愛知環状鉄道線
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出典:『愛知環状鉄道の10年』p.107[5](橋梁、隧道)。
注釈
- ^ 「南乾地踏切」(愛知県岡崎市羽根町字東ノ郷 / 岡崎市道:羽根東ノ郷2号線と交差)[7]。なお、この踏切は代替施設(歩行者専用地下通路・都市計画道路羽根町線)の整備により、廃止が予定されている[8]。
- ^ 仮にこの数値を国鉄再建法により規定された区分に当てはめた場合、「地方交通線」ではなく「幹線系線区」に該当する。
- ^ 2006年度(平成18年度)の資料によれば、当路線以外に北越急行ほくほく線もこれに該当していた[17]。しかし、ほくほく線は2015年(平成27年度)3月に北陸新幹線(長野 - 金沢間)が延伸開業し、線内を走る特急「はくたか」が廃止されて以降は輸送密度が大幅に落ち込み、同年度以降は輸送密度1,300 - 1,500人/日台で推移している(参照:北越急行ほくほく線#利用状況)。
- ^ 当路線以外のJR東海管内にある特定地方交通線を転換した第三セクター鉄道(樽見鉄道樽見線、明知鉄道明知線、長良川鉄道越美南線、天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線、伊勢鉄道伊勢線、神岡鉄道神岡線〈2006年廃止〉)は、いずれも国鉄時代に第三セクター鉄道に転換している。
- ^ a b 鉄道公団が「主要幹線鉄道線」(C線)として建設した路線には、「岡多・瀬戸線」以外に追分線・紅葉山線・狩勝線(石勝線として開業)[21]、根室本線狩勝峠の急勾配改良区間である落合 - 上落合間の「落合線」(狩勝線とともに開業)[22]、丸森線(現:阿武隈急行線)[23]、根岸線[24]、伊勢線(現:伊勢鉄道伊勢線)、呼子線(虹の松原 - 唐津間 / 筑肥線として開業)、浦上線(長崎本線の長崎トンネル経由新線)がある[25]。ただし丸森線は国鉄再建法の施行に伴い、1980年12月に福島 - 丸森間の建設が中止され[24]、第三セクター鉄道として建設再開後にはC線から「AB線」(地方開発線及び地方幹線)に変更された[26]。一方、呼子線(虹の松原 - 唐津間)は当初「AB線」として建設され、国鉄再建法施行によりいったん工事中止となったものの、建設計画見直しにより有償資金が投入され、「C線」として工事が再開された[27]。
- ^ 新上挙母駅(三河豊田 - 新豊田間)もかつては大門駅と同じ構造[38](上り線用の路盤上にホームが設置された構造)だったが、同区間の複線化にあたって旧上り線ホームは撤去され[37]、2面2線の相対式ホームに付け替えられている。
- ^ 車両搬入時などに使用される。
- ^ 1974年時点での部分開業済み区間(約9 km)+工事線(未開業区間・約31 km)[30]。
- ^ 1970年時点では岡多線(瀬戸以南)と瀬戸線がそれぞれ既に着工されていた一方、岡多線(瀬戸以北・多治見方面)は路線ルートすら確定していなかった[32]。
- ^ 開業後の推定輸送密度が4,000人/日・km以上の路線のみ建設が継続され、それ以外の路線は大半の建設が凍結された[50]。なおこの時の建設継続可否判断基準(輸送密度4,000人/日・km)は、後の特定地方交通線の定義を先取りしたものでもあった[51]。
- ^ 岡多線の建設に伴う挙母線の廃線について、名古屋鉄道(名鉄)は1966年(昭和41年)9月に沿線自治体に対し、挙母線を廃止・バス転換し、廃線敷の一部分を岡多線の線路用地として譲渡する意向を表明したが、岡多線の恩恵を受けない岡崎市北部の挙母線沿線地区(細川・奥殿・恵田地区)で反対の声が強かったため、同意を得るために長期間を要した[55]。名古屋鉄道 (1994) は「国鉄新線の建設という媒介を経ているとはいえ、過去にトヨタ自動車の立地に大きな影響力を発揮した挙母線が、自動車産業の発展により存在価値を失ったことは交通機関の新旧交替を示す象徴的な事例である。」と述べている[55]。
- ^ ピーク時の1973年(昭和48年)には約35万台(国内向けトヨタ車の約20%)を輸送していたが、その後の輸送はトラック主体に移行し、1983年(昭和58年)時点では約8万台にまで下落していた[59]。
- ^ 内訳は鉄道公団への借損料16億円+運営上の赤字4億円[60]。
- ^ 当時、「岡多・瀬戸線」(新豊田 - 瀬戸 - 高蔵寺間)の建設工事は最終段階に入っており、仮に順調に建設が進んでいた場合、翌1985年初めには駅設備や中央線との接続工事も含め、開業に必要な工事はすべて完了し[61]、同区間は1984年度中に開業可能となっていた[29]。
- ^ 当初の予測は6,410人/日[60](1979年10月時点の試算)[62]。
- ^ 同じく「幹線」として建設されていながら、開業前に第三セクター化への移管が決まっていた線区としては丸森線(現:阿武隈急行線)があるが、『日本経済新聞』は当時、「『岡多・瀬戸線』は開業すれば赤字必至とはいえ、それなりの乗客が見込まれる路線で、丸森線とは乗客数・かかった建設費の両面で格が違うといってもよい」と指摘していた[61]。
- ^ 鉄道公団名古屋支社の1984年度計画では、岡多線(新豊田 - 瀬戸間20 km)の開業関係工事に2億円、中央線高蔵寺駅改良工事に9億円、岡崎 - 新豊田間のCTC(列車集中制御方式)設備に約10億円などを投じる計画だった[63]。高蔵寺駅は当時、「岡多・瀬戸線」の乗り入れに備え、1980年(昭和55年)10月から約61億円の工費を掛け、1985年4月の完成を目指して工事を進めており、全体の3分の2まで工事が進んでいた[63]。
- ^ 1984年当時は鈴木礼治。
- ^ 地方開発線・地方新線のAB線は無償で国鉄に貸与・譲渡されるのに対し、C線は有償貸与であり、実際に国鉄は岡崎 - 新豊田間の賃借料を支払っていた。賃借料(借損料)は総額2,000億円超を40年にわたって支払い続けるものであり、沿線自治体は第三セクター化の条件として、借損料の免除を求めた[66]。
- ^ a b 「岡多線鉄道敷設推進協力連合会」(会長:多治見市長・加藤直樹)と、「岡多線瀬戸-多治見間鉄道敷設期成同盟会」(会長:岐阜県知事・上松陽助)[34]。
- ^ 北野桝塚駅構内の配線変更、車両基地内の配置変更・設備改良、総合事務所の建設(CTC指令室・運転区・電気区の集約)など[92]。
出典
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