オークランド・アスリーツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 07:44 UTC 版)
「フォーシーム (漫画)」の記事における「オークランド・アスリーツ」の解説
アメリカンリーグ西地区のチーム。資金力がないため、高給取りやスター選手はいなく、目立ちはしないが実力のある中堅選手と才能のある若手が主体のチームだが、GMのロイ・ビーズによるセイバーメトリクスを重視した編成で毎年プレーオフに進出するもワールドシリーズ制覇には届かずにいる。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}モデルはオークランド・アスレチックス。[要出典] 逢坂猛史(おうさか たけし) 36歳。全盛期の若いころは剛腕で鳴らし20勝を達成した投手。あだ名は「キング」、短気なバツイチ。口も悪く典型的な投手気質で俺様人間で、日本時代はその性格が災いして首脳陣と揉め、4球団も渡り歩いている。しかし、野球に関して、特に自分の投球を磨くことに対しては真摯で超真面目な姿勢で臨んでいる。飛行機は何度乗っても苦手なままだがメジャーのハードな移動スケジュールを、誰よりも早く球場に行き、ランニングをして汗をかくことで体調を整えることを決して怠らない。シーズンの途中で前述の試合前にスタジアムでランニングをし汗を大量にかく調整方法によって、かつての全盛期の頃に近い球威を取り戻した。背番号は28。 日本時代は先発だったが、年齢による衰えからメジャーでは1・2イニングなら全力で投げれるリリーフに転向した。速球は90マイル前半で最速でも95マイルだが初速と終速の差が少ない非常に伸びのあるフォーシームで、バッターが球速以上の速さと感じるフォーシームをそれを全力で投球しつつ狙ったコースに何度でも同じ球威で投げ込めるずば抜けた制球力を活かして、高低、内外のボール判分の僅かな幅のコースを使う組み立てによって、打者の目には90マイルが95マイル、ボール球がストライクに錯覚させられてしまう。配球も長年の投球経験から打者心理を読み、打者が得意か狙っているコースにボール半分前後で出し入れして討ち取るクレバーな投球技術と、時には平然とど真ん中やフルカウントの状況で勝負球にボール球を投げ込める狡さや強かさと勝負度胸がある。コーチからは実戦型と言われており、強打者相手には様子が変わり、ベテランのペレスから「タフな奴」「ここ1番では三振を取りに来る」と評価されている。見ている審判ですら驚く程の投球術とその勝負度胸にはキャッチャーのペレスやレッグですら肝を冷やしたり呆れる程で、「心臓に良くない」とまで言われている。捕手以外のチームメイトですら「心臓が鉄でできてる」「神経が切れてる」「煮ても焼いても食えない」と呆れる程。 変化球はキレの良いスライダーとカーブにフォークを持っている。スライダーはペレスやミハイルからも使えると高く評価されており、キレが良くフォーシームと並ぶ配球の組み立ての軸になっているが、カーブとフォークはキレが良くないためあまり投げない。ポストシーズンにてスライダーのクセを見抜かれた事で打たれたのをキッカケにして、対策としてスライダーの握りによる投げ方を試行錯誤の末にフォーシームのように真下に振り切る投げ方による、フォーシーム並みの球速のカットボールを新たに習得した。 庄司タロー(しょうじ タロー) オークランドアスリーツの極東地区担当スカウト。日本のある試合を視察した際に逢坂と知り合い、紆余曲折を経て、アスリーツ入団に繋がった。本来は球団職員だが取材が殺到した逢坂のために日本人ということで専属通訳のような形で勤務している。自身も元は野球選手で投手であったが肩を壊し野手に転向。ただし日本でも一軍、アメリカでもメジャーには昇格できなかった。逢坂の言動には批判的で本人ともよく衝突するが、その極限なまでのプロ根性と実力には一目置いている。 パスカル・ペレス アスリーツの控え捕手。かつては強肩強打で鳴らし首位打者やMVPにも輝いたことのあるベテラン選手。現在では肩が弱くため控えとなったが、肩の衰えが無ければチーム1の捕手と言われる実力を持っている。現役最後の1年か2年の晩年を過ごすために加入した。日本流の投げ込みにこだわる逢坂の練習に付き合ううちに、彼の、とにかくどこに構えてもミットに百発百中で的を射る抜群の制球力に気づき、「20年の大リーグ生活で5人とはいないコントロールだ」と首脳陣に進言する。逢坂の勝負度胸に負けないほど肝っ玉も太く経験も豊富で、リードも打者の裏を掻く大胆不敵さで投手陣を助ける。打撃でも相手投手を油断させてチャンスにヒットを放つ頭脳派の実力者。シーズン途中に三角トレードでフェアリーズに移籍してからは、敵として逢坂らの前に立ちはだかる。 ミハイル・ネッガーシュミット アスリーツの投手コーチ。