トーチと“ミステス”
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 15:28 UTC 版)
「灼眼のシャナ」の記事における「トーチと“ミステス”」の解説
“徒”が人間の“存在の力”を喰らうと、“存在の力”が急激に失われることでこの世に強い歪みが発生する。強い歪みはフレイムヘイズに感知されやすいため、多くの“徒”は喰った(喰われた)人間の“存在の力”を少量残して加工し、トーチという残滓を作る。トーチを作ると“存在の力”の消失が緩やかになり、この世に発生する歪みも最初は弱く、その後徐々に強くなっていくため、フレイムヘイズに感知されにくくなる。またフレイムヘイズたちも、“徒”との戦闘の後に必要に応じてトーチを作り、世間に急激な変化がないように配慮している。 トーチは元となった人間の姿と記憶を持ち、その人間が生き続けた場合と同様に活動するが、残された“存在の力”を消耗するにつれ徐々に存在感や気力が薄れ、やがて“存在の力”を完全に失い消失する。周囲の人間は、しだいにトーチへ意識を向けなくなるため、トーチが消失しても全く気づかない。トーチ自身も通常は、自身がトーチであると気づかないまま消失する。また、元となった人間に関する人々の記憶や所持品などの「存在した証」は、トーチが存在する間は維持されるが、トーチが消失すると同時にこの世から失われる。 トーチの中には、特殊能力を持つ道具“宝具”を存在の内に宿すものがある。このようなトーチは“ミステス”と呼ばれ、そのトーチが燃え尽きる、または破壊されると宿されていた宝具は別のトーチに無作為に転移し、移った先のトーチがまた“ミステス”となる。“ミステス”は基本的には普通のトーチと何ら変わりないが、宿した宝具の影響を受け特殊な力を持つ場合がある。本作の主人公である坂井悠二もまた、“ミステス”の一人である。
※この「トーチと“ミステス”」の解説は、「灼眼のシャナ」の解説の一部です。
「トーチと“ミステス”」を含む「灼眼のシャナ」の記事については、「灼眼のシャナ」の概要を参照ください。
- トーチと“ミステス”のページへのリンク