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MSX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/31 07:52 UTC 版)

MSX(エム・エス・エックス)とは、米マイクロソフトアスキー(後のアスキー・メディアワークス)によって提唱された8ビット16ビットパソコン共通規格の名称である。1983年に最初の規格であるMSX(通称「MSX1」[1])が提唱され、1985年にはMSX2、1988年にはMSX2+、1990年にはMSXturboRが提唱された。MSXはこれらの総称でもある。


注釈

  1. ^ アスキーによる『マイクロソフト戦記―世界標準の作られ方―』(著:トム佐藤)の紹介記事の中では、本来ならマイクロソフトがMSXソフト開発キットをヨーロッパで発売すべきだったと指摘されている。また、同著では佐藤自身がアスキー側に「マイクロソフトが信頼できないのなら、アスキーがイギリスに拠点を置いてはどうか」と説得したものの失敗に終わったことが語られている[3]
  2. ^ Z80はI/O専用のアドレス空間が用意されている為明示的にメモリ空間と表記する。
  3. ^ ただし、セカンダリスロットは再帰的な拡張を想定していないため、セカンダリスロット拡張を行う機器は、セカンダリスロットへの接続が出来ない。見かけは一つのカートリッジであっても、複数のデバイスを収めるために内部的にスロット拡張をしていたμ・PACKやMSX-DOS2カートリッジ、拡張スロットなどの周辺機器がこの制限にあたり、プライマリスロットへの挿入以外では動作しなかった。
  4. ^ Z80は制限付きで16bitのI/Oアドレス空間を確保することが可能な仕様となっている。
  5. ^ 着脱時に電源を切る機構は一部機種にあり、カートリッジが正常に装着されるとこの機構がキャンセルされ電源が入るようになっていた。
  6. ^ 設計当時コンポジット映像入力対応のテレビの普及率が低かったため。
  7. ^ 例えばフランス語アルファベットのÉ, é、À, È, Ù, à, è, ù ,Â, Ê, Î, Ô, Û, â, ê, î, ô, û , Ë
  8. ^ MSX1の時点では半角文字の80カラム(1行80桁)表示も不可能だった。また、漢字ROMの仕様はあったが、漢字の表示に関しても当初は統一仕様が存在せず、それを漢字ROMを標準搭載するマシンはごく限られた
  9. ^ 規格の上では、いくつかの特定の3つのキーの組み合わせは動作の整合性が図られたが、それ以外の3つ以上のキーが同時に押下された場合の入力の整合性は保証されていない。
  10. ^ その結果、キーボードのコネクタは機種によって異なり流用などは困難である。
  11. ^ 但し、販売については多くのトラブルを生んだ。
  12. ^ MSX3という名称にはならなかったが、MSX2が発表された1985年前後には、Z80互換の16bitCPUのZ280、VDPはV9948、音源はMSX-AUDIO(Y8950)という内容でMSX3が計画されていたという資料が存在している[29]。別の証言では、コードネームはTryX、CPUはZ80互換の高速CPU、VDPにはV9978かV9998とナンバリングされたVDPが予定されていたが、VDPの開発の遅れから高速CPUであるR800のみがMSXturboRに搭載されたとされる[30]
  13. ^ 後年に開発されたMSX3[31]とは異なる。そちらはMSX3.1となる予定[32]
  14. ^ 後に青井大地に改名
  15. ^ 2013年本田技研工業オートバイグロム(海外名:MSX125)を発売する際、同年2月25日にMSXライセンシングコーポレーションがオートバイの商標として登録5717616で「MSX」を出願した。
  16. ^ 後にWikipediaのサーバーで使われているnginxを制作することになる、カザフ・ソビエト社会主義共和国生まれのイーゴリ・シソエフИгорь Сысоев)は、 nginxのユーザー会のために2014年に来日した際に、学校で日本の「YAMAHA」に出会ったことがきっかけでコンピュータサイエンスの道に進んだことを公言した[48]
  17. ^ HB-G900シリーズは、日本ではソニー製MSXの最上位機種として「HitBit PRO」の愛称で1986年に発売されたSONY HB-F900シリーズの欧州版である。「AVクリエイター」の愛称で販売された周辺機器のHBI-F900と組み合わせることで、家庭でスーパーインポーズやモザイク処理など「プロ並み」のビデオ編集ができることがウリであり、HB-F900の本体価格が148,000円、「AVクリエイター」も64,800円とビデオ編集機としては安価なことから、日本でも結婚式や運動会などの用途で重宝された(なおソニーは業務用ビデオ編集機として「SMCシリーズ」と言う別のラインがあり、業務用や宇宙開発用としてMSX機を使うことは本来は想定されていない)。
  18. ^ ただし、当時のソ連にテクノやDTMが存在したことが西側諸国に知られるのは、ソ連崩壊後のことである。

