春日井市図書館とは? わかりやすく解説

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春日井市図書館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/13 01:14 UTC 版)

春日井市図書館【組織全体】
施設情報
事業主体 春日井市
開館 1947年11月[1]
ISIL JP-1001943
統計・組織情報
蔵書数 776,830冊(2019年度末[3]時点)
貸出数 1,272,876冊(2019年度[4]
年運営費 122,066,000円(2016年度[5]
条例 春日井市図書館条例
職員数 61人(正規10人・臨時51人)[2]
公式サイト 春日井市図書館
地図
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
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春日井市図書館(かすがいしとしょかん)とは、愛知県春日井市鳥居松町の文化フォーラム春日井にある公共図書館の名称である。文化フォーラムの春日井市図書館本館、グルッポふじとうのグルッポふじとう図書館に加えて、10か所の図書館分室がある。

歴史

八幡字町割時代(1947年 - 1957年)

八幡字町割時代の建物(1950年頃)

連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)軍政部の進言によって[6]、1947年(昭和22年)11月に八幡字町割(現・春見町)に市立春日井図書館が創設された[1]。市立春日井図書館は主に貸出文庫による読書指導を行い、勝川町にも分館を置いていた[1]。1948年(昭和23年)11月に春日井市庁舎が王子町に移転すると、1950年(昭和25年)6月には図書館が市庁舎内に移転した[1]

瑞穂通時代(1957年 - 1971年)

瑞穂通時代の建物(1957年)

1957年(昭和32年)5月には瑞穂通5-1の独立館に移転した[6][7]。ファサードは現代的な箱型であるが、建物本体は瓦屋根の奇抜な外観だった[7]。移転時の蔵書は12,465冊[6]。1966年(昭和41年)11月には第1回春日井市小中学校読書感想文コンクールを実施しており、1967年(昭和42年)9月には婦人読書会が発足している[1]

隣接する電電公社がビルを新設することになったため、1966年(昭和41年)には春日井市役所前に建てられたプレハブの仮設図書館に移転した[8]。この仮設館は1971年(昭和46年)まで約5年間使用された[8]。1968年(昭和43年)7月には元春日井市長の梅村義一に寄贈された教育関係図書1,275冊で「梅村教育文庫」を開設した[1]。瑞穂通時代の建物の跡地にはNTT春日井ビルが建っている。

春見町時代(1971年 - 1999年)

春日井市立図書館
情報
構造形式 鉄筋コンクリート造
階数 2階建
開館開所 1971年1月
所在地 486-0837
愛知県春日井市春見町3番地
座標 北緯35度13分53.5秒 東経136度58分29.9秒 / 北緯35.231528度 東経136.974972度 / 35.231528; 136.974972 (春日井市立図書館)
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1978年に講演した水上勉

1971年(昭和46年)1月には春見町の春日井市立八幡小学校の南、春見公園の南東に新館が開館した[1]。建物は鉄筋コンクリート造2階建である。同年11月には第8回「本に親しむみんなのつどい」尾張大会を開催し、小説家の杉本苑子が「女性史にみる恋のさまざま」と題した講演を行った[1]。1972年(昭和47年)4月には貸出方式をブラウン方式に改めている[1]。1973年(昭和48年)9月には紙芝居の館外貸出と館内での実演を開始した[1]

1975年(昭和50年)8月には図書館にテープライブラリーを開設し、視覚障害者に対する録音図書の無料郵送貸出を開始した[1]。1976年度(昭和51年度)から1978年度(昭和53年度)にかけて、図書館の閉架室を電動集密書架に切替えた。1977年(昭和52年)12月には元春日井市教育委員の伊藤正樹に寄贈された文学関係図書318冊で「伊藤文庫」を開設した[1]

1978年(昭和53年)4月には身体障害者に対する図書の無料郵送貸出を開始した[1]。同年10月には第15回「本に親しむみんなのつどい」尾張大会を開催し、小説家の水上勉が「人生と文学」と題した講演を行った[1]。1980年(昭和55年)4月には図書館の一般室に書道図書コーナーを開設し、10月には図書館の児童室と移動図書館に電算処理システム(コンピュータ)を導入した[1]。1981年(昭和56年)7月には図書館の一般室にも電算処理システムを導入した[1]

