士官学校関係者
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「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」の記事における「士官学校関係者」の解説
セレン・ヘムアエン 声 - 朝日奈丸佳 中部地方の地方貴族の少女。 士官学校受験のため上京。美人なのだが、4歳時に呪いのベルトに頭をまとわりつかれ、「ベルト姫」と呼ばれる。周囲の忌む物を見る目に耐え切れず引きこもるようになり、高名な僧侶が言った「呪いに打ち勝つ相応の力を持てば呪いを解くことが出来る」という言葉を信じてひたすら鍛錬を続けて来た。その結果、並みの戦士なら太刀打ちできないほどの実力を身に付けるが、実戦経験が無いためアランには劣る。また、引きこもっていたせいで世間知らずで、米を生のまま食べたり買い物の仕方すらよく分かっていなかった。町中で会ったロイドに偶然解呪の呪文が書かれた布で顔を拭かれた際に呪いが解かれ、ベルトが外れる。そのことをきっかけにロイドにぞっこんになり、常軌を逸脱した言動をするようになる。また、ベルトはセレンの意思関係無く彼女を守るように動くようになる。後にベルトにヴリトラが憑依した為、ベルトが喋るようになる。 リホ・フラビン 声 - 津田美波 女性の傭兵。 左腕にミスリルの義手をしていて隻腕の傭兵と呼ばれる。犯歴の取り消しと引き換えに士官学校の入学試験を受ける。初対面でロイドの驚異的な実力にいち早く気付き、慄きつつも彼を利用して儲けようと企てていた。だが、次第に彼の人柄に惹かれていき、気になっている。傭兵生活から男勝りでシビアな性格しているが、個性が強すぎる周りの面々と比べるとかなり常識人。孤児院育ちでロールとは因縁がある。 アラン・トイン・リドカイン 声 - 山下誠一郎 地方貴族リドカイン家の長男。士官学校受験のため王都へやってきた。体格が良く、背中に担いだ巨大な戦斧を武器とする分かりやすいスポーツマン。 貴族であることに誇りを持っており、同じ地方貴族であるセレンの事をあまり良く思っていない。そのためセレンと顔を合わせる度に何かと突っかかっている。出世欲が高く、将校になることを目指しているが、実はモンスターに対して強い恐怖心を抱いており、将校になりたいのも出世すればモンスターと戦わなくても良いためである。そのため王都動乱の際はモンスターに怯えて物陰に隠れていたが、偶然出くわしたロイドに勇気づけられたことで奮起し、多くのモンスターを撃破して大手柄を立てる。その活躍もあって軍から出世の打診を受けるが、アランはそれを断り、代わりにロイドの士官学校入学を推薦した。その後はロイドのことを「ロイド殿」と慕うようになり、弟子入りも志願しているが断られている。 魔術大会編ではコリンから「顔だけで脳筋とわかる」と一蹴され、さらには回復魔法の練習台にしようとみんなから袋叩きにされる。結果、回復魔法が追いつかないほどの重症を負ってしまったため救急搬送された。 魔術大会後にマリーが誘拐されたとロイドから聞いた(後にロイドの勘違いと判明)際は共に救出に向かい、海に落ちた人物を「見捨てるわけにはいかない」と駆け出す事をした(因みにコミカライズとアニメでは落ちた人物に違いがあり、コミカライズの方ではメナに「何もないと言いつつ、人を惹き付ける魅力はしっかりある」と言われている) 本人の故意では無いが、ロイドの手柄を全て自分の物にしてしまう傾向があり、軍のプッシュで新聞の一面をかなり飾っている。 報酬つきのモンスター討伐の際、ドラゴン相手に時間稼ぎとして自分を叱咤する為、かかってこいと雄叫びを上げた瞬間(ミコナがロイドを倒す為のパワーアップにトレントでその場のドラゴン達のエネルギーを奪った為)ドラゴンが全て昏倒、気合い(威嚇)だけでドラゴンを倒したのだと勘違いされてしまった(因みにアニメでは雄叫びを上げた事でダンジョンが崩壊し始めたと言う勘違いをされた)。 そのため、誤解だし何もしていないから報酬は要らないと断ったのだが、それを『軍人として当然の行為だから報酬はいらない』と判断されてしまい、ドラゴンを倒せていないのに「ドラゴンスレイヤー」の称号を得る事となった。 メナ・キノン 声 - 戸松遥 キノン傭兵姉妹の姉。妹に比べると小柄で目が細く、おしゃべりな性格。妹程では無いが食欲旺盛でかなりの大食い。アザミ王国で開かれることになった学生魔術大会に際し、ロクジョウ魔術学園の臨時講師として理事長のロール、妹のフィロと共にアザミ王国へやってきた。当初はロールの命令でリホの行方を追っていたが、後にロールの手によりロクジョウ魔術学園の生徒身分となり、魔術大会に出場することになる。 彼女自身は水魔法を得意とした純粋な魔法使いということもあり、大会では相手の頭部を水の球で覆い呼吸を封じる「ウォーターボール」で他の参加者を圧倒。