マーク8 - 42
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 08:52 UTC 版)
「アイアンマンのアーマー」の記事における「マーク8 - 42」の解説
『3』に登場。通称“アイアン・レギオン”。ニューヨーク決戦による過度のストレスから不眠症を患ったトニーが、症状を誤魔化す為にそれぞれ用途の異なるアーマーをJ.A.R.V.I.S.のサポートと合わせ35機製作。 全てJ.A.R.V.I.S.による遠隔操作運用が可能で、キリアン率いる“エクストリミス・ソルジャー”群との決戦にて“ホームパーティー・プロトコル”により全アーマーが起動、トニーの援護に駆けつけた。『3』に登場する(少なくとも劇中装着シーンのある)アーマーはそれまで外部装置がなければ装着不可能だったものとは違い、結合状態のアーマー本体の背面、或いは前面が展開し、そこから入り込む形で装着することが可能になっている。トニーのみ全身装着できるように調整してあるが、パーツ単体であれば、他人でも使用可能。また、マーク15以降のアーマーにはそれぞれに名前が付けられている。 マーク8 ケブラーの層を増やしミニミサイル1発の直撃の耐久、マーク7以上の兵力と汎用性を実現した。『3』にてJ.A.R.V.I.S.の誤操作で、“エクストリミス”に適応したペッパーを敵と間違えて攻撃してしまうも、彼女によって破壊され、右ガントレットのリパルサーと小型ミサイルをキリアン打倒に使われる。 マーク9 マーク7の変形機構を廃止。よりスリム且つ軽量化され、スラスターをジェットパックに変更した。 マーク10 金のチタニウムの安定板を追加。足蹠部分と胸部装甲を変更し空中静止時の安定性と耐久力を上げた。更にマーク9の3倍の速度で飛行が可能。 マーク11 基本デザインの改修第2作で、ステルス性を活かした潜入任務用アーマーのプロトタイプ。 マーク12 マーク8をベースに制作。ベースカラーは黒、金、銀で、マスク部の形状はウォーマシン・アーマー マーク2以降と同様である。高密度のカーボン、金とチタニウムの合金で出来た外骨格を備える。 マーク13 高速飛行用アーマーのプロトタイプで、ベースカラーは灰色。アルミニウムやチタンを使用する事で軽量化され、空気力学的により合理的なデザインとなっている。又、操作性も向上している。 マーク14 軽量アーマーのプロトタイプで、ベースカラーは灰色。武装はリパルサーレイと両肩部のミニミサイルポッドと最低限であるため、戦闘及び長距離飛行は不可。 マーク15 通称“スニーキー”。軽量化を施されたボディーに音波を緩和するスラスター、通常のベースカラーは灰色と銀だが色の濃度が変わる特殊コーティングによる潜入任務用アーマー。武装は少ないため正面から突っ込むと危険。劇中ではトニーが着用したが、戦いで損傷していたためうまく飛行できず落下しながら破損していった。第一作からコンセプトアートが存在していた。 マーク16 通称“ナイトクラブ”。ベースカラーは黒、茶色、銀。マーク15の特殊コーティングを改良し、パワーこそ低下しているが、ステルス性を強化したアーマー。ディスプレイのインジケーターの色は赤。劇中では赤いカラーリングのアーマーをトニーが着用している。 マーク17 通称“ハートブレイカー”。ベースカラーは従来的な赤、金。胸部のリパルサー・トランスミッターが大型化された“アーティラリーレベル・リパルサー・トランスミッター”を搭載したユニ・ビーム強化型。ユニ・ビームの面積を変える事で範囲を拡大する事も可能。又、同様に面積を変える事でリパルサー・バリアを張る事もできる。劇中ではアーマー群の先頭を切ってトニーの元に駆けつけた。その後、敵に襲われていたレッドスナッパーをトニーの指示で援護し、ローディをアイアン・パトリオットの元へ運ぼうとするも敵に飛び付かれる。 マーク18 通称“カサノヴァ”。ベースカラーは黒、銀。マーク16の特殊コーティングとマーク17のアーティラリーレベル・リパルサー・トランスミッターを搭載し潜入任務と戦闘の両方に使える。 マーク19 通称“タイガー”。ベースカラーは赤、灰色、金。胸部はロボットを彷彿とさせるメカニカルな形状である。武装を削減しスラスターを追加、高速飛行を実現した。 