1983年(昭和58年)4月には図書館の2階に参考室を設置し、12月には図書館の児童室を改装した[9]。1984年(昭和59年)4月には図書館の郷土資料室を電動式密集書架に切替えた。同年7月には元春日井市教育長の安藤直太朗に寄贈された国文学関係図書439冊で「安藤文庫」を開設した[9]。1986年(昭和61年)4月には祝日開館を実施した[9]。1987年(昭和62年)10月には図書館増改築工事に着工し、1988年(昭和63年)3月には210m2を増築した工事が竣工している[9]。また、1989年(平成元年)3月には図書館内の天井と照明の改修工事が竣工している[9]。1993年(平成5年)4月には愛知県図書館とのオンライン化が図られた[9]。1994年(平成6年)4月には知的障害者に対する図書の無料郵送貸出を開始した[9]。1994年(平成6年)10月には図書館でビデオとCDの視聴覚資料の室内利用を開始した[9]

春見町時代の建物は図書館としては手狭なうえに、春日井市立八幡小学校や住宅に囲まれた場所にあることから、集客面での魅力に乏しかった[10]。1986年(昭和61年)に「文化の拠点」構想が浮上し、1987年(昭和62年)から建設基金の積み立てが行われた[11]。当初は美術館・博物館・音楽ホールなどを建設する案もあったが、1994年(平成6年)9月には図書館を中心とする施設の基本構想を策定した[11]

春見町時代の建物は1999年(平成11年)8月31日で閉館し、新施設への移転のための準備期間に入った[12]。1999年11月に新施設が開館すると、春見町時代の建物は2000年11月から2001年3月まで改修工事を行い[13]、2001年(平成13年)6月に鳥居松ふれあいセンターがオープンした[14]。2007年(平成19年)4月3日には鳥居松ふれあいセンター内に春日井市民活動支援センター「ささえ愛センター」がオープンしており[15]、現在は鳥居松ふれあいセンターは廃止され、建物自体が春日井市民活動支援センター「ささえ愛センター」として運営されている。

文化フォーラム春日井時代(1999年 - )

文化フォーラム春日井
情報
設計者 安井建築設計事務所[16]
施工 佐藤・土屋・イリヤ共同JV[16]
構造形式 鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造[16]
敷地面積 28,749.00 m² [16]
建築面積 3,784.32 m² [16]
延床面積 19,692.22 m² [16]
※図書館部分の延床面積は4,983m2
階数 地上4階・地下2階・塔屋1階[16]
着工 1997年7月[16]
竣工 1999年8月[16]
開館開所 1999年
所在地 486-0844
愛知県春日井市鳥居松町5丁目44番地
座標 北緯35度14分51.0秒 東経136度58分23.4秒 / 北緯35.247500度 東経136.973167度 / 35.247500; 136.973167 (文化フォーラム春日井)
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文化フォーラム春日井4階にある春日井市図書館の入口

1999年(平成11年)11月16日には文化フォーラム春日井が開館し、同時に3階・4階部分の春日井市図書館も開館した。旧館の名称は「春日井市立図書館」だったが、新図書館の名称は「立」を取って「春日井市図書館」となった[17][18]。旧館にはなかったブックディテクションシステム(BDS)が導入された[12]。新館開館に向けて約13万冊を新規購入しており、開館時の蔵書数は旧館時代の1.5倍となる約36万冊となった[12]。移転にともなって開館時間を「9時-20時」に変更し、特別整理期間を6月に移動させるなどしている(現在は10月に実施)[18]。貸出冊数は10冊までとし、ビデオ・CD・書作品・複製絵画・点字図書の貸出を開始した[12][18]。公式ウェブサイトを開設し、図書館ボランティアも活動を開始している[18]。新図書館の開館記念行事として、著作家の五木寛之による「こころの天気」と題した講演会や、書作品の展示会、図書大リサイクル会、秋野不矩林明子・平山英三の絵本原画展、映画とビデオの上映会、ジャンボ紙芝居の上演会などを行った[18]

