士官学校予科・本科制度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 10:24 UTC 版)
「陸軍士官学校 (日本)」の記事における「士官学校予科・本科制度」の解説
1920年(大正9年)、従来の陸軍中央幼年学校本科は陸軍士官学校予科に、従来の陸軍士官学校は陸軍士官学校本科となる。 陸士予科の修業期間は4月1日に入校し、2年後の3月に卒業する。予科在校中には階級の指定はなされず、卒業時に階級(上等兵)、兵科及び原隊の指定がなされる。卒業後の4月から半年間の隊付勤務(この間に伍長に昇進)を経て、軍曹の階級を与えられ10月に本科に入校する。本科の修業期間は1年10ヶ月で、翌々年の7月に卒業し、見習士官(階級は曹長)となる。 新制度の陸士予科出身者は本科37期生以降である。 1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災では陸士も罹災しており、これを機に校舎群はスチーム暖房を備える近代的な鉄筋コンクリート建築に逐次建替えされた。
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