奇形児とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 奇形児の意味・解説 

きけい‐じ【奇形児】

読み方:きけいじ

奇形有する小児


奇形児

作者揚羽

収載図書悪霊祓い
出版社日本文学館
刊行年月2003.11


奇形

(奇形児 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/10 22:09 UTC 版)

奇形(きけい、畸形畸型とも、英:deformity)とは、主に生物が先天的に肉眼形態上の異常を持っていることを指す。その結果として機能障害をきたすこともある。また、形態上の異常ではない疾患(純粋な機能異常である)精神発達遅滞や内分泌障害は奇形とは呼ばれないことが多いが、これらが奇形に合併することも多い。

多指症のX線写真(左手) 通常5本のはずの指が6本ある。

なお、「奇形」という語は「めずらしい形」が原義である[1]。例えば芸術作品などにおいて、標準から大きく外れた形態を持つ作品などを「奇形」と表現することもある。

発生

動物においては、胎児が成長する段階のなかでも器官が形成される胚芽期に外因・内因の影響を受けることが重要な条件となる。逆に、妊娠後期は器官がほぼ完成されているため外的な有害作用を受けても、奇形という結果につながる可能性は比較的低い。

植物においては、外的要因によるものがほとんどである。

微生物やウイルスにおいては、奇形というよりも突然変異と呼称するべき状況が多く見られ、特に病原体となる細菌やウイルスの突然変異は、対抗手段未開発の新種疾患になるものが多いとして恐れられている。

奇形の原因になりうる要因としては以下のようなものが挙げられる。

外的要因
内的要因

心奇形

母斑

感染症

風疹トキソプラズマ梅毒サイトメガロウイルスなど。

医薬品

サリドマイド薬禍や、にきび治療薬イソトレチノインのように医薬品が奇形の原因になることがある。

化学物質

ビタミンAの過剰摂取または欠乏状態で起こりえる。類似作用を示す誘導体でも起こりえる。例えば、イソトレチノインはビタミンA誘導体である。

脚注

出典

  1. ^ 『広辞林』(岩波書店)初版、新訂版。

関連項目



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「奇形児」の関連用語

奇形児のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



奇形児のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの奇形 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS