ミステスとは? わかりやすく解説

ミステス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 01:36 UTC 版)

灼眼のシャナの登場人物」の記事における「ミステス」の解説

宝具をその身に宿した特別なトーチ。ミステスの消滅により宝具無作為転移する様相から、「旅する宝の」とも呼ばれる宿す宝具によって、特異な能力を持つこともある。 坂井 悠二さかい ゆうじ) 宝具『零時迷子』にするミステス。詳細前述坂井悠二の項を参照。 “天目一個”(てんもくいっこ) 声 - 菅生隆之 宝具『贄殿遮那』にするミステス。見た目隻眼鬼面被った鎧武者肉体持たず鎧の中は空っぽフレイムヘイズと“徒”の“存在の力”を喰らって形態維持するなど、“ミステス”の中でもかなり異質存在『贄殿遮那』能力により、自身対す自在法による干渉無効化攻撃無効防御突き抜ける)し、気配持たないという特性を持つ。自身最低限封絶張っているため、人間には視認できない強者求めて日本各地彷徨い行き遭った“徒”やフレイムヘイズ見境なく攻撃し、その“存在の力”を喰らって活動尋常ならざる剣の達人であり、気配がないため実際に目にするまで存在気付かれず、その間突如として不意打ち放ってくるため、相手気配力の流れ見極める感覚優れた「強い」“徒”やフレイムヘイズほどその長所生かせ危険になり、不意打ち避けたとしても全ての自在法無効化され白兵戦強制されるため、弱い“徒”やフレイムヘイズでは到底敵わないそうしたことから「史上最悪の“ミステス”」「化け物トーチ」「“紅世”仇なすモノ」などの異名半ば伝説化し、“徒”やフレイムヘイズからは行き会うことへの不運から一種災害とすら認識されその活動地域ある日本を始めとした東アジア諸国多くの“徒”から避けられていた。しかし“天目一個”が消えたことで近年東アジアには再びフレイムヘイズ流れ込み始めるようになり、[仮装舞踏会]による本格的な攻勢が始まるまでは“徒”にとっては非常に物騒な地域となっていた。 これらの特性は、となっている宝具『贄殿遮那』託す相応しい、白兵戦優れた強者探すためのものであり、その目的を果たすため『贄殿遮那』製作者一人である人間刀匠鎧兜隻眼鬼面、そして『贄殿遮那』装備した上で存在全て打ち込み、自ら望んで“ミステス”と化した経緯を持つ。この関係でとなっている『贄殿遮那』には、トーチ組成干渉した者を捕獲する戒禁』がかけられている。そのため決定的な弱者である人間には見向きもしないシャナ人間時代この特徴逆手取り彼に頼んで「人間」である自分をアラストールの元まで運ばせている)。また誕生時からそうだったのか、時間経過によって変化したのかは不明だが、『刀匠』『大太刀 贄殿遮那』『鎧武者 天目一個』の3つの意識混在している。 シャナがまだ人間だった頃、『天道宮』を隠す『秘匿の聖室』の割れ目から「強者」であるアラストールを感知、『天道宮』へ乗り込む。“琉眼”ウィネや“千征令”オルゴン現れ天道宮』が混乱する中、「強者と戦う」ためにシャナとアラストールの契約助ける。そしてアラストールと契約した直後シャナ戦い攻撃勢い利用され頭突き食らって鬼面砕かれ『贄殿遮那』手放して敗北するV巻)。 望み果たした刀匠役目終えた鎧武者意識はこの時点消滅するが、『贄殿遮那』意思総体残っており、後に『星黎殿』に幽閉されシャナ『贄殿遮那』求め意思応じ残留していた“存在の力”で鎧武者の姿を再構成し、復活シャナの許へ向かうだけの“存在の力”を確保すべく、『星黎殿』中枢部の本営構成員片っ端から襲撃捕食この中で司令室飛び込み、“嵐蹄”フェコルーに致命傷を負わせている)しつつ要塞内を進行してシャナ邂逅、再び『贄殿遮那』託し消失する(XVIII巻)。シャナのことを自身使い手として認めており、彼女を「主」と呼んでいる。 [宝石の一味]からヨーハン奪った本に極東のソードスミスが全存在打ち込み最初から並みの“王”を遥かにしのぐ力があった“ミステス”」として記されていた。 自在法にも最低限適性はあり、19世紀にはシャヘル神託聞いて自ら封絶張り始めている(行動律の問題他者から自在法覚え機会はなかったはずであり、2000年代で既に数百放浪していたことなどから、最低でも14世紀には既に存在していたことになる)。 名の由来日本神話山神鍛冶祖神である、天目一箇神(あめのまひとつのかみ)。 アニメ版では羽織着ているなど外見異なり、また気配がないのは使用している封絶気配遮断する特別な封絶だからということになっているヨーハン 声 - 斎賀みつき 宝具『零時迷子』にするミステス。見た目金髪黒眼17歳少年で、左耳の後ろ三つ編みがある。『零時迷子』能力により、消耗した存在の力”が午前零時回復する特性を持つ。その特性から、通常のトーチやミステスと異なり存在の力”が燃え尽きることがなく、永遠に17歳のままである両親からは育児放棄にも等し扱い受けていたが、父と交友あり気まぐれで人間成長興味持った“彩飄”フィレスに赤児の頃から育てられるいつしか互いに掛け替えのない存在となり、彼女と永遠に共に在りたい望んで2人『零時迷子』を創り、自ら“ミステス”となったその後はフィレスと二人で約束二人エンゲージ・リンク)』を名乗るうになる。