PC-6001
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PC-6000シリーズ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 01:01 UTC 版)
PC-6000シリーズは、日本電気 (NEC) の子会社である新日本電気(後のNECホームエレクトロニクス)が発売したパーソナルコンピューターである。
- ^ アスキー書籍編集部『みんながコレで燃えた! NEC8ビットパソコン PC-8001・PC-6001 永久保存版』アスキー、2005年、17頁。
- ^ a b 「チップチューンのすべて All About Chiptune: ゲーム機から生まれた新しい音楽」 - ISBN 4-416-61621-X、ISBN-13:978-4-416-61621-5。
- ^ a b 日本電気社史編纂室『日本電気株式会社百年史』日本電気、2001年、655頁。
- ^ 佐々木潤 2013, p. 9.
- ^ “日電、新日電低価格パソコン強化、7月1日から発売―漢字ROMなど装着。”. 日経産業新聞: p. 6. (1983年6月29日)
- ^ a b c ASCII 1982年8月号, p. 64.
- ^ a b ASCII 1983年2月号, p. 27.
- ^ ASCII 1983年10月号, p. 160.
- ^ ASCII 1983年10月号, p. 154.
- ^ http://000.la.coocan.jp/p6/talk.html にて、μPD7752とTALKコマンドの説明がされている。
- ^ ASCII 1983年10月号, p. 156.
- ^ a b ASCII 1983年10月号, p. 157.
PC-6001
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 03:35 UTC 版)
「PC-6000シリーズ」の記事における「PC-6001」の解説
1981年11月10日に発売。メーカー希望小売価格は8万9800円。 アイボリーとブラウンを基調とした筐体に、オレンジ色の特殊キー群をアクセントとしたデザイン。当時の家庭用としては画期的ともいえるカラーのハイレゾグラフィック、ひらがな表示、三重和音のPSG音源、ジョイスティックインターフェース標準搭載などを特徴とし、パピコンの愛称が付けられていた。標準添付のマニュアルは32ページの取扱説明書と30ページのコマンドリファレンス「N60-BASIC活用表」のみで、それを補完する形でA4横開き284ページの教則本「みんなで使おうBASIC」が2500円で別売された。 本体に付随しているキーボードは、全てのキーが横長の直方体に近い形で、相互に離れて並んでいる独特の形状(いまでいうアイソレーションキーボード状)である。これは、アプリケーションごとにオーバーレイシートを載せ替えて使うことを意図したものである。また、かなキーの横に赤いランプがあり、かな入力モード時に点灯する。なお、輸出用のPC-6001Aでは一般的なタイプライタ風キーボードを採用した。 当時のNEC社内での開発コードは「PCX-05」で、VDPはモトローラのMC6847互換の三菱電機製のM5C6847P-1とモジュレータを採用。映像出力はコンポジット映像信号およびテレビ接続を用いたためあまり鮮明なものではなかった。しかし、『ポートピア連続殺人事件』等では2色モード時の色のにじみを逆手にとって表現力を高めるというApple II等のソフトウェアで使われたものと同様のテクニックがよく使われた。VRAMは主記憶上に配置され、最大2画面分もつことができた。うち1画面はテキスト専用である。なお、RAMを拡張すると最大4画面分もてた。当時としては珍しく、画面(ページ)を切り替えながら使えた。キーボード上にページ切り替えボタンが配置されている。画面数は、BASICの起動時のHow Many Pages?という入力要求に対してユーザーが明示的に指定する。なおPC-8000シリーズやPC-8800シリーズなどとは異なり、テキストとグラフィックの重ね合わせはできず、グラフィックモードでの文字表示はグラフィックとして描画されたが、文字表示が非常に遅くなる。音声はスピーカーを内蔵しているほか、外部出力端子を持つ。 カートリッジスロットを1個持ち、RAMを32キロバイトまで拡張可能であるほか、カートリッジを3個まで接続可能とし背面にフロッピーディスクインターフェースを持つ「拡張ユニット」(PC-6011)、ディスク関係のBASIC命令の強化や、CIRCLE/GET/PUT/RENUM/HEX$/BSAVE/BLOAD拡張がなされた「N-60拡張ベーシック」(PCS-6001R)、5.25インチ、片面倍密度、143キロバイトの「フロッピーディスクユニット」(PC-6031)、音声合成ができる「ボイスシンセサイザー」(PC-6053) 等の接続が可能。フロッピーディスクドライブはオプションの拡張ユニットに接続し、基本のPC-6031および増設用のPC-6032で最大2台。 ジョイスティックインターフェースはD-sub9ピンでAtari_2600のピンアサインを拡張したものを採用。ピン配列上は2トリガ分の入力端子があるが、BASICの命令が対応しているのは1トリガだけである。 テレビCMでは「NECのパピコン」の名を前面に出し、家族で「ジャンケンポン、カセットポン♪」と順番に楽しむ使い方を提案。二次記憶装置などからの読み込みを必要とせず、挿入するだけで使えるROMカートリッジで供給されるソフトウェアによる、後のファミリーコンピュータやMSXで広まったような「気軽に使える家庭向けコンピュータ」をアピールした。CMでの家族の父親役には川津祐介を起用した。 すがやみつるによる子供向けパソコン入門漫画「こんにちはマイコン」でもターゲット機種となった。 日本国外では北アメリカ大陸でNEC TREKの愛称でPC-6001Aを発売、またイラクの国営メーカー、「Al Warkaa」がアラビア語版のPC-6001を発売。
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