二次記憶装置とは? わかりやすく解説

補助記憶装置

(二次記憶装置 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/08 16:57 UTC 版)

パーソナルコンピュータのハードディスク
IBMディスクパック

補助記憶装置(ほじょきおくそうち、: auxiliary storage (device/unit)[1], backing storage, auxiliary memory unit[2])は、記憶装置の分類で、外部バスに接続され、CPUが入出力命令で操作するものを示す。通例コンピュータで扱うデータを永続化するために使用される不揮発性メモリである。

メインのバスに直接接続され、作業用にデータを一時的に展開する目的で使われる主記憶装置メインメモリ)と比較すると、低速(高レイテンシかつ低スループット)だが大容量である。二次記憶装置[3](にじきおくそうち、: secondary storage (device/unit))などとも呼ばれる。

分類

記録媒体の種類や記録方式、アクセス方式、設置場所、記録媒体が取り外せるか否か、書き換えられるか否か、などの分類がある。なお、以下のいくつかの属性は、「補助」記憶装置に関係なく、記憶装置一般の分類である。以下のリストは、網羅するものではない。

  • 読み書きの制限
  • シーケンシャルアクセスランダムアクセス[注釈 1]
  • コンピュータに内蔵される「内蔵型」と、コンピュータの外部に置かれる「外付型」があるが、内蔵型のドライブを取り付けて外付型として使うための筐体、といったような商品が市販されており容易に入手可能なことからもわかるように、普通は全く意味のある分類ではない。
  • 取付け取外し可能(リムーバブルメディア)か否か
  • コンピュータの動作中に取付け取外し(活線挿抜)可能か否か

ストレージの例

以下のリストは、網羅するものではない。

脚注

注釈

  1. ^ 前者はテープ媒体のようなもの、後者はディスク媒体やフラッシュメモリのようなものを指す。後者にしても主記憶のような粒度でランダムアクセスできるわけではない。一方でDECtape英語版のように、利用者に対してランダムアクセスに近い使い勝手を用意しているテープシステムもある。ランダムアクセスをサポートするデバイスでも、隣接データにはシーケンシャルアクセスをしたほうがキャッシュの効果により高速になることも多い。

出典

関連項目


二次記憶装置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 23:26 UTC 版)

記憶装置」の記事における「二次記憶装置」の解説

詳細は「補助記憶装置」を参照 二次記憶装置または補助記憶装置(英:Secondary storage)は、入出力チャネル等を使ってアクセスされる記憶装置を指す、大雑把な分類である。データ一次記憶バッファとの間で転送され利用される。二次記憶装置は電源切れてデータ失われない不揮発性である。また、価格一次記憶装置比べる桁違い安価である。結果として現在のコンピュータ一次記憶装置よりも大容量の二次記憶装置を備え、そこにデータ長期間記憶しておくことが多い。 現在のコンピュータは、二次記憶装置としてハードディスクドライブを使うのが一般的である。ハードディスク上のデータアクセスにかかる時間ミリ秒単位である。一方RAM上のデータアクセスにかかる時間ナノ秒単位である。これはハードディスク機械的に可動回転)する装置であるためで、メインメモリ比較すると約100万倍遅い。CDDVDなど光学ドライブはさらにアクセス時間長い。 二次記憶装置に使われる他の技術としては、フラッシュメモリUSBメモリなど)、フロッピーディスク磁気テープ紙テープパンチカードメインメモリとは異なRAMディスクZIPドライブなどがある。

※この「二次記憶装置」の解説は、「記憶装置」の解説の一部です。
「二次記憶装置」を含む「記憶装置」の記事については、「記憶装置」の概要を参照ください。

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