2000年(平成12年)2月5日には開館から約3か月で入館者数30万人を突破した[19]。これまで春日井市の公共施設でもっとも入館者数が多い施設は春日井市都市緑化植物園(グリーンピア春日井)だったが、文化フォーラム春日井はわずか3か月で都市緑化植物園の年間入園者数に並んでいる[19]。2000年8月には絵本作家の村上康成の原画展を開催し、村上康成と絵本作家の中川ひろたかがトークショーを行った[18]。開館から2000年10月までの約1年間の入館者数は71万4874人、貸出冊数は149万8176冊であり、貸出冊数は旧館時代の1.9倍となった[20]。従来は春日井市西部ふれあいセンターでのみCDやビデオを貸出していたが、移転を機に図書館でCDやビデオを取り扱うようになったことで、CDは旧館時代の32倍の4万3508枚、ビデオは旧館時代の11倍の13万2899本の利用があった[20]

2001年(平成13年)11月には絵本作家の永田萠の原画展と講演会を開催した[18]。2002年(平成14年)11月16には4階の郷土地域コーナーの一角に、考古学者の森浩一が提唱した東海学に関する「東海学コーナー」を開設した[21]愛知県岐阜県三重県静岡県の東海4県の歴史や考古学に関する文献が集められている[21]。同月には絵本作家のさとうわきこの原画展と講演会を開催した[18]

2003年(平成15年)6月にはインターネット予約サービスを開始した。また同月には絵本作家のスズキコージの原画展と講演会を開催している[22]。2004年(平成16年)1月には尾張北部広域行政圏5市2町(春日井市・犬山市江南市小牧市岩倉市大口町扶桑町)の教育委員会が協定を結び、各図書館で相互利用サービスを開始した[23][22]。尾張北部広域行政圏の総蔵書数は約173万2000冊である[23]

2005年(平成17年)7月には市内の保育園への団体貸出を開始した[22]。また愛知県の公共図書館としては初めて、学校の夏休み期間中は閉館日なしとした[24][22]。同年9月1日には中部大学附属三浦記念図書館との間で相互利用サービスを開始した[25][22]。三浦記念図書館は工学系の学術書を中心に約33万冊を所蔵している[25]

2005年度までの館外貸出の対象者は尾張北部広域行政圏の5市2町のみだったが、2006年(平成18年)4月には貸出対象者を愛知県内在住者に拡大した[26][22]。同時に春日井市子ども読書活動推進計画の一環としてブックスタート事業を開始し[27]、児童室にブックスタートコーナーを開設している[22]。2007年(平成19年)4月には赤ちゃんのためのおはなし会を開始した[22]

2008年(平成20年)3月には市内の31保育園に特別団体貸出を開始し、2009年(平成21年)3月には市内の15幼稚園に特別団体貸出を開始した[22]。同年11月には利用者カードをリライト式に変更した[22]。2010年(平成22年)3月には一般用ビデオ視聴コーナーを廃止し、書架を増設した[22]

2012年(平成24年)11月には市内の小中学校に団体貸出を開始した[22]

2013年(平成25年)4月にはボランティア等を対象に団体貸出を開始した[22]

2015年(平成27年)3月には国立国会図書館デジタル化資料送信サービスとD1-Law.com 第一法規法情報総合データベース閲覧サービスを開始した[22]

2016年(平成28年)10月には利用者登録済の小学生を対象に読書手帳の配付を開始した[22]

