神岡鉄道DB1形ディーゼル機関車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/23 03:08 UTC 版)
|
|
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 (2025年10月)
|
| 神岡鉄道DB1形ディーゼル機関車 | |
|---|---|
|
樽見鉄道DB1(2018年12月、本巣駅)
|
|
| 基本情報 | |
| 製造所 | 富士重工業 |
| 形式 | 凸型ディーゼル機関車 |
| 種車 | 樽見鉄道DB1形 |
| 主要諸元 | |
| 軸配置 | B |
| 全長 | 7,590 mm(車両本体) 12,555 mm(除雪装置装備後) |
| 全幅 | 2,700 mm(車両本体) 4,500 mm(除雪装置装備後) |
| 全高 | 3,805 mm 3,685 mm(車両本体) 3,685 mm(除雪装置装備後) |
| 自重 | 18.6 t(車両本体) 24.8 t(除雪装置装備後) |
| 機関 | E120形ディーゼル機関1基 |
| 出力 | 202 PS |
神岡鉄道DB1形ディーゼル機関車(かみおかてつどうDB1がたディーゼルきかんしゃ)は、かつて神岡鉄道で運用されていたディーゼル機関車である。
1両、1号機のみ存在した。現在は樽見鉄道の除雪用モーターカーDB1形として運用されている。新造後、神岡鉄道で運用された最初の1年は車籍を有していたため、ここでは樽見鉄道DB1形としてではなく、鉄道車両として運用されていた神岡鉄道のDB1形ディーゼル機関車として記述する。
概要
1984年(昭和59年)に富士重工業で製造された凸形ディーゼル機関車であり、同年11月から神岡鉄道で運用された。除雪時には片側に排雪板(ブレード)、片側にロータリー式の除雪装置を装備し、ラッセル車とロータリー車の両方の機能を持つ。ロータリー式の除雪装置の動力は、機関車走行用機関とは別にSMA1形(260PS)ディーゼルエンジンを1基、用いる。
1985年(昭和60年)に除籍され、機械扱いの除雪用モーターカーとなる。
2005年(平成17年)12月から翌年1月の豪雪のため、樽見鉄道樽見線の山間部(旧:根尾村)を中心に1 m以上の積雪により、18日間運休となる。そのため国土交通省から除雪車の導入などの改善を求められる。そこで2006年(平成18年)12月1日で廃止される予定の神岡鉄道から、除雪用モーターカーのDB1形を譲り受けることになり、2006年(平成18年)11月17日より樽見鉄道での運用が開始され、翌2007年(平成19年)に正式に購入する[1]。
長らく車体の色は神岡鉄道時のままであったが、2023年(令和5年)ごろより、DD16形に類似した塗色に変更されている[1]。
脚注
出典
- ^ a b “樽見鉄道の除雪用モータカー,塗装が変更される|鉄道ニュース|2023年3月27日掲載|鉄道ファン・railf.jp”. 鉄道ファン・railf.jp. 2025年10月23日閲覧。
参考文献
- 寺田裕一『私鉄機関車30年』JTBパブリッシング、2005年。ISBN 4-533-06149-4。
- 神岡鉄道DB1形ディーゼル機関車のページへのリンク