マーク20 通称“パイソン”。ベースカラーは黒、金。他のアーマーよりも高出力ながら、エネルギー消費効率を改善しマーク19より高い高度、より長い距離で飛行できるようにした。 マーク21 通称“ミダス”。カラーリングは金一色。装甲素材を金とチタニウムの合金のみにしたマーク20の改良型。低温、低気圧での行動が可能で、武装面もマーク8と同等である。 マーク22 通称“ホットロッド”、もしくは“ウォーマシン2.0プロトタイプ”。通称通り試作型ウォーマシン・アーマー マーク2である。ベースカラーはウォーマシンと同様だが両腕部の上腕から下方が赤で、脚部の大腿部より下方が同様に赤なのに加えファイヤーパターンが入っている。スラスターの出力、耐久力を落とさず重さを1/3にした。完成型のマーク2同様に両腕部に収納可能な実弾式マシンガンは装備されているが、背部に2連装大型マシンガンは装備されていない。劇中ではトニーが装着しようとしてアーマーを展開して空中待機するも敵の投げた鉄棒により柱に串刺しにされた。 マーク23 通称“シェイズ”。ベースカラーは灰色と黒の迷彩色。高密度のカーボンとセラミックプレート、柔軟な絶縁体を外骨格に使い超高温に耐える。 マーク24 通称“タンク”。ベースカラーは黒、金、銀。マーク17の発展型で装甲を金とチタニウムの合金、ケブラーで強化する事で耐久性が向上している。そしてマーク17同様に、胸部中央にアーティラリーレベル・リパルサー・トランスミッターを備える。 マーク25 通称“ストライカー”もしくは“サンパー”。ベースカラーは灰色、黄色。土木工事用アーマー。胸部中央のリアクターは周辺を装甲で覆っているため、細身の外見となっており、両腕部分に装着できる空気圧ハンマーはコンクリートを粉砕する程の威力を持つ。又、耐電性、耐熱性にも優れる。一部のゲームなどでは目とアーク・リアクターが緑になっている。劇中では、ハートブレイカーから振り落とされたローディに襲いかかろうとした敵を撃退した。 マーク26 通称“ガンマ”。ベースカラーは灰色、緑。マーク25の改良発展型で耐電性、耐熱性も向上し、ガンマ線に耐えられるようにした。カラーリングはハルクを連想させる。 マーク27 通称“ディスコ”。ベースカラーは青、橙色。光学迷彩を搭載しており静止している間は完璧に周囲に合わせた迷彩になる。 マーク28 通称“ジャック[要曖昧さ回避]”。ベースカラーは橙色、灰色。気密性が高く、核放射線、ガンマ線をシャットアウトし、NBCより装着者を保護する事が可能。 マーク29 通称“フィドラー”。ベースカラーは灰色、赤。軽量化土木工事用アーマーで左腕部のみマーク25、26同様、空気圧ハンマーが備わっており、胸部中央のリアクターも大型化している。土木工事作業からの救助や施工効率の代替として戦闘にも使える様、再設計されている。 マーク30 通称“ブルースティール”。ベースカラーは青、銀。マーク33の改良発展型で、同様に新型リパルサー・トランスミッターを搭載しアーマーのエネルギー出力を向上。これにより、長期活動を可能にしている。更にマーク33同様に両腕部に“ヴィブラニウム”製のダガー・ブレードを備える。 マーク31 通称“ピストン”。ベースカラーは緑、銀。新たなリパルサー・トランスミッターにより、出力、飛行性能が上がっている。劇中ではトニーの指令により先陣を切って攻撃を仕掛けるもエクストリミス・ソルジャーらに頭や腕を引きちぎられたあげく、相手を巻き添えに地面に激突して爆散した。 マーク32 通称“ロミオ”。カラーリングは灰色一色。マーク17の改良発展型で、アーティラリーレベル・リパルサー・トランスミッターを搭載したアーマーの中では最軽量。俊敏性、火力、耐久性共に優れる。 マーク33 通称“シルバー・センチュリオン”。マーク30のカラーリングを赤と銀に変更し両腕部にはヴィブラニウム製のダガー・ブレードを備える。ディスプレイのインジケーターの色は白。劇中ではトニーが装着した。捕らわれたペッパーを捜索し、救助しようとしたがキリアンの不意打ちで胸のリアクターを抉られた。原作にも登場している。 マーク34 通称“サウスポー”。ベースカラーは紫、銀。戦場及び被災地での人命救助活動用スーツの試作型。少し大きめのアーマーで左腕が伸縮性のアームになっておりその爪は並の金属を割く。