出典

  1. ^ 鎗田竜一・宮崎暁・清水真佐志『MSX2 テクニカル・ハンドブック』 アスキー出版局 15ページ
  2. ^ a b 【伝説のパソコンMSX】仕掛け人がついに明かす「失敗の本質」”. ダイヤモンド・オンライン (2020年12月26日). 2022年9月1日閲覧。
  3. ^ a b c d e f ビル・ゲイツ大激怒!? マイクロソフト側から見たMSXの物語:MSX31周年”. 週刊アスキー (2015年3月13日). 2022年9月5日閲覧。
  4. ^ 第2回 ゲームもできるコンピューター入門機「MSX」
  5. ^ MSX2 テクニカルハンドブック 1章 MSX-VIDEOの構成
  6. ^ 第1回 日本のPC史を振り返る(前編)~PC-9801の時代
  7. ^ 那野比古・著『アスキー 新人類企業の誕生』(1988年文藝春秋) - 当時アスキーに在籍していた塚本慶一郎の発言。
  8. ^ 日本パソコン史のはじまりとも言える、NEC PC-8001の誕生を振り返る”. インプレス. 2022年5月8日閲覧。
  9. ^ 滝田誠一郎・著『電脳のサムライたち-西和彦とその時代』(1997年、実業之日本社) - 初出は雑誌『実業の日本』1996年5月号から連載の『電脳のサムライたち』。
  10. ^ 「ホットランダムニュース」『パソコン大図鑑84』渡辺茂監修、講談社、1983年、p.87
  11. ^ トム佐藤『マイクロソフト戦記 世界標準の作られ方』新潮新書、2009年、p.53
  12. ^ MSX2テクニカルハンドブック Appendix A.6 I/O マップ
  13. ^ I/O編集部「BIOS Number 0 規格統一問題を考える ユーザーにとってMSXとは何か。」『I/O』1983年12月号、pp.289-295
  14. ^ BCN This Week 1987年9月28日
  15. ^ BCN This Week 1986年9月15日 vol.178
  16. ^ MSX増設RAMカートリッジ 「らむまっくす2」 - 電子部品通販 M.A.D.
  17. ^ ESE Artists' Factory - Nice Memory! Ukkarikun
  18. ^ MSX2/2+/turboR用 16MBメモリー拡張カートリッジ | クラシックPC研究会
  19. ^ ASCII 1983年11月号, p. 108.
  20. ^ 藤田洋一『ビギナー必読 MSXウルトラ活用術』ナツメ社、1986年、p.45
  21. ^ 『MSXスーパーAV活用法 パソコンで創る映像と音楽』アスキー、1986年、p.120
  22. ^ 『MSXマガジン』1984年4月号、p.8。ヤマハ広告ページ。
  23. ^ MSX-Datapack turbo R 版 第4部1章 MSX-MIDIとは
  24. ^ 「ライトペンの世界を広げる MPC-X」『MSXマガジン』1984年12月号、p.143
  25. ^ 『MSXスーパーAV活用法 パソコンで創る映像と音楽』アスキー、1986年、p.64
  26. ^ MSXでSG-1000のゲームを動かすためのアダプタ「MEGA MSX ADAPTER」”. AKIBA PC Hotline (Impress Watch) (2018年9月25日). 2018年9月28日閲覧。
  27. ^ テクノソフト MSX2版『ヘルツォーク』開発記より
  28. ^ アスキー『MSX MAGAZINE 永久保存版』2002年12月24日発売 参照
  29. ^ 「西和彦Special Interview 次期MSXの全貌 ユビキタスMSXが焦点」『MSX MAGAZINE 永久保存版 2』アスキー書籍編集部編著、アスキー、2003年、pp.60-61.
  30. ^ 「超速コンパイラMSXべーしっ君たーぼとR800の秘密! 岸岡和也×鈴木仁志」『MSX MAGAZINE 永久保存版 2』アスキー書籍編集部編著、アスキー、2003年。p.68。
  31. ^ 「MSX3」のロゴマークが公開! 用途別に3種類が登場”. GAME Watch (2022年9月22日). 2022年10月31日閲覧。