“徒”やフレイムヘイズには『永遠の恋人』の通称知られる炎の色はフィレスと同じ琥珀色。 常に明るくあっけらかんとしており、多少の困難も楽しむ部分を持つ、風のように自由奔放掴みどころのない性格好奇心旺盛で頭が良く勉強家であり、冷静で客観的な価値観優れた洞察力持ち主でもある。愛するフィレスとは互いに尊重しあい基本的に相手拘束するようなことはないが、行動主体ヨーハンにあった模様。フィレスが駄々をこねるときは、彼女が納得するまで言い聞かせるなど(本人は苦にしていないが)苦労人でもある。 幼少時から“存在の力”が身近であったため、人間時代から“存在の力”を感知でき、また好奇心から自在法宝具などについても深く研究していた。感覚的にしか自在法使わない者が多い中で、“ミステス”となった後も自在法研究重ねている努力型の自在師で、その腕前マージョリーサラカエル認めるほど。“壊刃”サブラク狙われるようになってからは、サブラク不破自在法スティグマ』を破る『スティグマ破り自在式』を研究しており、後にヴィルヘルミナがそれを受け継いで完成させている。 本編開始数年前から“壊刃”サブラク狙われており、間違われ襲われ重傷負った条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルを助けて友人となる。本編開始直前まで3人で行動しサブラク撃退していたが、ナム管理していた外界宿[故崖窟]の廃墟地下石窟踏み込んだ際、サブラク不意打ち受けて瀕死の重傷負い緊急避難の為フィレスによって『零時迷子』封じ込められる。しかし、サブラク『零時迷子』打ち込んだ自在『大命詩篇』影響『零時迷子』から自力抜け出すことは事実上不可となってしまう。 その直後自身封じた『零時迷子』坂井悠二転移『大命詩篇』影響自我断片化しており、自我曖昧な状態ながらも残った自我をかき集め変異根源である『大命詩篇』数十単位改造しようと目論む。そのため『零時迷子』封じられた状態ながら、『零時迷子』内側走査探索の網を常時展開する自在式を張り巡らし、フィレスが『零時迷子』にかけた『戒禁』と『暴君』の休眠していた吸収機能掛け合わせ、“存在の力”が自身統御できる分だけ流れ込むようにするなどの対策を採る。また宿主である“ミステス”坂井悠二狙った“徒”の“存在の力”を吸収するため、悠二に鋭敏な感知能力付与し“徒”に接近させようとしていたが、そうした対策間に合わないほど事態早く進行してしまい、ヨーハンはすでに自身復活諦めていた(XXI巻)。 文化祭終了間際『零時迷子』見つけたフィレスの干渉によって意識活性化する。その直前マージョリー『零時迷子』施していた走査自在式を利用し、悠二の体を一時的に乗っ取って顕現、フィレスと再会し、彼女に三つ頼み事をする(XIII巻)。 翌年2月御崎決戦最中に『ヒラルダ』の起動によって悠二の前にフィレスが出現。フィレスへの一つ目頼み事「とある巨大複雑な銀色自在式の改変XX巻)」を終わらせていたフィレスの助力と悠二が保持する膨大な存在の力”を利用して悠二から分離する。悠二に愛について説いた後、二つ目頼み事[百鬼夜行]への仕事依頼XX巻)」により戦場から離脱。しかし自分長く生きられないことを悟っていたため、最後頼み事「死を唯一乗り越えられる生、子供を作る事」をフィレスに改変させた自在式によって為し一緒に逃亡していた吉田一美へ『両界の嗣子ユストゥスとなる捩れ球形フラスコ遺言託し、フィレスと共に消滅する(XXII巻)。 アニメ版では第2期から登場しクリスマス・イヴ『零時迷子』の『戒禁』が弛んだほんの僅かな間だけ『ヒラルダ』を通じて吉田一美語りかけることができ、悠二から『零時迷子』抜き取られたことをヴィルヘルミナたちに伝えるように頼む。 名称不明 宝具パパゲーナ』をにするミステス。ゲーム版などの外伝で登場。“戯睡郷”メアの『ゲマインデ』により、防衛機構の『戒禁』を解除され寄生されており、既に人間代替物としての意識持っていない。金髪少女の姿をしている。メアの顔に変化した状態でしか登場していないため、元々の顔は不明。ミステスになった理由その他の詳細明かされていない。しかし、戦闘用ということから無理やりミステスにされた可能性考えられるアニメ版第2期にも、メアとして登場している。 異形の戦輪使い 『零時迷子』作り出す前のフィレスとヨーハン[宝石の一味]から奪った本に記述されていた、戦闘用の“ミステス”。自在法への高い適性に目をつけられて“ミステス”に変化させられたが、製作者反抗封じるためにかけた制御自在法自力破り反逆自分を“ミステス”へと変えた復讐として戦い続け消滅まで製作者を含む“王”を2人道連れにしたとされるその人物像や宝具についての詳細不明

※この「ミステス」の解説は、「灼眼のシャナの登場人物」の解説の一部です。
「ミステス」を含む「灼眼のシャナの登場人物」の記事については、「灼眼のシャナの登場人物」の概要を参照ください。

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