きびとは?

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機微

読み方:きび

機微とは、表面上は分かりにくい人の心の微細動き物事移り変わりのことである。

「機微」の≪機≫の字は「機知」のように心の動き指したり、「心機」のように事の移ろい・趣を指したりする意味がある。「機微」の≪微≫の字は「微細」のように非常に小さいことを指したり、「微妙」のようにはっきりしないことを指したりする意味がある。このことから、「機微」は「心や物事の非常に小さな変化働き」を表す言葉であることがわかる。

「機微に触れる」は人の心の微妙な動き感じることである。「人情の機微に触れる」という表現で「さりげない親切心感じる」という意味合いでも使用できるが、「そのことは彼女の機微に触れ話題だ」といった用法で「軽々しく話題にして粗雑に扱うべきでない、彼女にとって繊細問題」といった意味合いでも用いられる。

「機微をうがつ(穿つ)」は、人の本質や微妙な心理状態を的確に表現するといった意味合い用いられる。「機微に聡い」は、人の感情物事変化些細な変化感じることに長けているといった意味合い用いられる。「機微を捉える」は、物事移り変わることを敏感察知するといった意味合い用いられる。「機微」の複合語である「機微情報」は、センシティブデリケート個人情報を指す。


「機微」がセンシティブ心理微細物事動きを表しているのに対し、「隠微」は「表には表れず非常に分かりにくい確実に存在している」といったニュアンスを伴う。「隠微」の対義語は「顕著」である。

きび【吉備】

上代山陽道にあった国。のち、備前(びぜん)・備中(びっちゅう)・備後(びんご)・美作(みまさか)の四国となる。現在の岡山県全域広島県東部


きび【×黍/×稷】

《「きみ」の音変化

イネ科一年草。高さ約1メートル幅広の剣状。夏から秋にかけ、の頂に多数花穂をつけ、実ると垂れる。実は2ミリほどの扁球形で、白または黄色インド原産で、古くから穀物として栽培。ウルキビ・モチキビなど多く品種がある。《 秋》「—刈て檐(のき)の朝日土間に入る/子規

トウモロコシの別名。

黍/稷の画像
黍/稷の画像
キビの実
黍/稷の画像

き‐び【×驥尾】


き‐び【機微】

表面だけでは知ることのできない、微妙なおもむき事情。「人情の機微に触れる」


き‐び【××縻】

[名](スル)《「羈」は馬の手綱、「縻」は牛の鼻綱の意》つなぎとめること。また、そのもの束縛

人心束縛—せず」〈村田文夫・西洋聞見録〉


き‐び【気味】

《「きみ」の音変化。また「び」は「味」の漢音とも》気持ち心持ち

「—が悪くって居ても起(た)っても居られませんもの」〈漱石琴のそら音


キビ


きび【吉備】

古代山陽道にあった国。天武持統両天皇のころ、備前備中備後の三か国に分かれ和銅六年(七一三備前国から美作国分かれ四か国となる。現在の岡山県広島県東部にあたる。吉備の国


きび【吉備】

姓氏一つ


き‐び【己未】

〔名〕 十干十二支とを組み合わせたものの第五六番目。つちのとひつじ。→干支(えと)


き‐び【機尾】

〔名〕 飛行機のうしろの部分

新兵読本(1959)〈関野英夫〉四「対潜哨戒機の機尾に装備されているものは」


き‐び【機微】

〔名〕 かすかなしるし。表面にはあらわれない、微妙なおもむき。幾微。

吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四「人情の機微に立ち入った事を云はれても頓と感じがない」


き‐び【気味】

〔名〕 (「きみ(気味)」の漢音よみとも、「きみ(気味)」の変化した語ともいう)

物のにおいと味。きみ。

色葉字類抄(1177‐81)「気味 飲食キビ

おもむきまた、様子。きみ。〔日葡辞書(1603‐04)〕

俳諧毛吹草(1638)六「よききびにかひしうつらの高音哉〈肥前衆〉」

心持気持気分。きみ。

*虎明本狂言萩大名室町末‐近世初)「一口くふてみたひきびか有よ」

いくらかその傾向にあること。また、その傾向。きみ。


き‐び【癸未】

〔名〕 十干十二支とを組み合わせたものの第二〇番目。みずのとひつじ。→干支(えと)


き‐び【綺靡】

〔名〕 はなやかで美しいこと。あでやかであること。華美

文華秀麗集818)序「或気骨彌高。諧風騒声律。或軽清漸長。映綺靡於艷流


き‐び【羈縻】

〔名〕 (「羈」は、馬のたづな、「縻」は、牛の鼻につけて引く綱) つなぎとめること。つながれること。また、その綱。羈絆束縛

三教指帰797頃)中「顧世俗、纏縛貪慾、煎心意、羈縻愛鬼、燋精神


き‐び【驥尾】

〔名〕 (「驥」は、千里をはしる名馬すぐれて足の早い馬の尾。多くすぐれた人のうしろのたとえにいう。

参天台五台山記(1072‐73)四「豈異驥尾乎」


きび【黍・稷】

〔名〕

① (「きみ(黍)」の変化した語) イネ科一年草東アジアから中央アジア原産で、穀物として新石器時代から、ユーラシア栽培され、日本には彌生時代大陸から渡来し、現在では主に北海道広島県徳島県熊本県などで栽培されている。稈(かん)は直立叢生して、高さ一メートル以上になる。互生し、細長い剣状で幅約一・三センチメートル葉鞘(ようしょう)とともに長い毛を密生する。秋、茎頂から円錐形花穂をたれる。きみ。こきび。《季・秋》 〔観智院本名義抄(1241)〕

植物もろこし蜀黍)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕


きび (黍)

Panicum miliaceum

Panicum miliaceum

インド東部原産です。わが国へは弥生時代中国から渡来しました古くから五穀のひとつとされ、盛んに栽培されてきましたが、今では長野県岩手県細々栽培されている程度です。うるち種ともち種があり、高さは1~2メートルになります。種子黄色いことから古くは黄実(きみ)と呼ばれ、それが転訛して「キビ」となりました。種子は、うるち種は炊き込み用に、もち種は蒸して餅や飴、また粉にして団子などに加工されます。家畜飼料になります。 写真は、もち種の「きび信濃1号」。
イネ科キビ属一年草で、学名Panicum miliaceum。英名は European millet, Common millet
イネのほかの用語一覧
カンチク:  寒竹  稚児寒竹
キビ:  糠黍  黍
クサヨシ:  十和田葦  斑入り草葦  草葦

吉備

読み方
吉備きび

キビ

(きび から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/02 02:24 UTC 版)

キビ(黍、稷、学名:Panicum miliaceum)は、イネ科一年草で、穀物の一種。日本では五穀の一つとされる。




  1. ^ 文部科学省、「日本食品標準成分表2015年版(七訂)
  2. ^ a b c d e 平 宏和『雑穀のポートレート』錦房、2017年、4頁。
  3. ^ a b c 林弘子 1998, p. 94.
  4. ^ 『新編 食用作物』 星川清親 養賢堂 昭和60年5月10日訂正第5版 p353
  5. ^ a b c d 林弘子 1998, p. 95.


「キビ」の続きの解説一覧

きび

出典:『Wiktionary』 (2017/10/21 10:19 UTC 版)

名詞

きび、禝、粢】

  1. トウモロコシ別称

同音異義語





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