  32. ^ 西和彦氏が「MSX 3.1」の写真を公開。複数モジュールを組み合わせたパワフルなマシンに”. 4Gamer.net (2022年10月13日). 2022年10月31日閲覧。
  33. ^ プログラムの“いろは”を教えてくれたMSXとは・前編|【Tech総研】
  34. ^ NIGORO
  35. ^ MSX電遊ランド開催、西和彦氏がMSXの公式エミュレータ提供を明言”. PC Watch (2000年8月21日). 2012年9月3日閲覧。
  36. ^ GR8BIT(MSXを使用した教材)のお問い合わせ
  37. ^ GR8BIT(MSXを使用した教材)のお問い合わせ
  38. ^ 『MSX MAGAZINE 永久保存版』アスキー書籍編集部編著、アスキー、2003年。p.89
  39. ^ a b c d e f g h 前田 2020, pp. 50–52, 世界各国で発売されたMSX.
  40. ^ Computerworld - Poll resultaten”. 2014年10月13日閲覧。
  41. ^ 『MSX MAGAZINE 永久保存版 2』アスキー書籍編集部編著、アスキー、2003年。p.160。
  42. ^ 『MSX MAGAZINE 永久保存版 2』アスキー書籍編集部編著、アスキー、2003年。p.162。
  43. ^ 『MSX MAGAZINE 永久保存版3』アスキー書籍編集部編著、アスキー、2005年。
  44. ^ MSX - Television Tropes & Idioms
  45. ^ Samuel Evans’ Research » CoCom Lists CoCom Lists - 1985 - 1985年のイギリスの禁輸品リスト。 "They fall within the scope of sub-item h 1 ii a and are micro-processor based systems having a word length of more than 16 bit;"(P.41 IL1565>12>b>6>ii))
  46. ^ Soviet Digital Electronics Museum -- YAMAHA YIS805(KYBT2 MSX2) -- Ямаха YIS805(КУВТ2 MSX2) -- Коллекция советской цифровой электроники "Teachers computer of the YIS805 / YIS503IIIR classroom network."
  47. ^ ソヴィエト・ロシアのパソコン黎明期 - classic 8-bit/16-bit topics
  48. ^ 三浦美沙 (2014年6月25日). “Nginx ユーザ会 #0 に行ってきました!”. ハートビーツ. 2022年9月30日閲覧。
  49. ^ インターネット以前:ソ連製PCトップ11 - ロシア・ビヨンド
  50. ^ ソニーHB-G900AP
  51. ^ 全国書誌番号:00052411
  52. ^ a b c d e 「MSX MAGAZINEの広告に見るあのMSXギャル!?たちに注目っ!」『MSXマガジン』1988年5月号、pp.121-122
  53. ^ 『MSXマガジン』1984年11月号。裏表紙の東芝広告。
  54. ^ 『MSXマガジン』1986年2月号。裏表紙の東芝広告。
  55. ^ 学習研究社編『MSXパソコン比較大図鑑 全機種・全ソフト徹底ガイド』学習研究社、1984年、p.72
  56. ^ 「なんでもかんでもアシュギーネ」『MSXマガジン』1988年3月号、pp.108-111
  57. ^ 『MSXマガジン』1985年1月号、p.2。カシオ計算機広告ページ。
  58. ^ 『MSXマガジン』1985年8月号、pp.18-19。カシオ計算機広告ページ
  59. ^ まなぶくんの修理”. 丸真商店. 2019年2月21日閲覧。
  60. ^ MSX(5)ビデオタイトラー”. Good Old Bits. 2016年2月17日閲覧。





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