試合を観戦していたコリンからも「世界大会でもイイ線いくレベル」と評されていた。そして続く決勝戦のアザミvsロクジョウでは次鋒としてロイドと対戦。開始早々から必殺の「ウォーターボール」を決めて余裕を見せるも、ロイドの常識外の肺活量の前には通用せず、さらには彼の風魔法「エアりょ(噛んだ)」で展開していた防御魔法ごと場外の壁に叩きつけられて敗退した。ちなみにこの試合結果は「必殺魔法を破られて焦ったメナが魔力コントロールをミスって自爆した」と観客からは受け取られている。 フィロ・キノン 声 - 伊藤美来 キノン傭兵姉妹の妹。ピリド流武術を遣う格闘家。姉に比べてスラリと背が高くバスト89センチの巨乳でスタイル抜群だが、マイペース且つ無表情でで口数も少ない。食欲旺盛で非常に大食いでありコンロン村のモンスターを材料にした料理も平然と口にしていた。 姉のメナとともに学生魔術大会編にて登場。同じく臨時講師としてアザミ王国を訪れ、のちに生徒として魔術大会に出場している。しかし本人は魔法が得意ではないので、大会では握り込んだ魔石を直接相手に叩きつけるという自爆同然の戦い方で無理やり勝ち抜いていた。 格闘家としての実力はかなり高く、コンロン村の住人以外でロイドに手傷を負わせた数少ない人物。とはいえ端から見ればノーダメージにしか見えず、あげくに自身の渾身の踵落としをロイドが「ハエを追い払おうとしてくれたんですね!」と明るく勘違いされたことに衝撃と感銘を受け、ロイドに弟子入りを志願する。 メルトファン・デキストロ 声 - 日野聡 アザミ王国軍の男性将校。階級は大佐。士官学校の教官も兼ねる。 生真面目で堅物な性格で、軍の中でも有望な人材発掘にとくに精力的。今回の士官学校試験では各地の有力者をスカウトしてまわり、中には犯罪歴の抹消という交換条件を提示したものまである。試験会場に姿を表したロイドの実力を一瞬で見抜き、強力な戦力にと期待していたが、結果不合格になってしまったことにキャラが崩壊するほど動揺していた。 「この国の平和のために」が口癖だが、それがイナゴモンスターを操る影の首謀者の口癖と一致していた為、黒幕と判明。 しかし彼もまた王に取り憑いたアバドンに利用されており、最終的にロイドに助けられる事となる。 事件後は左遷し、価値観崩壊のためコンロン村で麦畑の栽培に勤しんでいる。最初はコンロン村に困惑していたものの、そこで過去に自分の故郷を襲った飢饉を救ったのがコンロン村の麦だったと知るとともにに、農業の素晴らしさに目覚めて精力的に働くようになり、農作業時の姿であるフンドシ一丁の姿が本気の姿となってしまった。 コリン・ストラーゼ 声 - M・A・O アザミ王国軍の女性将校。階級は大佐。士官学校の魔術教官も兼ねる。 明るくノリのいい関西弁の女性。王国きっての回復魔法のエキスパートだが、全体的に魔法への関心が薄いアザミ王国のことを憂いている。学生時代はロクジョウ魔術学園に在籍しており、現理事長のロールとは同級生にあたる。ただし仲は悪い。入試の筆記試験を担当。ロイドが書いていたものがルーン文字だと見抜き驚愕する。 メルトファンに密かな恋心を抱いていたが本人には気付かれず、クロムに指摘された際は蹴りを入れた。(因みにコミカライズとアニメでは蹴る場所が異なっている。) クロム・モリブデン 声 - 武虎 元アザミ王国王女付き近衛兵長の男性。 王やその周辺の変貌に不穏な空気を察し、王女のマリーを見失ったことによる責任を取る名目で近衛兵長を辞職し、現在は士官学校学生食堂の店主として働きながらマリーを探していた。メルトファン曰く「量が多くて安くて味が微妙」とのことで、料理の腕はあまり良くなく、店内も薄汚くて床が油でヌルヌルしており、開店休業状態だった。入試に落ちて求職してきたロイドをバイトで雇う(ロイドの実力を見抜いて危険人物と勘違いし監視という名目で)。ロイドのおかげで食堂はきれいになり味も向上したため学生で賑わうほど繁盛している。 魔王アバドンを倒した後、士官学校の教官を兼任する。 アザミ王 声 - 石原凡 王女マリア(魔女マリー)の父親。魔王アバドンに憑依されるが、ロイドに救われる。 性格は非常にひょうきんで軽薄だが、良く言えば身分に囚われず分け隔てなく接する人物で、ソウの取引にも応じないなど平和を愛する心も持つ。 ミコナ・ゾル 声 - 藤原夏海 2年生筆頭の女性。 「神速のミコナ」と呼ばれている。同性愛者であり、マリーを王女とは知らず恋心を抱いている為、ロイドを敵視している。 その嫉妬心を利用される形でソウからトレントとアバドンの力を得る2つの薬を受け取って両方を飲み、魔物の力を持つ怪人となる(身体能力が強化されるほか、トレントによる触手攻撃とアバドンの飛行能力を得た)。
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