施設

春日井市の図書館の所在地の変遷
1
瑞穂通時代(1957年-1971年)
2
春見町時代(1971年-1999年)
3
文化フォーラム春日井(1999年-)
春日井市の図書館・図書室
分類 名称 開館 床面積 所在地 蔵書数(2020年3月末現在)[28]
図書館 春日井市図書館 1947年11月 4,983m2 鳥居松町5丁目44 596,033冊
グルッポふじとう図書館 2018年4月 藤山台1丁目1 76,722冊
図書室 味美ふれあいセンター図書室 1987年6月 97m2 西本町1丁目15-1 14,360冊
高蔵寺ふれあいセンター図書室 1975年1月 85m2 高蔵寺町3丁目2-1 12,535冊
南部ふれあいセンター図書室 1991年10月 99m2 下条町66606 13,532冊
西部ふれあいセンター図書室 1994年10月 90m2 宮町3丁目8-2 11,806冊
グリーンパレス春日井図書室 2007年11月 81m2 東野町字落合池1-2 10,075冊
坂下公民館図書室 1982年10月 95m2 坂下町4丁目250-1 11,360冊
鷹来公民館図書室 1980年1月 70m2 町屋町3610-1 11,287冊
中央公民館図書室 1977年11月 84m2 柏原町1丁目97-1 11,091冊
知多公民館図書室 2013年12月 42m2 知多町4丁目55 8,030冊
春日井市図書館の利用案内
春日井市図書館 グルッポふじとう図書館 各図書室
開館時間 9時-20時 9時-18時 9時-17時
休館日 月曜日、年末年始、特別整理期間
貸出可能者 春日井市在住・在勤・在学者、愛知県在住者

春日井市図書館

春日井市役所や春日井文化会館の隣接地に建設されたのが文化フォーラム春日井であり、その中核施設として3階と4階に春日井市図書館本館がある。2019年度末の蔵書数は596,033冊。2016年度の職員数は46人(正規10人・臨時36人)だった[2]。グルッポふじとう図書館とは異なり、春日井市図書館本館は春日井市の直営である。

アクセスはJR中央本線 春日井駅から徒歩で約20分、または名鉄バス「鳥居松」バス停から徒歩で約2分、またはかすがいシティバス「市役所」バス停から徒歩で約1分[29]

書作品と複製絵画の貸出

平安時代の能書家である小野道風は春日井近辺で生まれたとする説があるため、春日井市は「書のまち春日井」をキャッチフレーズに掲げ、1949年(昭和24年)から全国公募の書道展である道風展を開催し、1981年(昭和56年)に書の専門美術館である春日井市道風記念館を開館させるなどしている。このため、1999年の移転時には書作品や複製絵画の館外貸出を開始している[12]。複製絵画の貸出は当時の愛知県でも珍しく、書作品の貸出は全国の図書館でも例がなかった[12][30]。開館1か月後の1999年12月10日時点で、書作品は46点、複製絵画は146点が貸出されている[31]。書作品を貸出するのは年配者が多く、持ち運びの容易さから額装よりも軸装に人気がある[31]。複製絵画は幅広い年代に貸出されている[31]

グルッポふじとう図書館

概要

高蔵寺ニュータウンにあるグルッポふじとうの中核施設としてグルッポふじとう図書館があり、300m東にある東部市民センター図書室の移転という形をとっている。

所在地は春日井市藤山台1-1である。開館時間は午前9時~午後6時である。第三セクターの高蔵寺まちづくり株式会社が指定管理者として施設の管理運営を行い[32]、図書館業務は丸善雄松堂に委託されている。

構造

1階:児童図書コーナー(グルッポふじとう1階)

「絵本の部屋」と「読み物の部屋」がある。併設し「調べものの小部屋」もある。隣接するグルッポふじとう児童館と連携し、幼児や小学生を対象に絵本の読み聞かせなどを行っている[33]

2階:一般図書(グルッポふじとう2階) 、持込パソコン室(グルッポふじとう2階)
一般図書(グルッポふじとう2階)

2階全体が図書館スペースである。閲覧室は分野別に色分けされている。また、自由に読書できるスペースも備わっている。閲覧室以外にも、ブラウジングコーナー、ティーンズコーナー、Wi-Fiや電源を備えた持込パソコン室、グループ学習室がある[33]

持ち込みパソコン室(グルッポふじとう2階)

利用する場合は、当日に、2階東カウンターに利用者カードを提示して申し込む。パソコン利用がない場合は、利用できない。[33]

3階:学習室(グルッポふじとう3階)

自主学習に適している。Wi-Fiが利用可能な学習室の定員は60席(30席×2部屋)である。[33]

