機微
読み方:きび
機微とは、表面上は分かりにくい人の心の微細な動き、物事の移り変わりのことである。
「機微」の≪機≫の字は「機知」のように心の動きを指したり、「心機」のように事の移ろい・趣を指したりする意味がある。「機微」の≪微≫の字は「微細」のように非常に小さいことを指したり、「微妙」のようにはっきりしないことを指したりする意味がある。このことから、「機微」は「心や物事の非常に小さな変化や働き」を表す言葉であることがわかる。
「機微に触れる」は人の心の微妙な動きを感じることである。「人情の機微に触れる」という表現で「さりげない親切心を感じる」という意味合いでも使用できるが、「そのことは彼女の機微に触れる話題だ」といった用法で「軽々しく話題にして粗雑に扱うべきでない、彼女にとって繊細な問題」といった意味合いでも用いられる。
「機微をうがつ(穿つ)」は、人の本質や微妙な心理状態を的確に表現するといった意味合いで用いられる。「機微に聡い」は、人の感情や物事の変化の些細な変化を感じることに長けているといった意味合いで用いられる。「機微を捉える」は、物事が移り変わることを敏感に察知するといった意味合いで用いられる。「機微」の複合語である「機微情報」は、センシティブでデリケートな個人情報を指す。
「機微」がセンシティブな心理や微細な物事の動きを表しているのに対し、「隠微」は「表には表れず非常に分かりにくいが確実に存在している」といったニュアンスを伴う。「隠微」の対義語は「顕著」である。
機微とは、表面上は分かりにくい人の心の微細な動き、物事の移り変わりのことである。
「機微」の≪機≫の字は「機知」のように心の動きを指したり、「心機」のように事の移ろい・趣を指したりする意味がある。「機微」の≪微≫の字は「微細」のように非常に小さいことを指したり、「微妙」のようにはっきりしないことを指したりする意味がある。このことから、「機微」は「心や物事の非常に小さな変化や働き」を表す言葉であることがわかる。
「機微に触れる」は人の心の微妙な動きを感じることである。「人情の機微に触れる」という表現で「さりげない親切心を感じる」という意味合いでも使用できるが、「そのことは彼女の機微に触れる話題だ」といった用法で「軽々しく話題にして粗雑に扱うべきでない、彼女にとって繊細な問題」といった意味合いでも用いられる。
「機微をうがつ(穿つ)」は、人の本質や微妙な心理状態を的確に表現するといった意味合いで用いられる。「機微に聡い」は、人の感情や物事の変化の些細な変化を感じることに長けているといった意味合いで用いられる。「機微を捉える」は、物事が移り変わることを敏感に察知するといった意味合いで用いられる。「機微」の複合語である「機微情報」は、センシティブでデリケートな個人情報を指す。
- 彼は海外情勢の機微を捉えて新たなビジネスをいち早く考案した。
- 万葉集を読むことで歌人の機微に触れ、現代も変わらぬ自然の美しさを感じた。
- 場をわきまえずにむやみに人の機微をうがつような行動は慎んだ方がいい。
「機微」がセンシティブな心理や微細な物事の動きを表しているのに対し、「隠微」は「表には表れず非常に分かりにくいが確実に存在している」といったニュアンスを伴う。「隠微」の対義語は「顕著」である。
きび【吉備】
きび【×黍/×稷】
《「きみ」の音変化》
1 イネ科の一年草。高さ約1メートル。葉は幅広の剣状。夏から秋にかけ、茎の頂に多数の花穂をつけ、実ると垂れる。実は2ミリほどの扁球形で、白または黄色。インドの原産で、古くから穀物として栽培。ウルキビ・モチキビなど多くの品種がある。《季 秋》「―刈て檐(のき)の朝日の土間に入る/子規」
2 トウモロコシの別名。
き‐び【×驥尾】
き‐び【機微】
き‐び【×羈×縻】
き‐び【気▽味】
きび (黍)


●インドの東部が原産です。わが国へは弥生時代に中国から渡来しました。古くから五穀のひとつとされ、盛んに栽培されてきましたが、今では長野県や岩手県で細々と栽培されている程度です。うるち種ともち種があり、高さは1~2メートルになります。種子が黄色いことから古くは黄実(きみ)と呼ばれ、それが転訛して「キビ」となりました。種子は、うるち種は炊き込み用に、もち種は蒸して餅や飴、また粉にして団子などに加工されます。茎も家畜の飼料になります。 写真は、もち種の「きび信濃1号」。
●イネ科キビ属の一年草で、学名は Panicum miliaceum。英名は European millet, Common millet。
吉備
姓 | 読み方 |
---|---|
吉備 | きび |
キビ
きび
禝
稷
粢
黍
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