ゲームの舞台である星々(舞台)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 20:48 UTC 版)
「ファンタシースターオンライン2」の記事における「ゲームの舞台である星々(舞台)」の解説
冒険の舞台はランダムフィールドシステムによって毎回フィールド内のマップ生成が一部の目標地形を除き、登場エネミーの出現位置・発生イベントなども含め完全なランダムで構成・生成される。 アークスシップ 無数に存在する船の一つ。主人公が拠点とするシップは、時折ダーカーから襲撃を受けることがあり、その際にはシップ内の「市街地」エリアで活動することになる。内部ではフォトン能力を抑制するリミッターがかけられているが、主人公だけはストーリーを進めるととある事情から行使できるようになる。 シップ一つにつき100万人以上が暮らしている。 VR空間 2015年3月11日より実装された、チャレンジクエスト専用フィールド。 惑星ナベリウス 美しく自然豊かな惑星で、衛星軌道上からは地球にも似た外観をしているが、知的生命体や文明の痕跡はない。「森林」エリアと「凍土」エリアという気候が全く異なるエリアが存在するが、不自然にもこれらのエリアがどういう訳か隣接しており、ある地点を境に一気に環境が変わる。そして凍土の奥には謎の多い「遺跡」エリアが存在する。 ゴリラやオオカミ、鳥やマンモスにも似た獣系の「(ナベリウス)原生種」が生息する。 「調査の価値がない」「ダーカーもいない」ということからアークス研修生の修了任務の場所に設定されている。しかしそれらの情報は、ある事実を隠すための偽情報である。実は40年前の『大戦』でダークファルス【巨躯】との決戦の舞台になった場所であり、「凍土」エリアは【巨躯】の攻撃によって生まれたもの。【巨躯】を倒しきれず「遺跡」に封印した事実は40年間秘匿され、「【巨躯】を倒した際に大活躍したアークス」は「三英雄」として喧伝されてきた。 惑星アムドゥスキア 隕石によって地表部と内核部が解離した惑星で、そのためか薄い輪を持つ。内核部がむき出しになったような灼熱の「火山洞窟(カッシーナ)」エリアと、それを覆うように空中に浮かぶ「浮遊大陸」エリア、そしてその最奥部にある聖地「龍祭壇」エリアが存在する。 独自の文化を持つ知的生命体「龍族」の住処である。洞窟エリア・浮遊大陸エリアどちらにも龍族は住んでいるが、彼らによると浮遊大陸は富裕層や地位の高いものが住む場所であり、火山洞窟には地位の低い者や何らかの咎を犯した者が住むという。 龍族は本来高い知性と文明を持ちアークスとの交流も可能だが、現在では指導者層を含めてその大部分がダーカーに侵食されかかって攻撃的になっており、基本的に遭遇すると戦闘になる。わずかに残った正気を保っている龍族と協力して事態の解決に動きアークスが信頼を得た結果、確固たる交流が築かれる。 惑星リリーパ 地表の大部分は荒れ果てているものの、鉱物資源の豊富な惑星。過去の建築物が残る荒廃した「砂漠」エリアと、その地下に建築された「地下坑道」エリア、貴重なオアシスが点在する旧文明の「採掘場跡」エリアが存在する。また、アークスが建設した「採掘基地」がたびたびダーカーの大群に襲撃されており、基地施設を防衛するため緊急招集されることもある(防衛戦への参加はプレイヤーの任意)。 かつて存在していた知的生命体が作った防衛用ロボットである「機甲種」が主を失ってもなお活動を続けているが、それとは別にウサギに似た姿形の知的生命体「リリーパ族」の存在が確認されている。機甲種を生み出した存在やリリーパ族については一切が正体不明となっている。 機甲種に関しては機械的に襲ってくるだけだが、リリーパ族についてはまだ言葉は通じないもののある程度のコミュニケーションが可能であり、襲われているところを助ける等の交流から友好的な関係が築かれつつある。 実は採掘基地にはダークファルス【若人】の力が封印されており、それがダーカー襲撃の原因となっている。 惑星ウォパル EP2より確認された、地表のほとんどが海の惑星。地上の海に加えて、成層圏を水の幕で覆われている。つまり地上から見上げる空の「青」は、この惑星の場合は大気の色ではなく水の色である。 砂浜と海を臨む「海岸」エリアと地下洞窟の「海底」エリア、海中から現れた謎の「浮上施設」エリアが存在する。他の惑星に比べ昼夜の入れ替わりが早く、また雨が降る頻度も高い。 原生種である「海王種」以外にも、貝殻から触手が生えたような姿の「ウォパル族」と通称される知的生命体が存在する。彼等はアークスとの対話が可能で、生死にシビアな価値観を持っていることを伺わせる。ウォパル族はきつい訛りがあるものの、アークスとほぼ同じ言語を使っており、翻訳無しでアークスと会話可能(ゲーム上の台詞では関西弁のような喋り方で表現されている)。 実はフォトナーたちが実験地として目をつけ、改造した惑星であり「浮上施設」や「海底」などの施設はその名残。ルーサーはその施設を利用することでシオンを知ろうとするが上手く行かず、生物実験にも飽きて放置するようになった。ウォパル族や一部の海王種は、ルーサーの実験の産物であり、日の出入りが早いのは【敗者】の能力の影響である。 