射させ、敵を的確に撃ち抜くという優れた狙撃技術と動体視力を持つ。自身の気を消した上で狙撃位置も射撃の都度に変えつつも仲間のプランの能力と協力し、遠距離から悟飯やピッコロ、ベジータや天津飯を狙撃したが、四身の拳を用いた天津飯に狙撃位置を特定されると共に接近され、新気功砲で両肩を負傷して腕を上げることができなくなって追い詰められる。それでもレーザーで足場を撃ち抜いて地盤を崩したことで天津飯を場外へ落とすが、自身も天津飯の四身の拳による分身に気付かずに羽交い絞めにされ、相討ちという形で天津飯共々場外へ落ちて脱落した。 漫画版では大会序盤で第4宇宙のショウサと戦う様子が描かれたが、その後は戦闘シーンが無いまま脱落していた。 ザーロイン 声 - ボルケーノ太田 第2宇宙の戦士。騎士のような姿をした巨漢。リブリアンとロージィが脱落した後、ラバンラ、ザーブトと共に悟空に襲い掛かり、愛の力でリブリアンと同じ格好に変身した。リブリアンたちもなし得なかったとされる幻の技「プリティブラックホール」を編み出して悟空と17号、18号を追い詰めるが、最終的には超サイヤ人ブルーに変身した悟空のかめはめ波で貫かれ、ラバンラ、ザーブト共々場外へ吹き飛ばされて脱落した。 漫画版でもラバンラ・ザーブトと共に第2宇宙最後の3人として残っていたが、暴走したケールの攻撃を受けて脱落した。 ラバンラ 声 - 森田成一 第2宇宙の戦士。リブリアンを女神として崇拝している。力の大会開始直後にジレンと対面するも、その強大な気を感じ取り、すぐに退散した。その後は、マゲッタと交戦する。その後、ペルから受け取ったポタラでザーブドと合体しようと考え、その際にザーブドがポタラを身に着ける時にヘルメットのせいで付けにくいことやポタラを付ける耳の位置を間違えそうになったことを指摘したが、直後に乱入したケフラによってザーブド共々吹き飛ばされた。リブリアンとロージィが脱落した後はザーロイン、ザーブトと共に悟空に襲い掛かり、愛の力でカクンサと同じ格好に変身し、幻の技「プリティブラックホール」を編み出して悟空たちを追い詰めるが、最終的には悟空のかめはめ波で貫かれ、ザーロイン、ザーブト共々場外へ吹き飛ばされて脱落した。 漫画版では大会序盤で第10宇宙のジウムと戦う様子が描かれた。その後は暴走したケールを相手にザーロインよりは粘ったものの、ザーブトと共に脱落している。 ザーブト 声 - 川津泰彦 第2宇宙の戦士。白い口髭を蓄えた老人の容姿。力の大会ではカトペスラと交戦中に、悟空とカリフラの戦いによる衝撃波に吹き飛ばされる。その後、ペルから受け取ったポタラでラバンラと合体するように促されるが、ポタラを身に着けるのに手間が掛かり、直後に乱入したケフラによってラバンラ共々吹き飛ばされ、ポタラも破壊された。リブリアンとロージィが脱落した後はザーロイン、ラバンラと共に悟空に襲い掛かり、愛の力でロージィと同じ格好に変身し、幻の技「プリティブラックホール」を編み出して悟空たちを追い詰めるが、最終的には悟空のかめはめ波で貫かれ、ザーロイン、ラバンラ共々場外へ吹き飛ばされて脱落した。 漫画版では大会序盤で第10宇宙のメチオープと戦う様子が描かれた。その後は暴走したケールを相手にザーロインよりは粘ったものの、ラバンラと共に脱落している。 ライバルたち 力の大会に参加する戦士の選抜オーディションに参加していた2人組。列にやってきたブリアンを「アイドルのオーディションじゃなくて武道会のオーディション会場よ!」と非難する。しかし、直後にリブリアンに変身されてプリティーキャノンで一蹴された。 その後は力の大会の中継を見ており、リブリアン脱落後に不安そうな声を上げるが、ブリアンの頼みで最後まで第2宇宙を応援した。
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