ビデオ・アート
【英】:VIDEO ART
1963年ナムジュン・パイクは、ヨーゼス・ボイスの共演を得た「音楽展−エレクトロニックTV」と題するテレビを使ったパフォーマンスを行った。ビデオ・カメラやVTRを使ったものではなく“テレビ・アート”と言えるものであったが、これがビデオ・アートの始まりとされている。以後、1965年に白黒オープン・リール式のポータブルVTRと小型カメラが発売されたのをはじめ、カラー化、テープのカセット化などビデオ・システムの技術革新にともなって、様々な作品が生み出されている。映像を特殊処理し視覚効果に訴えるもの、カメラのリアル・タイムの映像を使ったパフォーマンス的なもの、ドキュメンタリーの要素を利用する作品、コンピュータ・グラフィックスによる作品など多様である。ホーム・ビデオの分野からも新しい発想の作品が現れている。
ビデオ・アート
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ビデオ・アート (video art) とは、映像と音声を扱う芸術ジャンルのひとつ。ディスプレイ(展示・上映)の媒体に映像機器、記録媒体にかつてはビデオテープ、現在はDVDなどの電磁的記録媒体を使うことがある。これによってスクリーンとフィルムを使う作品とは区別されている。1960年代に始まり、機材が低価格化した1980年代以降に制作者数が急増し、1990年代以降はメディア・アートの中に包含されつつ現在に至っている[1]。
注釈
出典
- ^ a b c d e f “ヴィデオ・アート”. artscape. 2021年4月12日閲覧。
- ^ a b “ビデオアートとは何ですか?”. ビデオアートセンター東京 (2008年). 2021年4月12日閲覧。
- ^ 李 2007.
- ^ a b c d 阪本 2020.
- ^ ホリサキクリステンズ 2019, p. 276.
- ^ 中谷 2019b, p. 323.
- ^ 齋藤理恵 (2014年). “阿部修也と《パイク=アベ・ヴィデオ・シンセサイザー》”. 表象文化論学会『REPRE』. 2021年4月12日閲覧。
- ^ “カナダのビデオ作家、マイケル・ゴールドバーグさん”. VIDEOART CENTER Tokyo (2009年12月26日). 2021年4月12日閲覧。
- ^ ホリサキクリステンズ 2019, p. 274.
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