リパルサー・トランスミッターは球状。重量ゆえ他のアーマー程飛行性能は出せない。 マーク35 通称“レッドスナッパー”。人命救助活動用アーマーの完成型。ベースカラーは赤、金。両腕部が伸縮性のアームになっている。リパルサー・トランスミッターは縦の長方形。劇中では複数の敵に飛び付かれ、制御を失ったまま爆発物を積んだドラム缶の山に突撃して敵もろとも爆散した。 マーク36 通称“ピースメーカー”。ベースカラーは橙色、黒。マーク35の両腕部に備えられていた伸縮性アームをオミットし、武装面においては、嘗部にリパルサーレイを非殺傷兵器とした音響兵器“ソニック・リパルサー”のみを装備した暴動鎮圧用アーマー。更に耐久性も高い。 マーク37 通称“ハンマーヘッド”。ベースカラーは白みがかった緑、黄土色。深海活動、作業用アーマーで、ヘッドライト、魚雷、水素コンバーター、加圧システム等を搭載。スニーキー同様『1』からコンセプトアートが存在していた。 マーク38 通称“イゴール (Igor) ”。重量物運搬用の大型アーマーで、100tもの重量物を持ち上げる事が可能。ベースカラーは青と銀である。戦闘や飛行シーンは無いがトニーとローディの足場である巨大なコンテナを支える為に活躍した。猫背体形であり、どのように装着するのか不明。 マーク39 通称“スターブースト”。ベースカラーは白と黒と金。酸素タンクを内蔵、ブースターパックを装備、低温と放射線に耐える素材を使用した宇宙開発用アーマーで、全体的に近未来の宇宙服を彷彿とさせるデザインである。 マーク40 通称“ショットガン”。マーク13とマーク19を元に造った高速飛行用アーマーの完成型。マッハ6.7で飛行ができる。ベースカラーは灰と銀。ディスプレイのインジケーターの色は白。劇中ではトニーが装着した。リパルサーの反動で威力を増した裏拳や膝蹴りでキリアンと格闘戦を繰り広げるが徐々に攻撃を封じられ、動けなくなったところを真っ二つに両断された。 マーク41 通称“ボーンズ”。ベースカラーは黒、金。元はマーク5のデザイン候補。装甲を極限まで省いているためアーマーの中では敏捷性が最も高い。頭部・腕部・脚部など全てのパーツにロケットが搭載され小さく分離できるようになっており、J.A.R.V.I.S.がパーツの分離攻撃を行った。そしてこの技術は後述のマーク42のキャッチ型装着機構に生かされている。 マーク42 キリアンらとの戦いにおいてトニーが主に装着したアーマー。ベースカラーは従来的な赤と金だが、それまでの同色のアーマーと比較して金色の割合が多くなっている。 マーク41と同じく分離する事が可能であり、分解状態でも1000km以上の長距離飛行が可能となった。トニーの体の各所に打ち込まれたセンサーを全パーツが認識して自動装着され、結合時と分離時に装着しなくても遠隔操作で運用できるシステムの試作品。劇中では“自動キャッチ型アーマー”とも呼ばれる。トニーの操作で周囲の人に強制的にでも装着させる事も可能で、スターク邸襲撃の際にはペッパーにも装着させた。 しかし作中では、完成したばかりの未調整状態だったため難点が多く、各部のスラスターは出力が強すぎて装着時に周囲の物を無差別に破壊、トニー自身も装着時によろめいたり、吹き飛ばされたりしている。スターク邸襲撃の際には飛行不可能な上にリパルサーとユニ・ビーム以外の武装が機能不全を起こし、未装着状態では若干の衝撃が加わるだけで分解してしまい、水没するとヘルメットに水が簡単に入り込んでしまうほど気密性も不充分だった。本アーマーは胸部に標準装備されたリアクターだけではエネルギー不足に陥りやすく、劇中では度々バッテリーを使用した外部からの充電を行っていた。 キリアンとの決戦では、追い詰められたトニーの元へ他のアーマーに遅れる形で駆け付けて接近するも、障害物のパイプに接触しその衝撃で分解してしまった。しかしトニーは、これを使い物にならなくなったと見せかけて遠隔操作し、キリアンに強制的に装着させ、アーマーの機能でキリアン諸共自爆した。 “アベンジャーズ・タワー”からの物資輸送の際には、修理もしくは新たに製作された物が輸送機の中にあった。
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