長崎トンネル
長崎トンネル (長崎自動車道)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 21:18 UTC 版)
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長崎トンネル(ながさきトンネル)は、長崎県長崎市の長崎自動車道にあるトンネル。
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長崎トンネル (JR長崎本線)
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長崎トンネル(ながさきトンネル)は、JR九州長崎本線(市布経由)の現川駅 - 浦上駅の間にある全長6,173mのトンネル。長崎本線にあるトンネルの中では最も長く、九州にある在来線のトンネルの中でも最も長い(新幹線には新関門トンネルなど、このトンネルより長いものが存在する)。日本鉄道建設公団により主要幹線(C線)浦上線(うらかみせん)として建設され、1972年10月2日に長崎本線市布経由ルートとともに開通。それまでの長崎本線は長与経由のルートのみの存在で時間がかなり掛かっていたが、当トンネルを含む市布経由のルートの開通により距離が6km程度短絡され、諫早 - 長崎間の所要時間が特急「かもめ」で約18分と大幅な時間短縮となった。当初は非電化だったが、1976年6月6日に交流20,000Vで電化されている。 全線単線であるが、かもめや、快速シーサイドライナーなど多くの列車が通るため、トンネル内(現川駅から約3.7kmの地点)に肥前三川信号場が設けられている。また、各坑口には、「長崎隧道」と書かれたプレートが張られているほか、長崎側の坑口付近ではこのトンネルは住宅地の地下を通っている。 現川駅を出るとすぐにこのトンネルに入る。右カーブののち長い直線区間に入る。しばらくすると、トンネル坑が広くなり、蛍光灯が多数見える区間があるが、そこが肥前三川信号場である。肥前三川信号場を過ぎて少しすると出口まで左カーブが続く。現川から浦上側出口までほとんど下り坂になっている。トンネルを出ると短い上り坂を上って長与経由の線路と合流し、浦上駅手前まで単線並列区間となる。 2019年(令和元年)7月11日、九州新幹線の建設に伴う渇水対策で、事業主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が発注したボーリング調査の掘削機が、浦上駅側から約2キロメートルの地点で長崎トンネルを貫通して、走行中のかもめ16号と接触する事故を起こした。負傷者はなかったが、事故車両の調査や復旧工事のために5時間半にわたって列車の運行を見合わせた。
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