2019年度末の蔵書数は76,722冊冊である。また、LINE株式会社が運営するコミュニティアプリ(LINE)を用いて、グルッポふじとうの情報を発信している。ぐるっぽふじとう図書館でのイベント情報も発信している[33][34]

図書館分室

2018年まで春日井市最大の図書館分室があった東部市民センター(図書室はグルッポふじとうに移転)

1975年(昭和50年)1月には知多公民館と高蔵寺コミュニティセンターに図書室を開設し、それぞれ週2日開室した[1]。1977年(昭和52年)11月には春日井市民文化センターに図書室を開設した[1]。1979年(昭和54年)9月には知多公民館と高蔵寺コミュニティセンターの各図書室の開室日を、週2日から週6日に切替えた[1]。1980年(昭和55年)1月には鷹来公民館に図書室を開設した。1981年(昭和56年)12月には元春日井市選挙管理委員会委員長の嶋田豊一に寄贈された図書3,679冊で、鷹来公民館図書室に「嶋田文庫」を開設した[1][35]

1982年(昭和57年)10月には坂下公民館に図書室を開設した[9]。1983年(昭和58年)6月には東部市民センターに図書室を開設した[9]。開設時の蔵書数は37,879冊であり[9]、他の図書室とは異なり分館と呼べる規模だった。1987年(昭和52年)6月には味美ふれあいセンターに図書室を開設した[9]。1988年(昭和63年)1月には高蔵寺ふれあいセンター図書室にコンピュータ端末機を設置した[9]。同年6月には高蔵寺コミュニティセンターを改築して高蔵寺ふれあいセンターに改称し、高蔵寺ふれあいセンター図書室を新たに開設した[9]。1989年(平成元年)4月には坂下公民館図書室、鷹来公民館図書室、市民文化センター図書室、知多公民館図書室にコンピュータ端末機を設置し、休館日を統一した[9]。1991年(平成3年)10月には南部ふれあいセンターに図書室を開設した[9]。1994年(平成6年)10月には西部ふれあいセンターに図書室を開設した[9]

2007年(平成19年)11月にはグリーンパレス春日井(春日井市勤労福祉会館)に図書室を開設した[22]。2013年(平成25年)7月には東部市民センター図書室の開館時間を試験的に延長して「9時-19時」としており、同年8月と2014年(平成26年)2月にもこの試行を実施している[22]

移動図書館(廃止)

1973年(昭和48年)6月には春日井市制30周年記念事業として、移動図書館車「さくら号」(外架式1,500冊積載のトヨタ・コースター改造車)を購入し、24ステーションで巡回を開始した[1]。1979年(昭和54年)11月には2代目「さくら号」(外架式2,000冊積載の日産・シビリアン改造車)を購入し、初代「さくら号」から移動図書館車を置き換えた[1]

