オークモントのコース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 07:28 UTC 版)
「オークモントカントリークラブ」の記事における「オークモントのコース」の解説
コースはヘンリー・ファウンズがその生涯で唯一設計したもので、1903年に開場した。リンクスコース建設に適していると考えられた古い農地を150人の作業員と20頭ほどのラバのチームが1年をかけて造成した。アレゲニー川沿いに立地したコースは、ウォーターハザードがなく、また2007年以降は樹木類もほとんどない。200ほどのバンカーがあり、USGA によるコースレートは77.5で、ゴルフ界では全米で最も難しいコースの一つとされている。巨大で起伏がきつく、極めつけに高速なグリーンを持つ。1940年代後半、ペンシルベニアターンパイク建設のために8番ホールを左に数ヤード動かした以外はすべて建設時のオリジナルのまま保たれている。もともとリンクススタイルのコースだったが1950年から1960年にかけて多数の木が植えられた。これらは1994年の全米オープン後に除去が始まり、2007年の改修時だけで5,000から7,000本が伐採された。グリーンの植栽はポアアヌア(スズメノカタビラ)で、メンバーがプレーする際のパーは71となっている。 コースはその傾斜でも有名で、特に1番、3番、10番、12番の各ホールは砲台型のグリーンを持つ。 オークモントの最も有名なハザードの1つは、3番ホールと4番ホールの間にある「チャーチピュー(教会の会衆席)」バンカーである。100 × 40ヤード(91 x 37 メートル)の大きさを持ち、その中に芝生の生えた直線状の尾根が12本並んでおり、教会の会衆席に似ていることからこの名称で呼ばれている。 長年にわたりオークモントのバンカーは通常よりも幅の広いレーキ(熊手)が使用され、これで砂を均すと深い溝が生じた。しかしこれが使用されたのは1962年の全米オープンが最後となり1964年にはクラブから姿を消した。
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