チャーリー / Charlie
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「ウッドストック (漫画)」の記事における「チャーリー / Charlie」の解説
楽がネット上に作った架空バンドだったが、後に椎奈・サイ・鈴音が加入し、実際に活動を行うバンドとなる。本作のメインとなるバンドであるが、実際に演奏するのは1960年代のウッドストック・アーティスト(ジミ・ヘンドリックスなど)のような音楽ではなく、1970年代以降のパンク・ロックであり、あくまでウッドストックは“目標とするライヴ”として指針にしている。バンドとしては結成したばかりで未完成な部分も多いが、その音楽性は観客を大いに魅了し、RRC編では審査員の評価は低かったものの、観客の評価は全バンド中トップであった。是ヶ非いわく、クレイズと同様旧来のロックの定義を覆す新しいサウンドの可能性があるという。 成瀬 楽(なるせ がく)/ GIM パート:ギター、コーラス、作詞・作曲、リーダー 本作の主人公。21歳。丸八運送会社社員。山口県周南市出身。 純粋に音楽を愛してやまない青年。天然パーマで、茶髪(子供の頃からこの色だったため、染めているわけではない)。大人しくおっとりしているため、髪型も含め「羊」と呼ばれることがある。 本人は自覚していないが卓越した作曲能力や音楽センスを秘めている。ギターの腕は確かであるが、ステージでの経験は浅く、ハプニングには弱い。また、1度もバンドを組んだことがなかったため、他のメンバーの音を聞き分けるのが苦手であるなど、不安定な部分が多い。しかし、音楽に対する純粋な想いから奏でられる演奏は周囲の多くの者を魅了し、自身が作ったチャーリーの曲は椎奈やサイに大きな衝撃を与えている。 初期の愛用ギターはギブソン・レスポール・ジュニアのシングルカッタウェイであり、楽が尊敬するギタリスト ジョニー・サンダースの使用したモデルである(ただし、サンダースの使用したのはダブルカッタウェイでTVモデル)。後半は1958年製レスポールを譲り受けて使用するが、これは実在のモデルであり1996〜1997年にギブソンから「Historic Collection Les Paul 1958 Gold Top Mary Ford Model 」として限定50本で制作・販売された。エルボーガード(アームレスト)が装着された非常に珍しいモデルである。 エフェクターはオーバードライブ・ファズ・ワウペダルを使用。好きなアーティストにダムド、セックス・ピストルズなどのパンク・ロック、UKロック、'80年代の日本のインディーズバンド、ジミ・ヘンドリックス、ニール・ヤングなどを挙げている。タバコは吸えない。 非常にシャイで人付き合いの苦手な青年だったが、椎奈と出会ったことで徐々に社交的な性格へと変わっていく。しかし、未だにその名残りはあり、観客を意識することが苦手なため、現在はステージ上のパフォーマンスなどを積極的に学ぼうと奮闘している。チャーリーのリーダーでもあるが、その性格故に押しが強くはなく、当初は実質的にサイがバンドを指揮していた状態だったが、バンドを続けることで精神的に成長を遂げ自身を身につけ、リーダーとしての貫禄を見せるようになる。 新山椎奈(にいやま しいな)/ siina パート:ドラムス ライブハウス「Boot Boy」のチーフにしてドラマー。22歳。楽いわく、アヴリル・ラヴィーン似の美人でクールな女性。茶髪のロングヘアーでスタイルも抜群。サイからはそのスタイル故に「ホルスタイン」と呼ばれている。 姉御肌な女性で、メンバーの中で1番の常識人なので実質的にチャーリーを切り盛りしているツッコミ役で、ある意味 苦労人。しかし面倒見はよく、色々と情報も仕入れてくるので何かと頼りにされている。性格は非常に友好的でバンド関係の交流の幅も広いため色々と顔が利く。ヴィヨンド・ザ・エルサレムなど、友達のバンドも多い(後述)。しかし根本的にはかなり気が強く、ロッカーらしい性格をしており、サイとシンクロすることが多い。何かと面倒を起こすメンバーに時折 鉄拳制裁も飛び出すなど、立場としては最も強い。 ドラムの腕は女性ながらパワーは負けておらず、確かなグルーヴ感を持っていて、楽にはシンディ・ブラックマンばりだと評されている。バンドの経験も豊富であり、ハプニングにも冷静に対処できる。