きび (黍)
●インドの東部が原産です。わが国へは弥生時代に中国から渡来しました。古くから五穀のひとつとされ、盛んに栽培されてきましたが、今では長野県や岩手県で細々と栽培されている程度です。うるち種ともち種があり、高さは1~2メートルになります。種子が黄色いことから古くは黄実(きみ)と呼ばれ、それが転訛して「キビ」となりました。種子は、うるち種は炊き込み用に、もち種は蒸して餅や飴、また粉にして団子などに加工されます。茎も家畜の飼料になります。 写真は、もち種の「きび信濃1号」。
●イネ科キビ属の一年草で、学名は Panicum miliaceum。英名は European millet, Common millet。
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