ウォパル族と会話可能なのは過去にフォトナー達と出会っていた事から彼らと同じ言語を使うようになったためで、それでいて長い期間外部と会話する機会が無かったために酷い訛りがついたもの。 惑星ハルコタン EP3より確認された、和風の文化を持つ二種の知的生命体「白の民」と「黒の民」が住む惑星。白の民の領地である「白ノ領域」エリア、黒の民の領地である「黒ノ領域」エリアが存在する。 白の領域は、そこに住まう人々がアークスよりやや大柄であるため建物のサイズも大きいという事を除けば、まさに現実での江戸時代の街並みと言った外観で非常に美しく整然としている。 「白の民」はアークスと交流を持ち、鬼を想起させる姿を持つ。「黒の民」は非常に大型で、鬼のほかにも風神、雷神、一反木綿など様々な日本の妖怪を想起させる異形の民。両者は古くから敵対している。 ハルコタン各地には「マガツ」と呼ばれる死を司る存在の一部が封印されており、ダークファルス【双子】はこれを解き放つことでハルコタンに混乱を招こうとしている。 実は現存する黒の民は【双子】によってすべて捕食されており、ゲーム内に登場するのは【双子】の能力によって生み出された模倣体(クローン)である。 ダーカーの巣窟 名前の通りダーカーの軍勢の根城。アークスシップが二つに折られたような形をしている。 実は過去に壊滅させられたアークスシップのなれの果てであり、現在はダークファルス【敗者】(ルーサー)の研究施設として利用されている。拉致された有能なアークスはここで模倣体(クローン)として生み出される。【敗者】は表舞台には出ないため管理はダークファルス【巨躯】が「義務」から行っているが、「滾るものがない」と見放され、主人公との対決を最後に管理を放棄している。 地球 EP4より確認された、異なる次元にあるとされる惑星。舞台は西暦2028年。人々の恐れや想像が具現化したエネミー「幻創種」が出現する。「東京」エリアには「ダッシュパネル」、「ラスベガス」エリアには「ライドロイド」が設置されている。 月から漂うエーテルを用いた高度な科学技術を持つ組織「マザー・クラスタ」が実質的に支配しており、核兵器すら自由に操れる危険性を持つ。その対立候補として古くから地球を守護してきた地球の導き手「アースガイド」がおり、こちらは技術力は低いもののメンバー全員が魔術や異能の持ち主である。 プレイヤー側は異星人であるためフォトンを利用した隔離障壁によって存在を隠蔽されているため、フィールドに一般人が登場することはない。ただしストーリーを進めればアークスに協力しているアースガイドのメンバーがトライアルに登場するようになる。 月から漂う「エーテル(フォトンが変異したもの)」という不可視の力の影響を受けており、地球人の一部は覚醒することでエーテルを扱う能力者となることができる。反面、人々の恐怖などがエーテルに反映され有害な存在と化した「幻創種(げんそうしゅ)」が跋扈している。これらは古来より妖怪などとして伝えられており、エーテル能力に覚醒した者でなければ互いに干渉できず、姿も見えない。そのため一般には存在を秘匿したまま駆逐されてきた。 アースガイドのトップであるアーデム・サー・セークリッドは人間同士の争いを止めるべく「神」を具現化させ、地球を創り変えようと暴走する。アーデムの正体は人類の祖アダムであり、数万年ものの間生き続けてきていた。「神」による世界再編(パラダイムシフト)はプレイヤーたちによって阻止されたが、アーデムが遺した膨大なエーテルと数万年にも及ぶ絶望が反映された幻創種「デウス・エスカ」が幾度となく降臨することとなった。 異世界オメガ 2017年7月26日実装。宇宙を喰らい尽くすブラックホールの先にあると言われる異世界で、世界観は中世ファンタジーに近い。 その正体は全知存在(アカシックレコード)が見る「夢」がエーテルによって具現化したもの。オラクル側で過去に命を落とした者たちが「転生」という形で登場しているが、同一人物なだけで記憶は継承されていない。 数十年前、世界中に咲き誇る徒花エフィメラが現れ、これを魔術の媒介にすることで文明は急速な発展を遂げた。しかしエフィメラは行使すれば行使するほど使う者の精神を蝕み、同調しない者に対して攻撃的になるという性質があった。 気づいた時には既に遅く、オメガ各地では国同士が鎬を削る戦争状態となっていた。 東西南北に以下の4つの国家が確認されている。 東方にはイス=アルス通商連合国。肥沃な土地と資源を用いて商いを行っていた商人たちが集ったことで生まれた。増殖魔術を用いて作物を大量に生み出している。 西方には神国エピック。過酷な修行を行う求道者たちが集っていたオアシスを中心に成立した。噂では心を操る秘薬の精製に成功したという。 南方には魔道国クエント。エフィメラを魔術の媒介として確立させた最初の国だが、何者かの手によって技術が流出してしまい世界中に混乱を呼ぶこととなった。現在は宰相ルツのクーデターにより国王は暗殺され、王子と王女は濡れ衣を着せられて国を追われている。主人公は王女ハリエットに協力し、戦線に加わることになる。 北方にはヴェルン皇国。国で最も強い者が皇帝となる武人の国。現在は皇帝シュレッガーによる独裁政権と悪政により内戦が勃発、それがずっと続いており、多くの民が居場所を失い苦しんでいる。
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