神岡鉄道
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神岡鉄道株式会社(かみおかてつどう)は、岐阜県および富山県で、旧国鉄特定地方交通線を引き継いだ鉄道路線神岡線を運営していた鉄道会社である。第三セクター方式で設立された第三セクター鉄道の1つだった。本社所在地は岐阜県飛騨市神岡町大字東雲1327番地の2(奥飛騨温泉口駅内)。地元では神鉄(かみてつ)と呼ばれていた。漢字は神戸電鉄の略称と同じだが、読みが異なる[注釈 1]。
注釈
- ^ 同様のケースとして近江鉄道の「近鉄」がある
- ^ 坂本衛は「(神岡線は)土木技術の進歩によって容易にトンネル掘削ができるようになり、あえて山を迂回して線路をひき廻す必要がなくなった、と見るほうが正しいでしょう。」と述べている。
- ^ 神岡線開業当初は20.3 kmであった。
出典
- ^ 坂本 衛 『鉄道施設がわかる本』 p.152 山海堂 2004年2月23日発行 ISBN 4-381-10495-1
- ^ a b 「鉄道記録帳2002年12月」『RAIL FAN』第50巻第2号、鉄道友の会、2003年3月1日、25頁。
- ^ 『北日本新聞』2005年11月16日付朝刊35面『神岡鉄道が廃止届提出』より。
神岡鉄道
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観光鉄道としての活用し、「全国から神岡鉄道へ乗り入れるクルーズ列車を運行させたい。弊社が鉄道事業者になることにより、鉄道各社との相互乗り入れの交渉がしやすくなる」と、観光鉄道への転換を主張し、神岡鉄道の大株主である三井金属鉱業に対して同社株式の無償譲渡を要求した。しかし、三井金属鉱業より飛騨市の同意を得られることが前提とされたものの、この要求は飛騨市には聞き入れられず、最終的には株主代表訴訟を起こしている。中尾によると「鉄道路線維持を目的とする株主代表訴訟は日本初の事例」とのことだったが、第1回口頭弁論において「事件性が理解できない」と指摘されて訴状を取り下げている。また、並行して中部運輸局に神岡鉄道廃止届出に対する意見聴取申請を申し立てていたが、譲渡譲受にあたらないとして退けられている。列車運行は休日だけで平日は全便運休と表明、乗車券類発行を主目的と主張していた。
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