導きの神と眷属とは? わかりやすく解説

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導きの神と眷属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 09:25 UTC 版)

紅世の徒」の記事における「導きの神と眷属」の解説

“覚の嘯吟(かくのしょうぎん)”シャヘル[Shahar] 声 - 甲斐田裕子 女性で、『喚起』と『伝播』の権能司る“紅世”真正の『導きの神』。炎の色純白。この色は「全て掻き消す忘我の色」とも称される神意召喚の儀式名は“嘯飛吟声しょうひぎんせい)”。 実体持たない神霊として眷属の間を漂う、神としての権能のみに特化したそれだけ存在」(ゆえに神「威」ではなく神「意」召喚となる)。 『喚起』と『伝播』の行使値する導きなくば儚く失せる新たな灯火見出した時の神意召還行使して「導く」、他の神が受動的に神威召喚執り行うに対して能動的に行う神。実体持たないため単独では見聞きすることが出来ず創造神により眷属というシステム生まれた後は探知長け好奇心旺盛な“徒”たちを眷属任命し、彼らの耳目通して、導くに値する物事探している。神意召喚応じた眠りに就くともなく同じ真正の神であるアラストールや“祭礼の蛇”から見て特異な神格持ち主“祭礼の蛇”からはその在り様を「珍しがり」と形容されていた。眷族見聞きした中に神託値する物事発見すると、霊告『知らしむるべし』をその眷属降ろし生贄として神意召喚行い全世界の“徒”(及び“王”を身に宿すフレイムヘイズ)に他心通(神託)を行う。なお、この神託は“ミステス”にも聞こえる他、何らかの理由自在法影響下にある場合人間にも影響する召喚執行者である眷属そのまま儀式生贄でもあるという性質から、召喚の儀式たる“嘯飛吟声”の内実神託基準などは眷属以外には全く知られておらず、同じ真正の神であるアラストールでさえ権能のことしか知らなかった(ゆえに自分達の試みを「広めてもらう」ための作戦立てられており、当然のごとく失敗した)。 彼女が神託降ろすべしと判断する事象は、新たな事柄ありながら「今あるままに放っておいても成るもの」「既にその流れできあがっているもの」は含まず、「放って置いて消えるもの」「大きな流れ始まり端緒に過ぎないもの」でしかないため非常に少なく眷属数千年を空しく彷徨い続けることも珍しくはない。“徒”がこの世渡り来てからの数千年間神託が行使された事例は、作中明かされている限りでは両界渡り宝具人化封絶表明思想フレイムヘイズ生成がある。しかし、前代未聞事象世界規模告知されかつ忘れられるとがない(しかもどういう偶然か、振り回される方にとって最悪タイミング神意召喚起きる)という性質上、振り回される当事者にとっては災難以外の何物でもないため、言葉だけで多くの者を唆し物事変質させる神として、他の多くの“徒”から忌み嫌われて(一部では実在すら疑われて)いる。温厚な性格ストラスをして「導きの名で他者誑かす口先だけの神」と称するほどである。 神託為される際、聞く方にシャヘルの声が「耳元叩かれる割れ鐘のように異様なまでに明瞭な記憶に刻む痛みさえ伴い遠くから途切れ途切れに響いて来る、聞くものの総身劈く声」として聞こえる。神託は距離の遠近因果断絶させる封絶内外聞くつもりの有無関わらず強制的に聞かされ」て、神託受けている間は禄に身動き取れなくなる。容易に忘れられない強烈な印象聞く者に刻み付けるが、その内容強制する性質持たない新世界無何有鏡』の創造を行うべく創造神神威召還『祭基礼創』が発動したとほぼ同時に、『約束二人』により『両界の嗣子』が生成されようとしているのを眷族たる“笑謔の聘”ロフォカレが発見したことで彼を生贄神意召喚行使御崎決戦において新世界創造を巡る戦い興奮最中にあった“徒”とフレイムヘイズたちに強制的に両界の嗣子生成神託聞かせて行動中断させ、そのまま去った(XXII巻)。しかしこの神託は、新世界無何有鏡』では「人が喰らえない」という理を組み込んだままの創造を“徒”たちに受け入れさせる一因となった模様第三期アニメ登場したウガリット神話に、明けの明星の神としてシャヘルの名が存在する。 “笑謔の聘(しょうぎゃくのへい)”ロフォカレ[Rofocale] 声 - 藤田圭宣 男性“紅世の徒”炎の色常磐色初登場XIII巻。“紅世”導きの神“覚の嘯吟”シャヘル眷属大きな三角帽に襟を立てた燕尾服で顔を隠した男で、古風なリュート抱える。 自称楽師」。「他者以って己を表現する」という芸術家的な一面持ち、そのためミカロユスのような同類には一定の敬意を示す。自称のとおり、事あるごとにリュート爪弾いては詠っており、何かを語る時も合いの手代わりにリュート鳴らし、詩を吟ずるかのように語る。導きの神の眷族としての使命従いこの世見聞するため様々な所を渡り歩いているが、彼が訪れた場所身を寄せた者達はどういうわけか大きな事件中心になったり、苦難に際して振り回されているため、それを知る一部からは敬遠されていた(ストラス曰く「あ奴が姿を見せると碌なことにならない」)。 眼によらず遠く離れた所を見ることが出来『千里眼』という自在法使用し優れた探知索敵能力本人曰く感受性)を持つ。 眷属としての使命を果たす機会を得るべく『星黎殿』に向かう途中シュドナイ率いる軍に同行し索敵の形で協力していた。年が明けてからは『星黎殿』に居付いており、なぜか“祭礼の蛇”坂井悠二ヘカテー、ベルペオルらの散策同席することを許されていた(というより空気のように扱われていた)特殊な存在。 『大命第二段階でも、“祭礼の蛇”坂井悠二と共に久遠陥穽』へも同行するが、やはりそのこと空気のように扱われ触れられていない。そして『詣道』の最奥部である『祭殿』にて、“祭礼の蛇”神体覚醒復活見届けた。そして、追いついて来たシャナたちの妨害撥ね退けて“祭礼の蛇”神体と共にこの世帰還した。そして戦場から退転し、北の山中へ歩いていく姿を『星黎殿』直衛軍の兵に目撃されていた。 その後天山山脈歩きながら『千里眼』により御崎決戦様子見ていたが、ミカロユス・キュイが事前に仕掛けていた『パラシオス小路』によって捕捉された。そして現れたフリーダーたちに導きの神の「神託」を依頼されるが、「神託」の特性からその依頼断り、その理由をフリーダーたちに説明した。しかし、『千里眼』で『両界の嗣子ユストゥスとなる歪んだ球形フラスコ発見し、その存在を「知らしむるべし」と判断したシャヘルが霊告を降したため、眷族悲願たる神意召喚執り行う栄誉歓喜しながら『先触れの歌』を吟じ生贄となって消滅した(XXII巻)。 第三期アニメ登場した地獄宰相ルキフゲ・ロフォカレという同名悪魔がいる。

※この「導きの神と眷属」の解説は、「紅世の徒」の解説の一部です。
「導きの神と眷属」を含む「紅世の徒」の記事については、「紅世の徒」の概要を参照ください。

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