目標とするドラマーはグランド・バッカスの白(後述)。もともとは親がジャズ奏者だったため、ジャズドラムから入っており、デッド・ケネディーズを聴いたことによりロックの世界に入るようになる。良いと思ったものはジャンルを問わず聴くタイプであるため、メンバーの中で音楽性の幅は最も広いと言える(ただし、それ故に楽とサイのマニアックな音楽の会話にはついていけない模様)。喫煙者で、タバコはセブンスター・ブラック。火をつける際にはマッチを使う。大型バイクに乗っている。 第二部から徐々に楽を男性として意識し始めている。また、「Boot Boy」が閉店してしまったため現在は洋服店で働いている。 名前の由来はラモーンズの曲「Sheena Is a Punk Rocker」から。 町田 要(まちだ かなめ)/ psy パート:ベース 楽と同じ丸八運送会社社員の青年。かつては黒髪だったが現在は金髪。 元はインディーズの超大物バンドであるグランド・バッカスのベーシストであり、当時は「Psy(サイ)」と名乗っていたが、チャーリーの曲を聴いたことで衝撃を受け、グランド・バッカスを脱退。その後、丸八運送会社に勤務するようになり、楽と出会い、楽から誘われチャーリーに加入。 ベースのテクニックはメンバーの中でもずば抜けて優れており、重戦車のようだと評されている。RRC編でも審査員からは「テクニックは大会トップクラス」と言われるほどの実力で彼自身も腕にはかなりの自信を持っているが、決してその才に溺れることがなく、むしろ誰よりも多く練習する努力家。また、ライヴ経験も豊富の百戦錬磨で、演奏中にトラブルが起こっても全く動じない、チャーリーの頼れるリズム隊。メンバーの中で最も知名度が高い。 演奏はピックを使わないフィンガー・ピッキングであり、チョッパーで弾いている。楽からはストラングラーズのベーシスト ジャン=ジャック・バーネルの音に似ているが、バーネルを超えているとまで評されている。本職はベーシストだが、ギターも弾く(ステージで弾いたことはない)。好きなアーティストにセックス・ピストルズ、ザ・リバティーンズ、the 原爆オナニーズ、奇形児、MASTURBATIONを挙げており、根っからのパンク嗜好。 性格は非常にマイペースで、唯我独尊。自分の思ったことは相手が誰であろうと何でも口にしなければ気が済まないタイプであり、それ故に頻繁に揉め事を起こすがケンカは弱い。典型的なK・Yキャラであり、似たような性格の鈴音とは折り合いが悪く、何かと口論している。それでいて天然な発現も多い。しかし音楽に関してはストイックなほど真面目で、「一切妥協はしない」「自分の音にこだわり続けたいだけ」と語る心身ともに最もロッカーらしい人物で、その点では周囲から信頼されており、音楽的実力ではメンバー中トップなので、アドバイザーとしての役割も担っている。 人付き合いも良いとは言えず、作中でまともに名前で呼び、友人として接しているのは楽だけ。性格は全く違うのだが楽とは非常に気が合い、音楽も含めた色々な話題で談笑していることが多い。趣味はアクアリウムであり、家は水槽だらけ。喫煙者で、たばこはマルボロ。現在でもほとんどの者から「サイ」と呼ばれている。鈴音からは「K・Y」と呼ばれている。 使用ベースのモデルは不明。主にレフティベースを使用しているが、右利き用のベースも難なく演奏してしまうというかなりの器用なスキルを持つ。後に判明するが、実は子供の頃は右利きだった。中学の頃、音楽に興味はあったものの演奏に全く興味はなかった彼であったが、幼馴染で想いを寄せていた女性でベーシストの五月が兄の白と共にバンドを組んでおり、彼女が左利きだったためそれを真似て左利きでベースを演奏するようになり、現在では箸なども左手で扱える。つまり、現在は両利き。 車はミニ・クーパーを所有していたが、チャーリーのツアーのために売ってライトバンを購入した。 第二部開始直後、チャーリーを脱退し、アメリカへ行くことを宣言してしまう。その理由は先述の五月がアメリカでプレイしていたバンドより医療を優先して脱退することにしたが、他のメンバーがそれを許さず、五月と同レベルのベーシストを連れてくることを要求したため、やむなくサイを選んだというものだった。渡米前にメンバーで初のレコーディングをし、脱退ライブを行い、自ら作曲した曲を残ったメンバーに送り、最後に「楽...... ギターをぶっ壊せ」と言い残し去っていった。 