逢坂の投げ込みをキャンプでは真っ向から否定するも段々と彼の投げるボールの球威、回転、コントロールに気づき、非常に面白い存在として起用を監督に強く勧めていく。ロイに逢坂の力を試すためにオープン戦を無失点で切り抜けたら解雇しない様提案をした。またコントロール以上に逢坂の海千山千の経験と度胸と勝負強さを認めていて、「銭の取れる選手」とも称している。 現役時代は球速や球威ではなくピンポイントのコントロールと変化球で一世を風靡した名投手で、球審にも強気で噛み付く姿勢で臨む「マッドドッグ」とも呼ばれていた。モデルは「ブルドッグ」と呼ばれたオーレル・ハーシュハイザーや「精密機械」と称されたグレッグ・マダックス。[要出典] フリオ・ロドリゴ ドミニカ出身の19歳。100マイル超の速球を投げる。中継ぎ投手で100マイル超えのフォーシームを武器にしているが2イニング目になると制球力が乱れ、四球を連続で出すなど制球に難あり。キャンプでは逢坂と同室で最初から取っ組み合いの喧嘩を始めてしまうが、本質的な部分で気が合うのか年の離れた喧嘩友達のような関係。女性に関しては逢坂曰く「ストライクゾーンが広い」のか、年上年下、容姿に関係なく日々ベッドに誘い奮闘している。自分にはない抜群のコントロールをどうやって磨いたのか逢坂に聞きたがっているが素直に言えず、キャッチボールなどの練習に付き合っている。 レッグ・スタルカス 一昨年のドラフト1位。昨年まで3A。ルーキーながらバッティングに秀でており、チームNo.1捕手。昨年は1年間様々なことを学ぶために3Aにおり、メジャー経験は無いがチームNo.1打者の呼び声高い逸材であり、タロー曰く「間違いなく今年の新人王」と言わせる程。打順は2番である。逢坂のことを最初はロートル扱いで見下していたが、先輩捕手のペレスや投手コーチのメガーシュミットから彼の驚異的な制球力を指摘されて以来、徐々に見る目を変えてシートバッティングでの逢坂の投球術を見てからは評価をする様になり「おっさん」もしくは「親父」呼ばわりしながらも女房役として奮闘しチームの勝利を目指して日々、成長中である。シーズン途中からペレスのトレードによってチームの正捕手となり、逢坂の相棒役になる。徐々に逢坂のリードの仕方を覚えつつあるも、逢坂の心臓に毛が生えた大胆な配球と悪魔的なとんでもない勝負度胸には圧倒されっぱなしで「食えねえオヤジ」と言っている。 エドガー・パウエル シーズン途中でチームに加入したベテラン選手であり、メジャー通算500本塁打の強打者で全盛期には40・40を達成しているスター選手。ポジションはDHで背番号は25。 傍若無人な性格であり、スタジアムのロッカールームに自身専用のソファーを持ち込み、ロッカーも二人分使っている。逢坂のことは当初は『4A投手』と酷評しており、同時期に加入したケンプとも相性が悪いが、シーズンを戦っていく中で逢坂のことを徐々に認め始め、互いに歪みあいながらも共に戦っている。 ジェフ・ケンプ パウエルと同時期にチームに加入したベテラン選手であり、勝負強いバッティングが持ち味でミスタークラッチの異名を持つ。ポジションはザードで背番号は21。 典型的な白人至上主義者であり、有色人種を下に見ており白人以外とは喋る事は滅多にない。試合の前と後にシャワーを浴びるルーティンがあり、アスリーツに入団初日に逢坂とシャワー室で乱闘騒ぎを起こした。パウエルとは水と油な関係で逢坂とも歪み合う仲。 エンゲルト・バッケンマイヤー シーズンの途中でトレードでチームに加入した、ターミネーターの異名で呼ばれるメジャー屈指の大物クローザーであり、ロイが逢坂に変わる新たなクローザーとして獲得した。クローザーとしてどんなピンチにも動じず常に平常心で逆上する事もない事からターミネーターの異名がつけられ、タローからは『クローザーをするために生まれた男』と言わしめる程。背番号は41。 感情を表に出さない寡黙な性格だが、内心は負けるのが嫌いな性格で息子相手のゲームでも手加減せずに勝ちに行くほど。逢坂とは加入当時から良好な関係を保っている。 100マイル近いフォーシームと97マイル近いツーシームとカットボールにチェンジアップが武器。 ロイ・ビーズ アスリーツのゼネラル・マネージャー。無慈悲かつ冷静沈着なチームの最高権力者。独自の指標であるセイバーメトリクスにより、打率よりも四球を多く選べる出塁率の高い無名の選手を安く集めたり送りバントや盗塁を否定し、全く新しい思考で給料が低い集団で常に優勝を狙える球団を仕立て上げている。投手に関しては球速至上主義で逢坂の常時90マイルしか出ない速球には最初から何の価値も見出していない。モデルは映画にもなった実在のビリー・ビーン(オークランド・アスレチックスのGM)。[要出典]
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