1987年(昭和62年)9月には3代目「さくら号」(外架式2,500冊積載の三菱・ローザ改造車)を購入し、2代目「さくら号」から移動図書館車を置き換えた[9]。2代目「さくら号」はジャンボ紙芝居用に改造して「ともだち号」と改称し、1988年(昭和63年)3月に「ともだち号」の運行を開始したが、1992年(平成4年)2月に運行を終了している[9]。2005年(平成17年)8月には32年間続いた移動図書館サービスを終了した[22]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 春日井市図書館 2017, p. 1.
  2. ^ a b 春日井市図書館 2017, p. 7.
  3. ^ 春日井市図書館 2020, p. 18.
  4. ^ 春日井市図書館 2020, p. 23.
  5. ^ 春日井市図書館 2017, p. 10.
  6. ^ a b c 春日井市 1963, p. 589.
  7. ^ a b 樹林舎 2007.
  8. ^ a b 樹林舎 2012, p. 108.
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 春日井市図書館 2017, p. 2.
  10. ^ 「図書館って? (中) 街づくり 文化とにぎわいの核に」『中日新聞』2015年11月26日
  11. ^ a b 「文化フォーラム春日井開館 1999年 滑り出し好調 11カ月で100万人 図書館中心の文化拠点 確立させたい“らしさ”」『中日新聞』2000年11月26日
  12. ^ a b c d e f 「図書、引っ越しへ 職員、大忙し 春日井市立図書館 11月の文化フォーラム開館控え 段ボール箱1万冊 本の“迷子”気遣い」『中日新聞』1999年9月8日
  13. ^ 「来春の完成目指し改修工事スタート 春日井市の旧図書館」『中日新聞』2000年11月22日
  14. ^ 「航空写真や土地整理事業を紹介 春日井に展示室・資料室がオープン」『中日新聞』2001年6月5日
  15. ^ 「ささえ愛センター開業 春日井市 NPO活動の拠点に」『中日新聞』2007年4月4日
  16. ^ a b c d e f g h i 新建築 2000.
  17. ^ 「春日井市立図書館(旧館)の銘板取り外し式」『中日新聞』1999年11月12日
  18. ^ a b c d e f g h 春日井市図書館 2017, p. 3.
  19. ^ a b 「『文化フォーラム春日井』きょうにも 入館者30万人突破 新図書館は大きな伸び」『中日新聞』2000年2月5日
  20. ^ a b 「新図書館市民引き寄せる 文化フォーラム春日井に昨年11月開館 貸し出し旧館の2倍 CDやビデオも激増」『中日新聞』2000年12月13日
  21. ^ a b 「春日井市図書館 東海学コーナー開設 16日 歴史、考古学資料一堂に」『中日新聞』2002年11月8日
  22. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 春日井市図書館 2017, p. 4.
  23. ^ a b 「春日井など5市2町 図書館を相互利用 来月から 各教委が協定結ぶ」『中日新聞』2003年12月18日
  24. ^ 「夏休みは休館日なし 春日井市図書館 県内公立で初の試み」『中日新聞』2005年7月9日
  25. ^ a b 「春日井市 中部大 図書館の蔵書貸し出しで連携 来月から両館の本が利用可能に」『中日新聞』2005年8月25日
  26. ^ 「あすから、蔵書貸し出し 県民全体に拡大 春日井市図書館」『中日新聞』2006年3月31日
  27. ^ 「赤ちゃんに絵本を 春日井市 ブックスタート始まる 4カ月検診時に配布」『中日新聞』2006年4月4日
  28. ^ 令和元年年報”. 春日井市図書館. 2021年6月7日閲覧。
  29. ^ 文化フォーラム春日井 春日井市民文化財団
  30. ^ 「自分史センターなどユニークな設備も 春日井 文化フォーラム開館」『中日新聞』1999年11月12日
  31. ^ a b c 「文化フォーラム春日井開館1カ月 書、複製絵画の貸し出し順調 新サービスニーズとらえた」『中日新聞』1999年12月12日
  32. ^ 「高蔵寺に交流拠点開所 旧藤山台東小改修『グルッポ』で式典」中日新聞、2018年4月3日
  33. ^ a b c d e 施設案内 グルッポふじとう図書館|春日井市公式ホームページ”. 春日井市. 2023年2月8日閲覧。
  34. ^ グルッポイベント事務局|LINE 公式アカウント”. LINE Corporation. 2023年2月8日閲覧。
  35. ^ 「嶋田文庫」は現在は春日井市図書館に開設されている。

参考文献

関連項目

外部リンク



春日井市図書館

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文化フォーラム春日井」の記事における「春日井市図書館」の解説

詳細は「春日井市図書館」を参照 3階4階には、春日井市内に10ヶ所の図書館分室を持つ春日井市図書館の本館がある。文化フォーラム春日井延床面積19,692.22m2のうち、4,983m2が図書館である。3階一般書児童書障害者向けフロアであり、タタミコーナー、書作品複製絵画コーナー、ブラウジングコーナー、おはなしのへや読書相談カウンター視聴覚コーナー対面読書室、録音室、授乳室読書籍(150席)がある。4階一般書フロアであり、郷土地域資料コーナー書道図書コーナーレファレンス調査研究室、タタミコーナー、読書席(180席)がある。

※この「春日井市図書館」の解説は、「文化フォーラム春日井」の解説の一部です。
「春日井市図書館」を含む「文化フォーラム春日井」の記事については、「文化フォーラム春日井」の概要を参照ください。

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