前田鈴音(まえだ すずね)/ sioux パート:ボーカル 16歳の女子高生。よく眠るが背が低いのが特徴。祖父が空手の道場を開いており、幼少時から空手を習っており、ヤクザを1撃でノックアウトする、大会では圧倒的強さで優勝するなどかなりの腕前。通称「スウ」。 当初はチャーリーも含め音楽に全く関わらなかった。楽に「ボーカルやってくれないかな」と誘いを受けるが、1度は断る。その理由は、小さい頃は音楽が好きだと公言していたのだが、慕っている父親がかつて自分が産まれたせいで経済的な理由から好きなバンドをできなくなったと思い込んでいたためであり、以降 意図的に音楽を避けるようになり、嫌いだと言うようになってしまっていた。しかし、心の奥では音楽に対する純粋な想いを秘めている。後に、父がバンドをやめた真意が「マネージャーになって色々なバンドをこの手で送り出したい」というものだったことを知り、改心する。誘いを受け、サイにも実力を認められチャーリーに正式加入した。 音楽に関して全くの素人だったため、ボーカルとしての実力は未完成で荒削りであるが、空手で鍛えられた声量は川面を揺らすほどで、楽たちの出す音に負けないパワーとインパクトを持つ。音程のズレなどはあるが、俗に言うヘタウマで、ジョニー・ロットンのようだと評されることが多い。また、楽と同様 経験の浅さから来る失敗をしてしまうこともある。本人の中ではチャーリーの評価が今ひとつ高くないのは自分が未熟なせいなのではという葛藤もある。音楽的嗜好を語ることは少ないが、1番調子が出る曲としてマイケル・ジャクソンの「BEAT IT」を挙げている。密かにギターの練習にも取り組んでおり、パンク・スピリッツ編にて1曲だけだがギター&ボーカルを披露した。 サイと同様に自分の思ったことは誰であろうと何でも口にしてしまう。ただし、本人によると自分は空気を“読めない”のではなく、“読まない”のだという。メンバー最年少であるにもかかわらず、敬語を全く使わず、下手に出ることはまずない気の強い性格。現役女子高生であるが、ファッションなどに無頓着でメイクもしないため、ライヴのときには友人のマリがコーディネートしている。 父親は超大物バンドであるグランド・バッカスのマネージャーを務めていて、元グラバのサイとの関係を懸念していたが、ツアーに出る直前に打ち明けた。 名前の由来はスージー・スー(Siouxsie Sioux)から。 勝田 清春(かつた きよはる) パート:ギター → ベース 雷怒のかつての親友で、元・RAW POWERのリードギタリスト。純粋にサウンドを追求するギタリストだが、調子に乗ってドラッグに手を出したことで雷怒からRAW POWERを辞めさせられてしまった。親友だった雷怒の言葉に深いショックを受け、自分が裏切られたと捉え雷怒に復讐と称しKBMでドラッグを捌くようになる。しかし、対チャーリー戦で楽のギターから、雷怒自身は決して勝田のことを恨んではおらず何があっても親友だと考えていて、その気持ちは変わっていなかったことが伝わり、自分の愚かさと敗北を認める。 ドラッグに手を出したりはしているものの中毒になっているわけではなく、あくまでロックの飾りのようなものとしか捉えておらず、ドラッグに固執しているわけではない。「カカカカ」と笑うのが口癖。 ギターの腕はかなり高く雷怒には天才と評されており、「上手い・下手以前に、こんな音を出せるギタリストは他にいない」とのことで、ギタリストとしての実力は作中トップクラス。使用ギターはギブソン・ES-335。 KBM編後、渡米することにした矢先リブラックのシヴァにナイフで刺され、重傷を負うがアメリカ行きの飛行機に居合わせた五月に助けられ、命を救われる。その後アメリカで五月とサイの関係とサイのチャーリー脱退を知り、チャーリーのベースを依頼され帰国。チャーリーのCD発売記念ライブに飛び入りで参加し、楽たちにも認められメンバー入りした。ベーシストとしてはサイとはタイプは異なり、チョッパーではなく、ギタリストの様な弾き方と評されている。トリッキーなプレイが目立つが、実際は演奏全体を見て演出しているためとても合わせやすいという。使用ベースはフライングV。
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